美しいつちに闇がおちても
太い月を見はなさぬ目がここにある
影がのびるか届くか広がるか潰えるか彩るか
刻みつけよう わからない 言葉のくずが
鳴るほうへまたたくのが みえる
夢のまた夢 ....
あなたの言葉が嬉しくて
甘いコーヒーを入れてみる
布団を干してパジャマをたたんで
やさしい小さい日曜日
良い一日になりますように
穏やかな日でありますように
今日もカップ一杯分の幸福を ....
音のない静かな夜に
ぼんやりとした目で
窓の外を見た
あの空に光が戻るまで
どのくらい待てばいい
何も分からない
ここがどこで
今がいつなのか
陰に沈んで
見つめて ....
夏の星座の下で
コカ・コーラとポテトチップス
行き場を
排除した僕らは
廃棄された遊園地で
誰も居ない遊園地で
こんな歌あったなと思いながら
夏の星座の下で
....
震えてた
ニシノカ●に
そんなもんじゃ震えない
そんなものは震えじゃないフザケンナって言いたくなるくらい
震えてた
痺れ、吐き気、寒気、全部本当のことだった
学園長が這い回ってた
PTA ....
「エキストラ・ウォーキング・ゾンビーズ」
あっちこっちで始まっていました
あっちもこっちも吹き飛ばされていました
僕のポジションは端っこでしたから
間違っても先頭にはならなりま ....
[妖怪(尻)べった]
肥大臀部を横向きにした姿の妖怪。
戸建の階段のカーブや集合住宅の脱衣所などに潜んでいる。
これを見ると妻に萎えてしまうようになる。
[妖怪ココゾ]
....
ねずみのかあさままくらして、
すやすやねむるこどもらの、
あたまにうつるふうけいは、
まっくらだったりまっしろだ。
えがおをみせたりなみだして、
ひとりぼっちですごしてる ....
死んだらおまえの守護霊になってやる
聞きたくない陰口伝えにきた
フォークもらっといて素手で食う
神様、仏様、ご先祖様、
ぼくは手を合わせて祈っていた。
目の前では先生が怒っていた。
神様、仏様、ご先祖様、
本当に手を合わせてぼくは祈った。
先生はいちにちにいちど烈し ....
じこひてい
もうそうは
ふたつのともだちの声で
たしかに言った
「おまえなんかいない」
「あなたはだれかであって“あなた”というひとはいない」って。
わたしはいるのに
....
疲れてグッタリした
きみの足を
マッサージするふりして
親指の付け根を舐めてみる
軽く酢の香りがして
舌先がピリッと
痺れる感じがとても良い
あと9本もあるから
それも嬉しい
純米辛 ....
ねじれ歪みながら
空を指す木々が
何かを言いたがっているのじゃない
何か言いたくなるのは
それを見ている私
そうやって
ねじれ歪みながらも
空をめざすのをやめないで
吹く風の中 ....
特異な衝動は
いつも側で息を荒くしている
誰もが異常な何かを
隠して忘れてしまうんだ
そこに居るんだよ?
僕の腹の底で
微笑ましくも目を座らせている
夥しい黒の獣達
暴いて ....
会いたいと言えば
会える距離なのに
会いたいと言える
距離ではないから
君の色はどんな色?
いじわるな質問ではないから
並んだ色鉛筆から
一本だけ取り出して
君の色で画用紙いっぱい塗ってみる
君の色はこんな色
赤 青 緑 黄色 黒 白
ご覧
僕が選んだ ....
ぼくのなかで何かが世界を拒絶している
ぼくのなかできみらを強く拒絶している
理由かい?新聞かTVを視れば分かるだろ
敵前逃亡と呼ばれても結構
卑怯者と蔑まされても結構
ぼくはぼくを守 ....
ログインして現代詩
日の出より先に現代詩
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玄関開けたら2秒で現代詩
スープの隠し味に現代 ....
二元論の世界で
君はこっちだよと
区別される
男は群れ
女は群れ
けれど
区別された側に馴染めず
かといって
もう一方とも馴染めない
気づけば陰口を
叩かれるよ ....
生きることに背を向けた
そんな経験あるでしょか?
頷く人も俯く人もいるかもね
私もその一人です
あなたもその一人です?
でしたらきっと多くの仲間がいるでしょう
....
【作品1】
「好き」
「嫌い」
あなたの嫌いは「嫌う」こと
そんなあなたを
どうして私が嫌えます
【作品2】
叶わぬ恋を憎めたら
どんなに楽になるだろう
....
てめえ、こんな時間に
COACHが開いてるわけねえだろっ!
うるせい、開いてると思ったんだよ!
バカ野郎、キャバクラじゃねえんだよ!
分かってるよ!
開いてなきゃ自分で開けりゃいいだけだろう ....
山鳩の遠く鳴く朝
僕は旅に出る
心は遠く動いている
窓の向こう
あの坂を下った道に
風が梢をさやがせて
あれは空に向かって高鳴る心臓
緑の葉が一枚 また一枚
流されてゆく
風 ....
「赤ちゃんは
この世に産まれたのが 苦しくて 怖くて 泣くのです」
と誰かが言いました。
笑わせないでください。
産まれたばかりの赤ちゃんは まだこの世なんて知らないのです。
あの ....
冷たい牛乳にガムシロップたっぷりいれて飲みたくなるような夜は、猫と描と字が似てるから、よくみ(ま)ちがえる。猫しか描かない絵描きは、ねこかき。いぬかきで泳ぐ。
さがしものは、た(か)らでしょうか?
いいえ、めでたいです。
おっちょこちょいから、めじから、うっとり、だめ、それから、やばい、とんずら、だから、うさぎ、またしても、いい、こいつめ、ぽあん、しばら ....
一番 つらかった時代のことを
あなたに 話した
放してみて 霞んだ生活に
何処か 懐かしさをも 感じながら
そんな筈はないと 律する心は 儚くて
もっと 吐けば 良かったのだろうと ....
地図を見ているだけでは分からなかった
山麓からゴンドラに乗り換えて頂上をめざす
青空 見下ろせば一面の銀世界に
「雪」と名前を呼んだら窓が白くくもった
標高1,400メートルを登る空中散歩 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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