母親はいつも重い
遠くても
近くても重い

あなたをおもうとき
いつまでも私はこどもで
あなたはきりりとしている

げんきでいてください
なんて
いえないから書く
いえないからた ....
上塗りされた夏空の
組まれた手の
ゆびの
一本一本が
解かれてゆくように
光が
そこかしこに
ばらまかれ
熱を分けあう潮騒が
とおく
攪拌されてゆく



カンナの花が
 ....
叔父が川で釣ってきた魚を
金魚の水槽に入れておいたら
次の日には金魚が一匹いなくなっていた
その次の日にはもう一匹
さらに次の日にはもう一匹
しまいには金魚はすべて消えてしまって
うす黒い ....
月のみえない夜空をみあげた
シャイな星が雲の隙間かくれんぼ
水面を蹴った水飛沫の粒のようにキラリと
脚に絡みつく風が冷たかった
心地良いからカーディガンを腕まくり
玄関の階段座り白 ....
今世の中で
最も差別され
虐げられ
自由を奪われているのは
何を隠そう
喫煙者の方々です
彼等は
完全に隔離され
新幹線も
レストランも
席を同じくすることは
許されません
企 ....
               130721


切り倒されて朽ちた幹には
王子様のような茸が生えて
胞子を出して枯れるのだと
教えられて育つ
屋根 ....
 僕は一人では立てない
 見えない杖があり
 支えられている

 絆は 時に
 ロープとなって
 絶望の海から
 僕を 引き揚げ

 時に 鎖となって
 生贄の十字架に
 僕を  ....
死体って本当に動かないんだ
父さんの死体は 父さんと言っても動かず
とても不思議だった

死体だけども 父さんと変わらずに呼び
唇を水に浸した綿で拭いたり
保冷剤を取り替えるのを 成る程と ....
産まれたときにきっと
何かの試験に落第した僕は
その試験に合格していたら
そもそも存在することすらなかったはずだ
今日も僕は生きていくために
右手に落第し
脳髄に落第し
血液に落第す ....
LDだの、ADHDだの、自閉症スペクトラムだの
九歳になったお前に 世間は余計な名前を被せたがる
だけど お前に授けた唯ひとつの名前、
それはマリだ
英語ではMarie
表記上 e が入る
 ....
あたたかな素肌

たがいにすべらし合うぐらい

あなたの粘膜に

つつまれる僕の素肌が好きだ


あなたもそんな感じなのだろう

僕の素肌に埋められる

じぶんの粘膜が好きな ....
プロペラから
風が生まれる
その中心を
つかんで
風を止められるかどうか
幼いきょうだいが
度胸だめしをしている

扇風機の首振りボタンで
風を分けあって
涼と熱を共有していた
 ....
この頃 奴のことを思い出す
十代
という壊れそうなほどの
脆くできた日々を共にした奴のこと

わたしが幸せになったから
「君もそろそろ愛すべき人を
 手に入れたかい?」
そう思うの ....
生きていてよかったとぬか喜びをするときはあるよね
それでがっかりして
自暴自棄になるんだ

でもね
かみさまはみてござるって言ってね
やっぱり
生きててよかったって
また ....
あなたの心が雨ならば
花柄傘を差せばいい
花柄傘が無いならば
お部屋で写真の花をみる
お部屋に写真が無いならば
お部屋で鏡をみればいい
あなたのお顔が映ったら
お口の両端あげてみて
ほ ....
投票日
家では
上は礼服
下はスッポンポンで
過ごしているんで
まあ、リラックスしてるけどね
ちょっと変わってると言えば
そうだなあ
常に勃起していることぐらいかなあ
誰も見向きもし ....
もうだれに

安定剤もきかない



リスカしても
しにたい?


