目覚めても
夢が続くのか
岩穴に
風が吸いこまれていく

のぞく眼に
洞窟の奥でうつむく子どもが映る
近づけば
幼いままのぼくだ

小さいからだを
剃刀の風が
音を立てて
通 ....
血にまみれたままでは
だれも救えないと思い
顔に包帯を巻き付けてみた
そして何も見えなくなってしまいました

見えなくなればいいと望んだこと
心の奥で気付いていたのに
それからも逃げてい ....
辺りは静かで仄暗い
細かな気泡としなやかな水草だけが
照明の光を蓄えて揺れ動く
水槽の中を泳ぐアロワナは
夏の夜行列車に似ている

いつまでも眠れず、読書も捗らなかった
車窓に触れたゆび ....
裏庭にブリキのバケツをひっくり返して、置いておきました。

6月を迎え入れる準備です。

糸雨は
すまして
朝、早く
音もなく
いらっしゃるらしく

そんなおとずれ、ゆるしません。

あしあとをリ ....
一つ二つ華のひらを触って 感触と感触が繋がる
一つ二つずっど触っていたい アタシの官能が瞼を開くまで
今の刹那は止まるように願っている

真紅に露が弾ける華のひら 触り触れる感じるものは
熱 ....
簡単なものをつくる

それがほんとうはむずかしいのよ
そんな風に言いながらつくる

おいしい?
素早くきいてみる
返事をまたない

からっぽになっていたら
泡であらう
ぜんぶあら ....
沈丁花。



















甘く香る肢体から、溢れ出る想い。









 ....
ガラスの靴を履きたいんじゃない。
























王子様と、ロマンスしたいんで ....
開いて
閉じて
開き直る

胸のちょうつがいを
ギシギシ言わせて
自分の扉を開け放つ

隅から隅までよく見てみやがれと
立ち塞がった戸口の後ろで
気弱な本体が震えている

 ....
思考回路がゆっくりと麻痺していくのです。
たゆたう意識は熱に浮かされております。

分からなくなってきております。
私は、多分。
彼のことが、好きです。

でも、それは。
一時の病の様 ....
からだが重たくなった
   体重が増えたからではない
   筋骨の硬化・退行が増した だけなんだ

こころがうつろになった
   ゆめを無くしたからではない
   虹色の四次元が喪失した  ....
きゅうり草と言う 存在を 知った
きゅうりそう なのか きゅうりぐさ なのか
読み方も わかんない

けれど どっかこっか 爽やかな 
イメージばかりが 膨らんで

あなたが どうして  ....
ワシャ
もう、みんなに
迷惑かけたくないだよ
神様のそばに
行きてえだよ
だから
おめえ
ワシを
山さ連れてってくれ
おねげえだから
あの山さ
連れてってくれえ!

エベレス ....
拡がる電波

急かす最先端のその先を

終わりのない文明開化

空を見上げる度に

何かを忘れていった
投げキッス打ち返されている 投げキッス横取りされている こっそりでも戦車 夏の庭には自然が蔓延る
カマキリが三角頭をかしげ
雑草が繁茂して人間の通り道をふさぐ
その葉裏からわき出る蚊 這い出すヤスデ
ときには蜂が茂みに浮かぶ花を尋ねて
低く飛行する

手入れし ....
ある日クローゼットを開けると
床の上に散らばったネクタイの塊が
視界に飛び込んできた
どうしたものか…?と一瞬迷ったが、
とりあえずそのまま扉を閉めた

数日経って再びクローゼットを開ける ....
電話を切って鞄にしまう。空がけぶっている。触って舐めて愛したせいで欠損した展望の死骸である。ここにあるどの不足が、あなたをして涙ぐましい暴力を振るわせしむのか。水に潜ってまで夢を見ようとは思わない、と ....  実際的な、現実的な、即物的な悲しみばかりで夢も殆ど見ていない。夜は元来そうであったように、喧噪の抜け殻としてでは無く、朝焼けの胎動として息を吹き返す。双子の微笑むもう一つの夜を嫌悪するのは、何も自己 .... 狂ったのは俺のせいじゃない、ただほんの少し、運が悪かっただけ…シンクの中に今日食ったものをあらいざらいぶちまけてから、頭の中に蜃気楼のように浮かんだのはそんな言葉だった、それが、真実なのかどう .... 雨音さやかに静かなゆうべ
壁の時計の秒針だけが
雨と呼応しあしたをみてる
そんな静かなひとりのゆうべ

