月が僕達の上をまたぐ頃……シンデレラがあわてて駆け出したその頃に
幾万という「{ルビ生命=いのち}」が僕達の眠る町に降り注ぐ
希望だけを抱き 眠る生命は
いつの日か、今日分かれてしまった沢山 ....
ある背景
それはひとつの主題による架空人物を創りあげること
しかし
君を忘れた
時は既に70年近く過ぎ去ろうとしているのに未だ未解決な題材を前にして
【拝啓日本人の皆様へ】いまになっ ....
卍言葉届けるスマグラー 政治家同志もぉー バーラバラ卍
殿様気取りの 阿部ガセ総理 アポ無しだけど 教えて答えてくれよその論理
8.15核落ちた その分 大事な若き大和の戦士も戦った
....
何故、これほどまでに多くの詩が存在するのか
・・・ふと思うのだが、この世界の詩の大半は
詩的ではあっても、詩ではない
それは詩への憧憬ではあるが、詩ではない
そして、詩を形 ....
夏の密度に五感が塞がれる
見たことのない景色
デジャブ、均等を失う感覚に
船酔い
昔から弱かった
友達より先生より親より
拠りどころだった
あの頃、レモンのキャンディ
今は ....
錬金術者が月面裏に潜んでいるのが 映っている
巧みに調合をさせた 得体の想像に皺の夜 眉間
悩み試案の中のフラスコと月中枢
媚薬を小指で混ぜる 雲は実験からの煙 燻らすうてな
一番深いク ....
130819
酷暑の首都高渋滞発生中
エアコン壊れたオンボロ車の中で
熱風扇ぎ炎熱地獄を味わいながら
イライラしても始まらな ....
君と二人で
走れればそれで良い
同じ時を 風を感じれば
多くは要らない
持ち切れないくらいの
赤い花束のプレゼントよりも
一輪でもあなたが育ててくれた
その紅い花 一輪が嬉しい
....
見てみて
聞いて
嗅ぎ
舐め
さわる
テトテト
歩いて
来て
去り
かえる
みるみる
満ちて
勝ち
咲き
ほこる
手と手と
合わせ
実は
落ち
....
きっかけは僕だったのかも
優しくなかったわけじゃないんだ
ただタイミングが合わなかっただけ
冷たくしたわけじゃないんだ
まだ大人じゃなかっただけ
嘘をついたわけじゃないんだ
それは ....
くびれ白く膨らんだ夢
濃く陰りうごめく野心
頬を染め淡く恋ごころ
わんわん泣いた幼子の
なみだ上った夕暮れの
隙間に射した金の細糸
重なり競う夏の雲たち
空も狭しと見 ....
こころここ
にこにこにこに
そこにこそ
時々 本当にたまにだけど
こう思う時があるんだ
君が吸い込む空気
君が飲む水になりたいって
笑わないでくれよ
本当にちらっと思うことなんだからさ
....
汚れた過去は
きれいさっぱり拭い去って
誰も知らない生活を始める
新しい自分は
アサガオの露に反射した
朝の光
金色の乳児の産毛
晴れやかな気分は
永遠だと思っていた
そ ....
ドキがむねむね
毎日コーヒーショップに来ては
テーブルにノートPCと書類を広げて
何やら書いたり考えたりしている
メスのニワトリがいる
近くのオフィスに勤めているのだろう
赤 ....
白いシャツの裾は夢で出来ています
おぼろげに揺蕩う永遠の夢です
ふあんと風に翻り
夢の入り口は開かれます
わたしはその夢の入り口で
ただ佇み
夢現にたじろいでいたい ....
五段変速の自転車が三段変速の自転車をバカにしている
誰にも愛されず遠くまできた
ぼくが寂しい夜はみんな都合が悪い
かなり不細工で
日本では良い相手は
望めないなと
思っているあなた
諦めないで!
ヨーロッパでも旅行してごらんなさい
恐らくはちょっと変態気質の白人が
すぐに王子様として
あなたの前に ....
ヨーヨーと聞いて 思い出すのは
スケバン刑事
なんのに ゆいに ゆうこちゃん(だっけ?)
最近は タッグ組んで
はまちゃん まっちゃん へいへいへいに
出演してたっけなぁ〜
やは ....
あざやかな百日紅も
降りしきる蝉の声も
ふと遠ざかった気がする午後三時
少年は愁いを知りそめた瞳で
透明な文字で記された
夏の黙示録を読んでいる
押しつけられたサインペンの、押しつぶされたペン先に、抑えつけられた紙の底
机上に黒が滲んでいる
うすい白紙がうけとめきれずに零した黒が
笑ったような形をしている
いらないのですこんなものは
....
小学校の新学期のような香り
ニスの塗っていない木晒しのカウンター 両サイドに詩人
木漏れ日は蝉の亡霊と小春日和 ぬくぬくと光は木霊する
カウンターに座り 両サイドに詩人 語りを始める
....
解夏
他力本願で
影響
与えられるままに
受け取るだけの姿勢が
わたしの不安を煽ると気付く
ぽっかり空いているのが
パートナーへの気遣いや
その他の行為
すべてだとして
わ ....
円周率の最後の一桁に出会ったら
宇宙はそのときめきに吸い込まれてしまうだろう
数字とは限らないその解は
きっと愛を語る詩人のように嘘っぽい
輪転機が無限に探すが
解けない問題こそ美しい詩のよ ....
弱虫な僕を殺してくれよ
お前らは皆強いんだろう?
地べたに這いつくばって、血走った目でお前らにらんでてやるからさ
さっさと僕のこと 殺してみろって。ほら、逃げも隠れもしねぇから。
どうして ....
信州の古城の櫓跡から
千曲川を眺める
川面の風景の上には
大きな空が広がり
風が吹きわたる
風に膨らまされた空は
何も言わず、僕の頭上にある
古戦場の舞台となった古城
望める山 ....
遠く水が閉じるところ
遅い秒針をかきわけ追いやり
夜は夜に身を起こし
剥がれこぼれる光を向く
すべてが昇る夕暮れに
ひとつ落ちる冬の爪
おまえは銀を忘れたという ....
夜へ向かう枯れ野のなか
光のように咲く花もある
だが彼の目はただ
手のひらの淵にそそがれている
朽ちた椅子に腰かけ
うなだれる背と膝を
まだ照らすもののあることに気付く ....
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