※中途半端に疲れた自分
ぶらりぶらぶら壊れた道で
その先にある幸せという嘘
空は全く灰色で
お日さまかんかん晴天で
雨も降らずに灰色で
光線だけが照り注ぐ
先も急がずぶら ....
クラミジア先輩が
自慢のイチモツから
ギュギュギュッと
膿を絞り取った毒タオルを
さりげなく更衣室に置いていた
自分のタオルを忘れた俺は
シャワーの後そいつで
あわてて顔を拭いちゃった
....
タラレバがやって来るときは憂鬱だ
タラレバには輝く空がない
これを言うとみんなに叱られるから
タラレバはいつもひっそりと隠れている
タラレバは食い物じゃない
タラレバは歩くのが遅 ....
一献に愛が多い
一条の光を二条にする
人が集まって満開の桜
深い森の真っ暗闇に
一人の男が佇んでいる
男の視線は何処かをさ迷い
落ち着きの無い様子だった
なんにもなんにもまったくない
ないないことすらないような
....
罵倒されても声は出さない
心が 悲鳴をあげても
代わりに 歌をうたおう
穏やかな水面が荒れないように
波音が空と海との境界を溶かす
自分にナイフの切っ先を向けて
毎夜、月明かりの下 ....
三本足の猫は
とてもはやく走るので
だれにも見られたことがない
知らないふりをしないで
外ばかりみないで
わたしがわたしになるまえに
鉢植えは育ってしまうし
なにかのふりをし ....
きっと今
歩くことが できるのだろう
たった今来た 電車は 乗るはずだった 電車だった
何度も人の横顔を乗り継いではやってきた
この街から出て行くこと
無理のない 女に走っていれ ....
宇宙から
星がふってきました
言葉
でした
広大な大地に
ぽつん、
とふってきました
やがて芽をだし
おおきな
おおきな
わたしに成りました
雨がふり
風がふき ....
雲が赤く染まる
町はうずくまっている
少し怪我をしているみたいに
どこかで華やかなパーティーが開かれている
緩められるネクタイ
グラスの触合う他人行儀な音
....
きみは黙って手をさしのべた
わたしは黙って寝巻きをおとす
まっくらな部屋のなか
きみの頬がまたそげていた
....
ハンカチに指で書いた
とうめいなそのポエムは
日なたと影のにおいがする
歯をみせてわらってよ
はにかんだきみの口元が
不思議にうごくのも好きだけど
高い ....
踏みとどまるこの地平は
無数の赤い
領域
真っ赤な
真っ赤な領域
この線から一歩踏み越えて
あの領域と領域を結ぶ境界領域で
「もうわかってしまった」
というボク
ただ
....
石が浮遊したまま 歩くものだから
おにぎりを持つ手を取ってしまった
ぱらぱらと 放物線を描いて当たる残飯を
一つまみだけ返した
大方 縦に首が動く
揺れている
様々にた ....
そのすこしの膨らみを
ぎゅーっと押しつける
ことを夢見て
タオルケットを
首もとまで寄せる
眠りながらも
上目遣いの練習に余念がない
口をひらけば裏腹な
舌っ足らずの反論を
....
131001
きこえますか
きこえません
両耳塞がれていて
聞こえません
両手も塞がってますから
....
もしふと世界が終わるならば
それはきっと
こんな澄んだ青い空の九月の日だろう
そんなことを思うと
なつかしさという古い抒情が
僕らを草のようになびかせてゆくね
小さな桟橋 きらめく ....
父ちゃん
あんお地蔵様な毎日こっちば見よるとよ
戦火でむごう焦げた左っかわ
今日もハンサムよ
父ちゃんに似てよか男ばい
いたばり出てみれば秋ん風のすーっとすると
こん前どか雪降ったつ ....
豊かさで生を飾りたて
その終わりまで、しがみ付く
爪を現世に突き立てて
煌めく衣装を脱ぎ捨てれば
露わになるのは、荒れ果てた魂
電池のように使い切ったら
死出の寝床に ....
慟哭しながらガラスを割り続けていたら部屋がとがった粒子で埋もれていきました
ばらばらのぱらぱらなガラスのなかに飲まれていたら皮膚が血だらけになっていたのです
だがそれでも動けないというのか ....
王手企業のネームってだけで! 使えぬカスじゃ話しにならねぇ!
リーマン ヤ○マン
メイクマネー
飯くう為にはそれしかねえ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!数を 回して 稼ぐぜ金!回 ....
ブスブスと燻った
どす黒い憤怒は
がなりたてようが
壁を打ち抜こうが
消えることはなく
誰でもいい
通りかかった
おまえでいい
いや、おまえがいい
不遜な十代の顔面に
....
街の中になくした
放り投げるようになくした
あなたの
多面体のブロックパズルの面が、
そろわないからと
子供のようにわめいて
そろわないままの多面体は
街中の賑わいに似た
何色もの色に ....
違う顔になって来たなー
もしかしてシェパード混じってるかも
いや、毛並みはボーダーコリーか
何それ?
あ、そうや君には関係ないな!
ボクはボクやで
そうやん、全部「犬」でい ....
こんな怒りを抱きながら
僕は笑って生きるのか
生まれたこの子を抱きながら
そっぽに首ふり生きるのか
太りだしたその子が腕の中で
くへくへ泣きながら暴れている
見ているひとの ....
涙のかわりに雨はふる
涙のかわりに雨はふる
傘を差し出すひとの手を
断るたびに雨はふるんだ
大人になったら
神様になって
....
過去は単なる時間ではなくて 様々な色彩と匂いによって彩られた巨大なオブジェです 大事な過去捨てたい過去 どんな過去とも付き合っていかねばならず まるで世間の人間模様のようです ひとつだけ棘だらけの過去 ....
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