巨大緻密な力動の圧倒、
この意識の深み抉り蠢く
水の谷間に沈み浮かび、
隠された象徴の意図PLAN担いて。
明るむ明るむ意識の視界に
黒く野太い対角線の衝撃、
赤々輝く太陽の残響、
走る閃光の時空切り裂き
粉々に粉砕された私の独り立つ。
待ってるわ 日が沈むまで
待ってるわ 日が昇るまで
ここで このまま
揺れてるわ
戻ってきて、、
私の言葉
波風が拾って
雨風が言った
あなたの言葉
帰ってくるよ、、 ....
手術室勤務になった時
外回りから器械出しのことを
先輩の望月さんや山崎さんの付いて
実践の中で教わった
器械の準備が執刀医によって違うことや
手術の進行状況や執刀医の動きを見て
使う器 ....
一体お前は、何を考えてるんだ!
母さんが継母って、どういう意味なんだ!!
看護学校を卒業し
脳外科の術場看護師として
やっと休みを貰い
実家に帰った早々
お袋は
エライ剣幕で叱責し始 ....
僕たちの知らないところで
今は何かが起きている
地球的な規模で
歴史的な規模で
今何かが起きている
地上で
地中で
海で
空で
そして人間の中で
今何かが起きている
人間の知 ....
○「センサーをやられると」
年を取れば
暑さ寒さが
わからなくなる
喉が渇いたどうかも
わからなくなる
漏れているかどうかも
わからなくなる
危険かどうかも
わからなくなる
だから ....
余った腕は力を脱いて 指をかるく握る
人さし指だけすこし立てて
みぎ足 引いてひだりはそのまま
そう ずらした軸を忘れないで
鏡 ここに置いておくから
そこで足を組むならもっ ....
大谷が怪我をした
大谷はピッチャーでバッターで
それ以外の時代だった
呑気なフライトの途中にも
大谷は古典のように鉾盾
野球のようにベースボールしていた
横浜ベイブルース
そんなときにも ....
あなたの指先に出来た小さな傷は
血が流れるまであなたにそれを気付かせはしないだろう
あなたの内奥に苔のようにこびりついた疲労は
夜更けのベッドの上で初めて口を開くだろう
聖なるものは狂 ....
わたしはふるさと
私が還るべき処
ワタシ、
私は私の故郷 ぎゅっとぎゅっと抱き締めて
(彼女は子を産めない、
凛として涼やかに
冷徹威厳の匂い
柔らか漂わせ
石女 ....
花々よ花々よ、咲き乱れお前たち
紫に白にいよいよ群れなし沸き起こる
それら命の躍動広がる貪欲な光の放熱
わたしには未だ未だわからない、
咲き乱れるお前達という象徴
そのひそやか秘 ....
さざめきざわめくのは風の太陽
「今日もお暑い一日で」
風の太陽、さざめきざわめく光の海原
生まれる熱風、光の海原を今日に吹き広げ
夏は獣臭い草叢を引きつれて僕の夜がはじまる。この湿気は妄想と戯れる暗闇の伴走者だ。チッまた羽虫が眼に飛び込んできた。
勢い急いで立ち止まれば大きな白い鼠が音を立てて、手前のブロックには壱メートル ....
あなたは、私は、病を抱えて、なお、此処に、立って居る
私たち。本当に生きているの?、聞きたくなるときがままある
支えられている、その掌に、今更、気づいて泣いた
皆、誰しも一人では生き ....
自己観照拒絶症候群(仮)
小市民のAIではない私はchatGPTと接すれば接するほど自分を
俯瞰しようとする際にとなりにAIがいる感覚になり気持ちが悪く
なるのは新しい精神病の一種なのだろう ....
あめ
ひと
設計図の無い
みずすましの痕
フロウ
触れて
薄い指先に
不在が
あるから
テレビジョン・
セットの
お笑い
本当はみんな
はぐれて
いきたい
末広通 ....
やけどした瞬間は
熱を感じるいとまもないというが
その瞬間が延々とつづくものが
子どもなのだとしたら
大人になるのは
残された痛みに苦しむ日々を云うのだろうか
痛みにつぐ ....
人里離れた木の家で
タイプライターで小説を書いていたい
静かに、小さく、ひとりで
私
忘れられたピンボール・マシン
白黒写真にだけ残ってる
白骨化した遺体みたいに
静か、 ....
自転車置き場で空を見上げるのがいい。そ
こに、風でも吹いてくれればなおいい。そん
なとき携帯電話の電池でも切れていて、何か
大事なことや、大した事じゃないことや、君
にとってはもの ....
オリジナルラブの青空の向こうからが
大好きだ=
そんな気分だー
帰路は
新月にしずむやみのはし
こと座に一服
リリ、
(きこえた?
(ああ、きこえたよ
(鳴いてるのかな
(鳴いてるのかもしれないね
夏を野辺送りし秋がやってくる
猫 ....
自称という字は
自傷という字に似てるわ
自称詩人は
自分を深く傷付けていることに
気付かない
悲しく哀れなお馬鹿さんなのね
そんなあなたが
全てを知ったとき
黙ってピストル差し出す ....
タマネギスープの
味覚の渦巻いて
巨きな花咲く
匂い在る物、
水の絹の凍結した滝流れ
切迫する無機の浮き立つ
(鉱物、植物、動物、人間
貫通する線ひたすら伸び)
タマネ ....
帰宅途中の
夕雲の群れに
滴るように
求めながら
どこにも空きは
現れない
千切れそうな
心持のなかで
言葉だって
ひとつもない
じっとしていろ
子供のころはよく言われた
じっとしているのが苦手で手脚が 鶏
僕 みたい
....
人は人、
自分は自分。
いろいろな意味でその人へ
感謝をするが情けは人の為ならず。
認めれば楽になる
青白い氷河の
巨大静まり返り
崩れ落ちいく瞬間、
黄金の聖杯を運ぶ人
溢れ流れる深紅の血を受け
聖なる肉の腐臭に眩めきながら
氷河崩れ落ちる大河の流れ蒼い透明に、
創造し自己を在 ....
汚れた指で、
鳥を折って飛ばしていました。
虚ろな指輪を覗き込むと、
切り口は鮮やか、琺瑯質の真っ白な雲が
撓みたわみながら流れてゆきました。
飛ばした鳥を拾っては棄て、拾っては棄て ....
土砂降りを浴びて
雷さまが落ちた夕暮れに
雲と蒲焼きの匂いが過ぎてゆく
汗とガリガリ君も遠ざかる
そして何処からともなく
幽かな松茸の馨りがやってくる
定番は土瓶蒸しに焼き松茸、
そ ....
189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
2.77sec.