あの蘭の背骨 老婆の屈み 顔は幾何学じみていて
あの蘭のようなエッセンスを持たない 好み転じて白か黒か
あいまいな境界線を踏む必要もない 好きか嫌いか 好きになれない
              ....
妄想から引っ張り出した庭に椅子を並べて
母屋でくすねたたばこを吸う

大事な人が減っていく未来に
振り上げた拳が帰ってこないように煙で包む
アルバムをめくるのは
悲しみに見つけた一本の線を ....
ドアをノックし過ぎた いつもながら攻めた
利き手も左手も アザだらけに 心の破壊も気の済む魔々に

 平和の白いハトのピントがぼける それでもかすかに清んだ頭上のエナジー

ハイプレッシャー ....
【恋するシーラカンス】


次ニ カラダガ アクノハ イツ?
湿った瞳で 体の中をのぞいても さあ
青天も 深海なのよ

るりいろが ひるがえるパチンコ屋の銀の壁面 巨大魚に想える
あ ....
白鳥はこの世を去るとき
美しい歌のように啼くという

その歌しか聴こえない国がいまある
2001年にはジャスミン革命の影響を受け
少し前には“春”とも呼ばれたふたつの国だ

ひとつの国は ....
高層ビルの一角に再現された空中庭園
そこに残ったのはサクラの樹一本
話が違う。
そこの地べたにはかつて公園があった。

今日(いま)
ベンチに腰掛ける老人はもういない。
ラジオ体操をする ....
よく異性との友情は有りかという質問がなされる 僕は有りだとおもう

僕の女友達はみんな魅力的で大好きな人達だ

いつもカラオケ仲間の昭子姉さんは体格は力士性格もそのまま豪放磊落だ

夏絵嬢 ....
しばらく秩父高原牧場は 訪れていないが 僕の星の故郷である

若かりし頃同好会の仲間と泊りがけで星見に行ったものだ 標高はさして高くない高原であるが

まわりが暗いこともあって かなりの星が見 ....
お前はそれで良いのかと
人を愛するとはそれだけの事なのかと
声が聴こえる
大地に五体をたたきつけるように
肺腑をえぐるように
生きた記憶だけが
胸に焼きつく夏
ならぬ日に
ふくしまを通りゃんせ

傘は開いたまま


ヒロシマは暑いけえの


海が見えるじゃろ


沖縄はもっと遠いけえ
空が あなたの 哀しみを 映して
哭いている

ギラリ 突き刺す 刃のような 光が
月の 隙間から 差し込んで

土砂降りの粒に キラリ 写った
瞳の 目の前に キラリ 移った

大 ....
帰り道
行く道
いくつもの子供たちが
近づくものを拒んでいる



山の手線は今日も
我を忘れて 走りだす
過去も未来もなくさせられた
どこへ 行くのか


いつも目に ....
めまいがする

にじんでいる

なみだがとまらない

さけびたいのに

おれのせいなのに


こころなんて蟻さ

きよらで柔らかな生き物に

知らぬまに踏み潰されている
 ....
美しさなんていらない
ぼくたちが求めているのは 真だけ

柔軟さなんて求めてない
その柔軟さが人を絞めつけるなら

この世界に 「日本」は必要とされていない
世界中が求めているのは「日本 ....
生まれたばかりの子に気を使わせている 「社交辞令ですが」と前置きした 君の浮気相手によろしく伝えました )))))ゴキブリが這いまわる
((目がまわり
)夜がまわる
助けてよ
熱がまわり
わたしの部屋の時計が止まる

風がまわる
猫もまわる
壁は空と
屋根に止まり
花の咲き ....
搾りだした言葉と色
空に舞い
螺旋状に登っていく
あちらではシャボン玉
ただよい
ただ酔い
宵へと破れる
朝日夕陽星空
月明かり
新月
夜から朝へ
繰り返し
繰り返し
梟が鳴 ....
怪物が、
「子持ち昆布」の修辞にならい、
満員電車を、
「子持ち電車」と呼んでいる。
皮膚が青く発光しながら離れていく
わたしたちの本当の名前をよばないでください
あの時もうすでに終わっていた命
夏休みのプールの匂い
それから
冬休みのプラットフォーム
ながいながいコードを ....
あっちこっち