つらい
ないても

ないても


さみしいのに


こわい



薬中ってそのまんま
 ....
それはなんだろうか。
それがそうして、わたしは空腹であった
ものを食べるたびにからだは軽くなった
こめかみのあたりから小さな金の糸が入ってきて、部屋の中に『亜麻色の髪の乙女』が静かに広がっていっ ....
言葉には棘がある?
だから履いたら足が痛む

言葉には角がある?
だから当たれば胸が痛む

言葉には温もりがある?
だから抱けば涙が流れる

支えられて
傷つけられて
癒されて
 ....
これは 泡なんですよ
基本的に 空気ですから

その中へ 飛び込むって事は パラシュートの浮き輪無しで飛行機から地面へ飛び降りる様な事だったとは気がつきませんでした

浮いて来ませんよ
上 ....
忘れてしまった時がゆっくりと蘇る

もう鋭い片鱗も無い 優しく語り合ってゆく

巡り会うそして 慰めあって生きようとする者たち

そう僕たちは回遊魚なんだ 自由を酸素として 常に泳ぎ続け ....
堪忍袋は秘かに膨らんでゆく それはとある場所に隠匿されて 利用者を待ち続けているのだ

堪忍袋はいろいろな人間模様を呑み込んでいる 巨大な袋は今にも破裂しそうだが

秘かにその聲を聞いてみると ....
町の外れの思い橋 誰を想って茜色 心を寄せた思い橋 泣くのをやめて通りゃんせ

日暮れのいろのこの身には 微笑みは遠く はれぼったい眼で見る世界は 素知らぬふりしているようで

通り雨の様 あ ....
転校生のせなかをおした水曜日、わたしが階段をふみはずすのは決まって水曜日、わたしたちきっとA子になる、被害者A子なのか加害者A子なのかは誰も知らない、未来だってまだこしらえてないってのに

上履き ....
夜がしのびこんできた、体内に、夢の続きがみたくてごみ箱をあさった、夢のなかで、あんたの首筋から鎖骨にかけてのへこみに野花を飾って、希望とかなんとかについて語るわたしたちの唇に寂しい思いをさせないように .... ねたかなあ

ねたら

いい気になって

とくい顔になって

らくになってくれたら

いいなあ


あなたを想ってした

あなたの名を

たくさん呼んで

からだ ....
みじめになりたい

あなたのために

みじめになりたい

練習なんかじゃない

ぜんぶ本番だ

傷つく準備なんかじゃない

ぼくはじぶんの

強さをためしているだけだ

 ....
それからもうずうっと、
憎まなきゃいけないっていう

呪いにかかった。


ほら見てえ、
日曜日で、
空が青い。

こんな日もあったかも。
でもその頃はまだ、少し肌寒かったか ....
気にくわない奴がいたから
友だち使って呼び出して
グループ男女複数で
車に乗せて山中まで
つれだして
そこで痛めつけようと
思ったが
気にくわない奴は
レスリンググレコローマン
世界 ....
褒めた店がつぶれた
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
重いひと朧月413/7/21 23:37
夏の影/素描佐東9*13/7/21 23:28
水槽春日線香213/7/21 22:57
翅虫マーブル313/7/21 21:15
日本喫煙党花形新次213/7/21 21:01
星からおちた小さな人あおば10*13/7/21 20:40
境界線まーつん8*13/7/21 18:09
わたす砂木18*13/7/21 16:50
試験葉leaf213/7/21 15:59
マリはマリなのだから夏美かをる40*13/7/21 15:43
素肌と粘膜吉岡ペペロ113/7/21 14:31
【凪】詩人サークル「群青」七月のお題「風」から[group]そらの珊瑚2013/7/21 13:15
そうやって君のやさしさであるようにかんな3*13/7/21 13:12
田園3*13/7/21 13:09
なみだの日にはもっぷ613/7/21 12:41
休日の過ごし方(投票日バージョン)花形新次113/7/21 12:23
about me?失笑紫蓮013/7/21 10:57
こころのふるさとまきしむ013/7/21 10:43
言葉朧月513/7/21 8:16
滝壺のなかで愚痴を言う仙人ぎへいじ10*13/7/21 7:05
赤い靴梅昆布茶713/7/21 6:56
堪忍袋613/7/21 6:05
通りゃんせ613/7/21 5:29
カエルの親友A子ざらざらざら...813/7/21 4:01
空白になったら曲がれ1013/7/21 3:20
ねたかなあ吉岡ペペロ313/7/21 3:01
みらいを信じて113/7/21 1:07
道の真ん中に小さな靴下が落ちてるなかうち ま...313/7/21 0:23
ネット社会の気にくわない奴花形新次113/7/20 23:55
褒めた店がつぶれた北大路京介613/7/20 23:52

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