東京にいても 君を想っている
ロンドンにいても 君を想っている
土星にいても 君を想っている
君を想っている どこにいても
君を想っている いつでも
君を想っている ど ....
一人にやけて 窓ガラスに姿を映せない真昼間
一人企んでいる その後の人生設計を ニタニタ気味悪い
にやけているから そのままにして置く 放置プレイさ
肉体が保っている間に 主演しなければ ....
思考と感情機能
わたしが
ふたたび
世界をもつために
陥ってはならないことは
まとまらない衝動で
突き動かされてしまう前に
感情を別けて考えるのではなく、
感情を読み取り
....
精神を病んだ人間にも
花は花と見えるのだろうか?
ラファエロが見た世界を
今、私達はどのように感じているだろうか?
「目の見えない人に青空の青さを教える事」
・・・そんな ....
生前の祖父のことをよく覚えてはいない
祖父はわたしが物心つく前には亡くなっていた
抱かれた話を聞いても
、抱きおとされた怖さを聞いても
、色の剥げた写真に並ぶしわくちゃな姿だけが写る
....
鏡ばかりを見ていた
悲しかった 子供の頃の
寂しかった 思い出が
日没の玄関の彼方に
緑の芝の中で
埋まって そして 死んだ朝
あの頃は
女だった 時間を忘れられた
....
お月さま
細くて
鋭く 重く
耐えている 強く
空にいる 強く
明日も
その明日も
台本通りの台詞のなかに
私の感情がある、
思想から生まれるマテリアル
私は言葉を食む
明日に立つ舞台とは
昨日夢見たあの場所で
アストラル
アストラル
夢を食んで
マ ....
130909
緊急ブレーキの軋む音
大災害でも大活躍した
気の好い
エアーポンプの劣情を促す
黄緑色の青春VS赤黒の想念も
形を得て
型を得て ....
しかし
だけど
そのまんま
それで
だから
ほしいまま
たぶん
おそらく
このうえなく
まったく
すべて
すべからく
いきて
いかされ
それだけで
....
「one person, two persons, three persons」と数えてしまう人がいたら、
おしえてあげよう
「違う、one person, two people, thre ....
二枚目と三枚目を繰り返すあいつ
独自のその衒う6フィートの天才
いつもダンクシュートの鳴神が木霊する
惚れてたまるか5フィート6インチとヒールつきの上から目線で
こっちだって バスケで ....
たぶん今頃あなたは
見知らぬ女のために
木綿豆腐を切り分け
お出汁にすべりこませる
積算書にメモ書きをしてみせた
やわらかく白い指先で
一方残業を終えたばかりのわたしは
娘のお迎 ....
その花の残り香を
私は憎む
枯れて捨てられた今も尚
微かに 確かに 残るその存在を
私は憎む
その花はとても美しく
それでいて派手さの無い落ち着いた面持ちで
場の暗く重たい空気を少し ....
自分のいない地球がはじまるだけ
自分のいた地球がよく見えはじめるだけ
自分のいく地球とはじめまして
吐きたい
ということは
感動したい
ということだ
けれど
どちらも
口にはだされない
低い
紫色の空から
隕石が
落ちるのを
待つことはできない
朝に濡らした手で
夜まで ....
美しい女性が
美しいセックスをするのを
じっと見ている
液晶画面のConnieの動きは
前衛的な現代舞踏のようで
まったくエロを感じない
透き通ったガラスの中の舞だ
セックスを芸 ....
アパートに似た生き物が
背中を掻いている
古い窓を開ければ子供の声が聞こえ
秋の風も入るようになった
父が死に
母が死に
君は僕と同じ籍にいたくないと言った
もう昔みたい ....
声にならない想いを
どう伝えよう
言葉はいつも役に立たない
秋口の住宅街を歩く
電線には名も知らない鳥
焼き付くようなおもいと共に
思い出される過去
空虚が約束された今
見えない未来
....
彼は私にゾッコンだ
それは4年前からかわらずそしてこの先もかわらない事実だ
彼の口からは数えきれないほどの愛の言葉が溢れる
イタリア男も舌を巻くに違いない
けれど、それでもまだまだ足り ....
悲しみは後からやってくる
それでも私は今生きている
想いでが突如現れたことに
戸惑うて眼を閉じ深層心理
入り込み入り込ませるのだ
それは誰不可思議な出遭い
あなたは ....
そうですね、
青に白を混ぜても
水色にならないのが現代詩ですから
かと言って
テニスコートでサッカーをやるのが
現代詩というわけでもない
だからわたしは
現代詩の闇について
そこに吹く ....
*
時刻は朝の六時を
まわったところだった
ふたりはビルに囲われた
小さな噴水のある小さな公園で
撮影ポイントを探して歩いている
「青がよく映えるから
朝がいちばんいい時間帯 ....
小ぶりのスイカみたいにも 見える
これが ウリ
今が 売りどき
いえ 買い時ですよ と 声がする
スーパーでは 細長いヤツが
微笑んでいる
似たような 色合いで
去年あ ....
校庭を見つめる
あんなことをして
秋の日暮れを
ぼくもまた過ごしていた
校庭を行き過ぎる
あんなことをして
秋の日暮れを
ぼくもまた過ごしていた
「 ....
水面しか思い出せない 悔いはない
溢れんばかりに憚る言葉が間合に入ってくる いつでもどこでも
拾おうと跪くと脆く「N」の単位でなんか話にならない 早くに去ってしまう
いづれ ....
汚染された少年は
灰だらけの翼を広げて
身を抱いている
汚染された少年は
ろくでもない世の中から
隔絶されたいと願っている
心が血を流し
私は気を失いかけ
果てのない悲しさに
果てを ....
引越しが落ちついて
さあどこかに食べに行こうという算段になり
歩いていける距離といえば
とんかつかフランス料理風か喫茶店かお好み焼きだった
「お好み焼きアキちゃん」は
とびきりの笑顔のふ ....
まっさらのシャツにボンゴレ・ロッソのトマトソースがついてしまう日曜日、葉巻を吸い紫色の煙をくゆらせるのはドン・カルネデス、追跡はまだ始まったばかり。
だれもがあの平和な午後を境にして、変ってしまった ....
本を読むのが日課
活字にはひとつも希望が詰まっていない
友人たちの成功に
心を厳しく墨で塗られては
それでも知識を蓄えねばと
狭い部屋で魂を受験に売り飛ばす
家族は私が楽をして ....
2088 2089 2090 2091 2092 2093 2094 2095 2096 2097 2098 2099 2100 2101 2102 2103 2104 2105 2106 2107 2108 2109 2110 2111 2112 2113 2114 2115 2116 2117 2118 2119 2120 2121 2122 2123 2124 2125 2126 2127 2128
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.75sec.