サルモ属には
キングサーモン、ピンクサーモン、シルバーサーモン、トラウトサーモン、スチールヘッド、チャムサーモン、アメマス、オショロコマ、イワナ、アマゴ、ヤマメ、アユ、ニジマス、イトウ、サツキマス、 ....
海の深さが分からなくても
君のことは知りたいだなんて
胸の中は騒めいてる癖に
何も聞けないし
誰も消えないし
僕の代わりに沈黙が鳴いた
いつもは不快なはずの空白が
今日は心地よく開い ....
ED予防になるらしいので
中年夫婦は是非試してほしい
梅雨を迎えてジメジメした
汚いオッサンのタマキンを
撫でくりまわすなんて
出来ないと考えている
そこの御婦人
騙されたと思って
や ....
軽トラの荷台
雑に置いた荷物は
ブレーキを踏むたび ガタン、コト
水色のボール
良く見たら紫陽花
風で震える水面を従えて 満開
昇りきった陽は
もうずいぶん落ちてきたところ
金 ....
孤独の凍結した声 、
聳え立つ 絶えず
峰連なり移動する
蒼白い氷河の俎上にて
峻立する唯物の壁雪崩れ落とし
眼がかつかつと色求めているから
ガラス窓の向こうに ....
○「雨あがり」
罪咎のしるし
天から消えて
心も晴朗なり
○「火葬」
引き取り手のない遺体が
増えているそうだ
引き取り手のない遺体は
自治体が無料で火葬にしてくれるそうだ
入院 ....
死はいつか訪れるから
その時になって驚いてはいけない
大切なのは
今を
今を今を
今一瞬を
充実させるしかない
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....
朝が来る
不鮮明に蓋をして
パンを食べて
珈琲を入れて
普通のふりをして
何もかも分からないようにして
口は何も吐かず
文字が頭を流れていく
雲を掴んで啜って飲み
訳が分からなく ....
鬼の
仕舞いかたを忘れた夜に
やっと帰り着いて鏡をみるときには
ぜったい
泣くな!
絶交
とか懐かしい言葉の響きだなって
ほろほろ する
さみしさも
....
首周りが
ちょっとだけ寒い
ストリート歩く バイト帰り 朝焼け
カラン!
とどこかで空き缶転がる音が鳴った
生きること
前を向くことあゆむこと
風に向かっ ....
射るような目を持った子供が一羽の鳥を指差して、この鳥の魂は鳥の形をしていないと言った
その子供の目を片目に嵌めて鏡の前に立った朝、僕の魂は人の形をしていなかった
幕間で百の心臓が脈を搏ち、投げ込ま ....
虹鱒はほっこりと
ヤマメはとても繊細で
イワナはホロホロと
みなそれぞれの味がある
ぼくは必要なだけで釣り終わる
悲しみの標高から流出する髄液が、僕らの生存に張りつめる息の根を凍らせて
震える心臓に突き刺さったまま永遠に溶けることのない雪片に、遠い川面の光を映す
その川の澄んだ上流へ、追想の支流を統合する遠い ....
素粒子はひとつの宇宙
この宇宙もひとつの素粒子
ぼくらはその集合体で
数えきれない宇宙をもっている
生死を無限に繰り返し
{ルビ縁=えにし}あるものと再び出逢う
生まれたものには必 ....
紫色の
声が出なくなったのは、
冷気に触れた安らかな眠り薬の価値を
あらためて知ってしまって苦しんで
その罰に身を委ねてしまいたくなった
あのとき突然に、だ。
胸の中 ....
今夜は眠い
酷い不眠症なのに
何故か眠い
琥珀を飲んだら
眼が覚めた
俺の心にはユキヒョウを飼うてる
1 歩いていった
ある台風の日、灯台が根本から消失した。台風が原因だと思われた。怪獣映画の冒頭のようだという者もあった。人々はそれなりに天の災いを恐れた。しかし誰も真実を知らぬ。灯台は歩いていっ ....
自称という名の
あなたを訪ねて
遠い場所まで
また汽車に乗る
自称詩人が存在してるのか
この目にしっかり
焼き付けるため
馬鹿な奴だと
後ろ指さされても
きっと信じて
明日はドアを ....
1 岐路
私は毎日岐路に立つ。朝の窓を開け放ったとき、お昼どきのコンビニで小銭を落として放置したとき、アサヒとキリンとサッポロとサントリーとどれにしようか悩んで結局奮発してヱビスにしたとき、私は ....
悪魔がおった
まだ動ける洗濯機や朝日の凧や風に舞うはずれ馬券
潮溜まりでたゆたう割れた鏡の反射裡に
悪魔がおった
夢にも愛にも解決されない憎しみや
みなし子らが消えてしまう足波に ....
乱れ髪の馬車は能楽の形相を時として無言駅へ向かわせる、面は難くガタイの葉擦れた格子の穴、木枠の落ちた断層は容易に伸縮を繰り返すばかり、あがり框で唸り声と猛火を空に映し出した、
一歩。
このさき ....
肉体感覚存在として
生きることの歓び
肉体感覚存在としてのみ
在ることの異和
常に不断に私に在りて
*
夜に吹く風に路傍の
丈長い草々てらり
てらり揺らぐ揺らぎ
....
魂の過程だ
魂という命は
この体を借りている
こころが色々とこころする
私というひとつの命
・
種
花
果実
種と
続いてきて現在
・
小鬼の私は
銀河の岸で ....
きらきら赫くスポークの林のすき間で
覚束ない足どりに甘い匂いを残した仔猫が
ただいのちを求めていた
彼の小さすぎる陰に
高架を渡る停車を迎えた貨車が立てる
複雑な五拍子が降り注ぐ
....
藁人形の呪術など
やってみたことはないけれど
若気の至りで似たような実践を試みた
思い出ならばある
どんな効果があっただろうか
あの頃 片付けたはずの居室で三日もすれ ....
たくさんの名無しさんの書き込みが
愛おしいのは
あのどれか一つに
僕がいるから
いないほうがよかったんじゃないかな?
後悔のないようにねと
書かれて
後悔だらけのバ〇ァは違うなと荒ら ....
そうよ今なら空が明るいのだわ
見上げてよ
あの雲と虹のむこう遠くに
もしオズの国があるのなら
そこにだれも死なない国と
音楽とカラフルな謎と
すてきな魔法と
エメラルドの都に向かう道 ....
来週はまた緑に溶けてゆく
透明な水をかき分け
鮮やかな{ルビ生命=いのち}を奪う
舌鼓を打つたび
一粒だけ涙を流す
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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