世界で一番多くの
キノコを持っていたら
そんな面倒なことしなくても
奴らは否応なしに
俺たちに敬意を払うさ
奴らみたいに
ただ持ってるだけの
脅しの道具なんてケチなもんじゃないし
....
愛が始まったのはいつでしょう
セックスばかりしていたけれど
どこから愛は始まったのでしょうか
いまいち、わからない
聞けば愛というものは
純粋に崇高らしいので ....
自分の弱さを知って
人の汚さを知って
大人には自然になれると思ってた
先行きに恐れを抱いて
願いの遠さに気づいて
認めること簡単だと思ってた
今 僕から大人 ....
翠星石
お前は今日も元気だ
俺は今日も晴れやかだ
もうすぐきっとお前に会える
たぶんそうだった
きっとそうだった
お前が大好きだった
お前を見ると
胸がどきどきする
だから俺 ....
泳ぐのならば
身を切るような
水のなか
冷たかろう
痛かろう
けれどきっと温かい
....
あの日遮られない渡り鳥たちの羽ばたきが折からの強い季節風によって大きくねじ曲げられていく風景を窓辺から眺めていた
手もとの机の上には整えて並べられた琥珀のかけらたちと剥落した魔法瓶にさした花々
....
グラスゴーに行きたいな
潜水艦に乗って行きたいな
ピースの煙みたいな重い空
が僕を待ってる!
せっかちな老人たちと虚ろな目をした若者たち
僕でも仲良くなれそうだ
ああ
右翼が一人もい ....
仕事をするように詩を書いていた
だけど頭や心が疲れ 何もかもが消え 空にした 自分を
そんな不毛さを テレビでも見て 紛らわす
かけ寄ってきた人に テレビや あるいは
そこに陳列された商品 ....
かさぶたみたいに乾燥した
喉がかわいた
ごくごくとカルピスを飲む
また喉が乾いた
ごくごくとカルピスを飲む
泥水を飲んでいる気分だ
瞼が重い
腐った卵ににた丸いメガネをかけて
....
森の向こうから音がする
ボールの蹴る音
グラウンドを走る音
かけ声に混じって吹奏楽の演奏が始まる
たくさんの若い息吹が一つになって
風に乗り
私の耳の奥まで響かせる
純粋で静かに心落 ....
雨上がりの朝、快晴の路上で渇いている君の瞬間の思想は、枯れた蒲公英のように末期だ、種はすべて失われてしまった、理由を残していながらもう形骸化している、あとはチョークみたいに安直に折れるだけ、秋 ....
その日、
蝸牛はコンクリートの塊のうえで
止むことをしらない陽の光の歌をきいていた
雨の降らない季節に彼らがどこにいるのか私にはわからない
あなたの稲穂 ....
暴力団に入ったら
欲ボケ年金ジジイから
なけなしの生活費とは
名ばかりの運用資金を
奪いとって
その一部で
養護施設に
ランドセルを寄付したい
暴力団に入ったら
弱者を装いながら ....
「好きな娘」
漢字を造った人は
女ぎらいか ロリコンだったか
女の子と娘のほかは
妖 妨 嫌 姑 㛏 娭…
どれもこれも うざい字だ
「結 ....
なで肩女性の
首から肩にかけてのラインに
異常に惹かれる
なで肩フェチの愛撫と言えば
指圧か
ちょっと変態志向の人であれば
バイブでの
肩マッサージになる
なで肩女性が
性的な快 ....
一つだけど花が開いた
良い香りが流れた
孤高な空色付けするかのように
たった一つ歌を歌った
愛の歌
行軍は足で大地を踏みつけ
不穏などんよりした空に浮かぶ雲とともに過ぎていく
誰も望 ....
あまり元気が出ない時
虹を見かけることが多い気がする
七色の光が
直接心に流れ込んで
七色の川になり闇を洗う
日常生活の波が
絶え間なく押し寄せてくる
自分が創った波に苦しめられ ....
あなたの言うことは
どんな時でも正論で
つけいる隙なんかありゃしない
あなたのシャツにはいつだって
きっちりアイロンがかけられていて
一筋の小皺でさえ見当たらない
あなたの書く文字 ....
教えてない昔話をオウムがしゃべっている
雑魚キャラの命が軽いマンガ網棚に忘れてきた
先立つ不幸をお許し下さい 喪主が面倒でさぁ
まだ未熟な羽をもつ
小鳥が
高く
遠くに
羽ばたくことを求め
嵐の日に
強風に乗って飛び立つ事を
選んだように
君は
わざわざ試練の時に
身を捥ぎ離すようにして
....
赤が
私の内側を流れる赤が
情動をまとった哀しみと孤独が
今日も私の全体に行き亘る
赤は
私の内側を流れる赤は
などと
恰好つけて書いてはみるものの
詩人と呼ばれたい私 ....
ケーキを焼いて
中学生の娘の誕生日を祝う
ろうそくの灯に照らされて
もうひとりの女の子が浮かび上がる
娘と同じ誕生日を持つ子
遠い国に拉致されて
連れ去られたまま
いまだ帰ってこられ ....
白鳥のいない湖はだれのものだろう
わたしは随分長い時間待っていた
藻の緑に染まった水面に 静かな波紋が広がる刹那を
何かによごされた羽が 目を逸らした隙に
そっと浮 ....
よなかに こねこが ないて
どこかとおい よびかけのよう
しずかに
開く扉
こころ うもらないなら もう ろここ
こ
ろ
軽んじてゐた 薫 ....
声を ころし かなしみを押し殺していた人の
憂鬱の背中で
凪
蕾は 固く硬く 腑甲斐なさのひとふさ
人間だけが持つ
病
すべての荷をほどき 纏ってきたものを
お脱ぎ ....
雨の日は
傘を射して
射す時を待つ
明日の予定は
そうだ
オレンジケーキを焼こう
とびっきり
美味しい豆を挽いて
夫の帰りを待とう
{引用=(享年36歳)}
....
「息」
9月16日
8年前に惜しまれながら旅立った若人は
もう忘れ去られてしまった
今や花を捧げる人も疎らで
若人の大好きだったところにいる人の
多くは名前すら思 ....
茄子が嫌い
炭酸が飲めない
虫がダメで
猫が好きだけど
スピッツを飼いたい
ほくろが
ここと
ここと
腰は これくらい細い?
髪は これくらいサラサラだったかも
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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