いつか在る
火星の木々がそよぐように
火星の川がキラキラ光り流れるよう
今そこいる子どもたちが
我が星にて
笑顔で遊ぶ
火星のブランコ
火星の滑り台
火星のアスレチック
いつか訪れる ....
吐息
吐息
皮膚感覚
氷菓子
舌
冷える
絡ませて
こぼして
濡らして
シミ
みしみし
脳の音
かき混ぜて
かき混ぜて
ぐちゃぐちゃぐちゃ
吐息
吐息
2人で独りで3 ....
天国という名の池で
死を釣り上げる人がいる
町の猫たちは真夜中に駈けだし
虹色に輝く死を銜えるために
釣り人の周りに群がっている
僕の猫は平成十四年、夏
朝ごはんを残して
そのまま帰 ....
朝には朝が来て
朝日が昇るだろう
ミルクは泡立てられ
電車は回転する
三角の頂点で
わたしを放り出して
もう食べられないよ、
一生許さない
ドーナツを買いに行く
嘘のない道をあるくと
からだが黒ずんでたまらない
空き缶を選別する女たちに二千円をくれてやる
銀色を左へ曲がると
すぐに目的地だ
つたの洋館も
給水塔も
とうになくなってしまった ....
ママを食べてそだちました
すこしずつ千切ってさ
さいごのひとかけらになった日
ママは,さびしいと言って
おんなじ気持ちだったから
いそいで飲み込んであげた
わたしも,(ママ,) ....
もっと酸素を寄こしやがれ、俺をないがしろにすることは許さんぞ、ぼんくら共が。これが脳の言い分。
おまえだけの面倒見てんじゃねーんだよ、だいたい、大した役にも立ってねーじゃねーか今、おまえ。これが心臓 ....
北鎌倉辺りの
神社仏閣巡りをしている
じいさんばあさんが
泊まる宿屋の
関係者だったら
密かに
北枕にしてやって
おまえが
お参りされろって
ほくそ笑むのに
それは夜空に間に合うために広がっていく感情たち
受け止めてきた数々の摩擦を銀紙の画板に敷き詰めるように
あちこちで火花をおこしながら流れていく
想いたいことはたくさんあるくせに
掴めたのは ....
斜めに流れる傷が
浅くてホッとしている
壁紙を分けるような瞬間だった
カッターナイフがあるとは
思いもしなかった
いや知っていたはずだ
私は分厚いと
言い聞かせていた
何度 ....
電車の中での
周りの会話を
よく聞いてみ
すげえつまんない
ことを延々しゃべってるから
それに比べりゃ
俺の
長寿世界一のじいさんは
長寿世界二位のばあさんに
毒殺されたらしい
と ....
五人の人間 ....
電柱の先端で
おらを見下ろし
しわがれたドラ声でわめいている
グロテスクな鴉
「半生を懺悔せよ」と言わんばかりだ
....
奇数ばかりを並べる
偶数しか選ばない
そんなふうにおれらは生きてきた
奇数のあなたと
偶数のおれ
ショートカットが好きなんだよ こいつ
なんでおれと一緒になった?
やられた ....
おまえんちで幕府開いてやろうか
昨日が冷えて来る
避難訓練は満点が出ない
右から
左から
流れこんでくるfavorite
背中を駆けめぐり頭へ抜ける
溢れんばかりの眩しさと暖かさを受け止め
跳べる!
僕の心はグライダー
そうして
今日も
生きて ....
北の果てのとある国 閉ざされた凍えた大地 流氷漂う暗い海峡
灯台の灯りさえ今にも夜に飲み込まれそうなそんな港街
幾人かの荒んだ風体の若者達が流行りのリズムにあわせて
からだを揺らせながら焚火 ....
なにかになる
と願いながら、
まな板の上に
かみねんどが
しろく しろく
うずくまっていて。
なに者にも
なれないままに
ただ 干乾びていく。
....
決して退屈なことではないのに
夜空の静寂は
孤独な人間の沈黙とも
全然違ったりする
恋をすることで
時間が過ぎてゆくのを忘れるとき
最近の彼女は欠伸をする
だから僕には
彼女の欠伸 ....
{引用=
たわむほどに忍ぶ
ユリの葉は、こらえきれず
重き玉露を 弾いてみせた
その 砕ける音を
耳にしたような気がしたのです
千夜の しののめ
いさめらしきものを ....
急に
飛ぶように
なったから
おかしいなと
思ってたんだ
まさか
タマが変わって
いたとは
自分でも
気づかないうちに
タマが変わるって
あるんだな
まあ、前より
飛ぶってこ ....
いつも温和なあなた
これからもっと暑くなりますよね
不快指数も上がりますよね
クールビズなんて糞食らえですよね
きちんと糊の利いたシャツを着て
ネクタイもきちんと締め夏物のスーツを着 ....
ある場所で
点、として生じた光りが
わずかな距離を移動して
塵となる
それを一生という
かきあつめたもの
握りしめたもの
すべて消滅してしまう
けれども
細い雨のあとの
植 ....
ふざけないでよね
わたしの目に見えないところに行くなんて
いったいどういうつもり?
そんな事で
あなたを心配するわけないでしょう
あなたが美化されるわけないでしょう
自 ....
欠けたカップを握る
懲りずに思い出していた
ちょっといいガテマラを買ったのに
ちょうどいい自販機で買った缶コーヒーを
彼はベランダで飲み干した
あの昼の滲みが窓にうつる
....
夏を告げる雨が降り
現代詩の季節到来。
その日、
男は自分の現代詩をファイルし
ある場所へ向かった。
バス停のベンチは腐り
座って待つ者は誰もいない。
空には何もない。
詩に結びつくも ....
あの国の欲望は
わかりやすい
今はTop2
それが達成できたら
その次は
The Top
王様になりたいんだね
権力が分立していない
絶対的な政治システムが
金力と武力と ....
130613
悪質な内部者情報通報者は処罰されます!
まだ無い犯罪が生まれますから
お金に目が眩んだモラル違反常習者は
くれぐれもご用心
最低限のモラルが ....
2165 2166 2167 2168 2169 2170 2171 2172 2173 2174 2175 2176 2177 2178 2179 2180 2181 2182 2183 2184 2185 2186 2187 2188 2189 2190 2191 2192 2193 2194 2195 2196 2197 2198 2199 2200 2201 2202 2203 2204 2205
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.62sec.