予定の書けない理由も捨てた
埃かぶった半年分が
国の決まりで宣告されて
終わった ....
鏡に写るのはきれいだから
嘘っぽく
見えてしまって

湖に写るのは歪んでるから
認めたくないと
手で隠してしまって

何も見ないでいれば良い
ありのまま、そのままいれば
いつかは見 ....
よく晴れた日の朝、公園の人々は僕に優しい。
それぞれの日課をこなす人、ふらりと散歩に来た人。
見ず知らずの人同士がお互いに軽くスマートな挨拶を交わす。
素晴らしい一日の始まりがここにある。
 ....
冬の到来を告げる鐘の音が、枯れ木の山に木霊する。
一日の仕事を終えてヒュッテに戻った老人が、冬支度に勤しむ。
老人は冬が大好きだ。ことにこの雪山においては。
誰も訪れず、誰とも喋らず、ゆった ....
白く輝く太陽が燦々と大地を照らす午後。
奇妙な男が一人、青い鳥を求めて森を彷徨う。
走り出すと思えば急に立ち止まり、そしてまた走り出す。
どうしても青い鳥が欲しいのだ。

立派な身なりも ....
きのうのうちに切り取っておけばよかった空が
手遅れで

防水加工じゃないんだ
雨除けフードならあるけれど

もっと気楽に撮りたい気分の日日が
続いているよ、そういうこと


(もう ....
はなかざりを編んでみたかった
いまはただ、そう思う
ガラス箱のような草のうえで
僕は声を持たない子ども

冷たい妹の胸に耳を当てて
見上げた空には白い斑が散っている
だれか、あの青いガラ ....
エベレスト
いや、エレベスト?
違うな
エロベスト?
ベストエロ?
麻美ゆまかっ!
まあ、なんでもいいけどさ
結局のところ
誰が運ぶかの問題じゃねえのか
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
膜の中での変身殿岡秀秋913/6/1 5:33
哀想笑い〜三月の晴れた日〜中村 くらげ1*13/6/1 2:25
図鑑に載らない動物sample10*13/6/1 0:26
つゆの音もだち 阿ト理恵10*13/5/31 23:14
雌の薔薇朝焼彩茜色413/5/31 23:07
朧月313/5/31 22:38
赤の足りない世界。世江113/5/31 21:59
シンデレラの言うことにゃ。113/5/31 21:50
ちょうつがいnonya23*13/5/31 21:46
風邪を引きました。茅野ゆき013/5/31 21:26
しじまのなかで  (七)信天翁2*13/5/31 20:38
キュリソー藤鈴呼2*13/5/31 20:28
最高齢登山者2花形新次113/5/31 20:21
空の木秋助1*13/5/31 15:44
投げキッス打ち返されている北大路京介213/5/31 13:35
投げキッス横取りされている413/5/31 13:35
こっそりでも戦車213/5/31 13:35
挽歌イナエ7*13/5/31 9:36
クローゼットに潜む魔夏美かをる25*13/5/31 3:01
浄化あるいは楽観的な疾患青土よし113/5/31 2:01
シナモンを飲み込み首を吊るニガー013/5/31 1:57
あらゆるものが性急なスピードでこぼれ落ちていくホロウ・シカ...4*13/5/31 1:38
雨音さやかに/無題連鎖もっぷ313/5/31 1:05
写るものムウ113/5/31 0:16
朝からの訓示ヒヤシンス5*13/5/31 0:05
湿気たマッチ1*13/5/31 0:03
自然体1*13/5/31 0:02
物語の断片もっぷ113/5/30 23:45
天使は川辺にてsample7*13/5/30 23:25
最高齢登山者花形新次113/5/30 23:09

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