  そっちどっち


うろうろ

  ぐるぐる


おおきなひと

  ちいさなひと


わらいごえ

 ....
「人生」なんて言葉はとっくに死語だから 大局的思考はもう時代遅れだから そんなことを言いたくなる人生の一局面に 瞬間やその持続で人間の時計の針の音だけを聴く 時計のように正確で慈悲に満ちた通告に 僕は .... 風車が鴎を殺す丘の上で
貴方は海月が可哀そうだと泣きました。
オリーブ色の海の上で
ヨットはぷかぷか浮いています。

風車が鴎を殺す丘の上で
今年も百日紅が咲きました。
延々続く赤色が
 ....
疲れて眠いのだけれど


眠りに入る前に


伝えたい


選んでプレイヤーにセットしたニューエイジ


いつもの紀成の明かり精神と溶ける滑らかな心


瞼が床につく ....

ひたすらに赤
ぐわわっと
縦にぶちまけた
線をひくように
ただ飛沫が四方に遠くはねるように
強く強く
身体の中にある赤
アスファルトに
ぶちまけるわけにはいかないから
もう一度 ....
楽園の門が閉ざされて久しい
寝室には潰れたふたつの枕だけ
ふたりは台所にいる
夏は不快な熱で部屋を満たして
居座っている
まるで昨夜着いたばかりのように

テーブルには缶詰がひとつ
ふ ....
棚の上には
黒いローマの熊が立ち上がる
人形の髪は長く伸びる

わたしは眠いのを我慢して
こっくりと頭を傾ける度に
その度に舌を噛み切ってしまわないか
冷静に算段する
すべてが手に入るわけではないから、
わたしは願いました
すべてほしいとは思わないから、
わたしは願いました
ひとつだけでいいと、
ひとつだけ
それを、くださいと
けれどあなたはくれました ....
この人間社会で 僕達はたった二人猫だった
その学校なら猫でも入れるというから
僕は早速転入したんだ
それが出会いだったのだけれど
だけれど クラスメイトは犬ばかり
僕ら二人とも やかましく吠 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
爛漫蘭朝焼彩茜色7*13/7/30 21:16
そいつのビタミンカマキリ313/7/30 20:58
ただれ者とルビー朝焼彩茜色3*13/7/30 17:48
恋するシーラカンスるるりら20*13/7/30 15:45
白鳥の歌しか聴こえないHAL2*13/7/30 15:33
跡地……とある蛙9*13/7/30 15:28
女友達梅昆布茶8*13/7/30 14:44
星の牧場 パート2413/7/30 14:25
焼きつく夏渡辺亘013/7/30 11:53
通りゃんせアラガイs2*13/7/30 11:52
ピーカン キラリ藤鈴呼1*13/7/30 9:54
涙の路地番田 313/7/30 9:17
こころなんて蟻さ吉岡ペペロ813/7/30 8:26
ぼくらの血を吸う政治家さんへ創輝013/7/30 8:08
生まれたばかりの子に気を使わせている北大路京介613/7/30 7:05
「社交辞令ですが」と前置きした313/7/30 7:05
君の浮気相手によろしく伝えました213/7/30 7:05
) ))がアラガイs8*13/7/30 3:11
インクルワード秋也3*13/7/30 1:49
レトリック小猫峰 護113/7/30 1:46
それだけでそこは海だったモリマサ公813/7/30 1:44
いいココチなないろぼう...113/7/30 1:08
twitter葉leaf213/7/30 0:15
風車が鴎を殺す丘の上で亜樹313/7/30 0:09
貴き方へ朝焼彩茜色6*13/7/30 0:00
レッドインパクト秋也4*13/7/29 23:53
失楽園salco9*13/7/29 23:43
居眠り春日線香213/7/29 23:25
あなたは一酸化炭素113/7/29 23:17
人間社会でも猫の事務所Neutra...9*13/7/29 23:07

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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