そしてそれが来て、
わたしたちの手は離れる
(あかるいもの
くらいもの
つめたいもの
あついもの
動いているもの、
動いていないもの)
あなたの耳たぶに
甘い水 ....
地下鉄混みすぎているマラソンの日家から出ない
終点で車掌に起こしてもらう予定で寝る
自分探しは冥土でする
波の音
水辺を尖塔がたちならぶ
人が、」」祈りに神を利用することをやめた 昔
億年の昨日
名立たる街がここにあった
砂丘に廃墟となした オベリスクの針は
そら物語 ....
Mew やはり 子猫は
そんな音で 鳴くのでしょうか。
とても かわいらしい姿を
連想して しまう
この音が 大好き
散った桜が 哀しくて
流れる 雫 よりも
ひら ....
小さな虹が
扉をたたいた
革の鋏 半月の窓
銀と白がすれちがう径
蛇の頭に
打ち下ろされる槌
爪のはざまの血
底へ向かう 斜面の途中
渦を吸い込み
渦 ....
兵士を探している
冬の砂を知らない
兵士を探している
時と共に変わる
陽と同じ色の
戦士を探している
戦士を探している
夢のなかの会話の
戦士を探している
背 ....
雨が地面を濡らしていた
使えない鏡のように濡らしていた
空は雲に覆われていた
寂しい景色を高速で行った
雨の日のダルビッシュ
おまえもこんな気持ちなのか
だから虚空 ....
日差しが強いほど
濃い影が地面に宿る
陽のあたる場所にも
賞賛や成功の裏にも
濃く宿る苦悩があるだろう
暗闇の中では
手元の灯りを頼りに進むほかはない
苦悩の闇の中では
....
非力な腕を月に掲げて
一つ笑って眠りにつきましょう 明日には 違う世界にたたずんでいることを祈りつつ
一言言うたびに 空気が研ぎ澄まされて
一つの疑問を空に投げかけるたびに 一つの命が生まれ ....
いちまい
羽織って おゆきなさい
おつきさまも
羽織っているよ
いち せんちめんたるを
********************
....
窓の外を風が揺らして
役目を終えた葉が落ち
かさ、かさりと
聞こえない音を思うとき
お疲れ様でしたと囁くこと
天敵のヘビに襲われ
生きるために切られた尾が
ぴく、ぴくりと
私は ....
恋はいつも絶望的
羽もひろげてないからしぼんでる
もし救いがあるのだったら今ここで助けてくれないか
手枕に 戯れ
昨日の月
身体は冷えても浮かび上がる
恋のガラス窓 いつも曇ってる
映る ....
彼岸花が
目から胸へと突き刺さり
赤い秋が
まっすぐにある
背中にある罪悪感は
この風には重いのだろう
まだとべないこの身の
清め先を
また探す道
お昼休みの中庭に
理科部の男子が
窓から放したハムスター
クローバーをむしゃむしゃ食べた
タンポポも食べるよって
誰かがいった
ストローみたいな茎のはじから
食べていって
....
人は言うだろう
「生きる理由がないから死ぬのだ」
では、私は言う
「生きる理由がないから生きるのだ」
おそらく、どちらも正しいのかもしれない だが
この世界で問題 ....
きみのためにご飯を作る
味噌汁を煮て
魚を焼いて
質素だけど
味には自信がある
きみのためにご飯を作る
何故かといえば
きみが元気でいてほしいからで
きみが生きていてほしい ....
詩を書いている
詩を 今日も
電車に乗って 僕は
今日も仕事に向かうけれど
電車は 色々な世代の人が
出入りする だけど
走るだけ 電車は ただ いつも
走るだけ
....
九月も末だというのにまだ汗はとまらない
車の冷房は下げたままだ
最後にどうしてもあの海辺が見たかった
親父の入院中きまって立ち寄った、
、あの海水浴場へ
市街を抜け、15分も走ると左手に ....
鋭利な刃物で削がれたみたいに二十三夜目の月は欠けて、煮詰め過ぎたジャガイモのようなどろんとした色をしていた、シャーマニズムに傾倒するアマンダは香の立ち込める薄暗い部屋で観念的な詩文を綴って ....
ピザまんって10回言ってみて
ピザまん
ピザまん
ピザまん
ピザまん
角煮まん
ピザまん
ピザまん
ピザまん
ピザまん
ピザまん
ここは?
喉仏
指すとこ間違 ....
いつか星のきれいな夜にきみと東のそらをながめていた
銀河のはしっこから星がもれおちてきて山の斜面に
まるでとつぜん咲いた花のように青く白くちりこぼれた
星のかけらを幾片かぼくらはポケットに ....
130924
ケミカルシューズの紐が解けるまでが勝負だ!
見得を切った連合軍対枢軸軍の狡猾な切り崩しが続く
非戦闘員 ....
あの日脱ぎ捨てた古い自分が
心の隅でそのままになっている
糸の切れた人形のように
死よりも冷たい生者の顔で
ポンペイのように時の塵に埋れ
欲望の形に空洞化した遺骸あるいは
まだ温も ....
全体の形が カッチリしているので
スイカも お行儀の 良い形で
君臨して いるのでしょう
今 流行の
四角スイカを
堅苦しい瞳で 眺める
真夏のサンタクロース
雪のよう ....
読んだ人間が
不幸になるだなんてことを
書かれた手紙ほど
不幸なものがあるか
あの娘に
告白した手紙は
あの娘と
あの娘の周辺に群がる
ドブス集団によって
無惨にも
お笑いの対 ....
口裂け女の胸を揉んで逃げた
いろいろとさみしくてキリンでいる
長く続く青春にいる
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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