みんなみんなふけこんでやさぐれて
それでもめにひかりをたやさず
ふみつけられたらふみつけかえして
そしたらまたばいぐらいふみつけられて
つばをはきかけられる
それでも
みんなに ....
So I can tell you a tiny tale
of poor people's spineless kindness
or of the swallowtail ....
硬直した男根を吸い上げる炎にも似た女の表情が大写しになっているデスクトップ、唾液の滴る音まで聞こえてくるような絵面だった、バックグラウンドミュージックはずっと同じリズムをキープしていて、終ろう ....
十月のある晴れた昼下がり
どこかで聞いたような一行だが
襟首をきれいに刈り上げたような小さな図書館で ぼくは
真夜中にマクドナルドに行くお話を読んでいた
フォト用紙みたいな装丁の
指紋の ....
煮豆を口に運んでいるあなたは
だれかの真似をしているふうなのだけれど
わからないし どうでもいい
椀に添えられた手は
貧乏臭くひび割れているし
化粧気のない頬 ....
定価千八百円のはずの詩集が
アマゾンで一円で売られていた
0円では商品として流通されないだろうから
一円にしたまでのことなのか
紙代にも
印刷代にも
ならないはずの
アルミ二ュウ ....
無だけだった
光も音もなにもない世界
始まりはだれも知らない
気の遠くなるような時間だけが流れる
*
今日は平日だが、代休で感覚的には日曜の気分だ
余り良い気分とはいえない
明日 ....
四方の壁が 昨晩から私を見つめている
あるいはさりげなく置かれたひとつの椅子を
私の脳のなかで形を失いつつある、
アメーバ状の夢を……
その闘牛士は朝食 ....
赤いしま
黄色いしましま白のしましましましまるしまる
さかさままーぶる
真ん丸まーぶるろーれんすのまーぶる真っ逆さま
この呪文を三回唱えます。唱え終わると
蜻蛉が飛ん ....
風あるだけの風景に
一つ案山子がありまして
さびしく村の賑わいを
じっと眺める日日でした
風あるだけかと思ってた
そこに居たのはお陽さまで
一つ詮無く立ちんぼの
案山子に影をあげまし ....
社畜になれる子らを羨ましく見ている
人気があるものを叩けなくなって大人
人生の失敗ポイントが千を越えた
僕はサイトに詩をアップした
たぶん 書いていたのだ
それは一日中 なぜ書かれたのか 詩なのだが
ひどい産物 それは 暇な日だった
素敵な僕であるはずの虚しい一日が過ぎていくとき
寂しい音楽を ....
【ともし火】
気づけばしんと冷えていく
乗り換え駅も冷えていく
あの子はまだ半袖で
切符がないと泣いている
秋は火を隠している
柔らかな火を 今年もまた
あの子が切符を見つけられ ....
逆流性食道炎なるものになってしまった
ストレスで胃液が大量に発生している模様だ
これは 大切にしてやらねば ならない 権利を もらった 気がして
リラックス させ ....
決められた路しか走れない鉄の匣の中に
小さな蝶が迷い込んで、ふいに私は其れを掴んだ。
翅を捥ぎ、手足を捥ぎ、壊さない様に、そっと、そっと、
のたうつことしかできない、木偶を ....
煙草の煙を燻らせて
黄昏の公園に佇む一人の老人
先ほどまで遊んでいた子供達は
まるでかき消す様にもういない
眠たげなその瞳で
茜色の空を見上げ
夢の中を漂い流離う老人
想いに耽るのは ....
地階の
寡黙な土踏まずから
4階の
華やかな脾臓まで
動脈としてのエレベーターは
人と花束と高揚を
送り届けた
6階の
冷徹な口角から
1階の
大らかなアキレス腱まで
静 ....
131026
ひとめ あなたに会いたいと
地獄の底から這い上がり
やって来ました娑婆の街
変化はありませんとスタッフ
....
お風呂に入り、
湯ぶねで一日のことや、たあいもないことを考えていると、
いつの間にかうつらうつらしていた。
と、突然ハッとして目を開けた。
お風呂の蓋に唇が触れて、ドキッとして目が覚めたのだ。 ....
オナホール購入には
課税しないという
オナホール免税措置法案が
国会を通過する見通しとなった
国会周辺では
これに反対する人妻が
少子化担当大臣の解任を求め
身悶えている
歩くたび、足元に広がる波紋。
広がった波紋は波となり
遠い過去へ、遠い未来へと
とめどなく広がっていく。
立ち止まり、その波紋を止めようと
必死に地団太を踏むも
新 ....
僕はなぜ生きる
若いときの問いかけが 浮かぶ
ノートに書かれた無意味な響きは
見えない 心の 落書きだ
僕は思い 旅立つ
伝えるべき思いを伝えようと
だけど その思いは 疲れ果 ....
最近は眠れていないのか
毎朝目覚めが悪く起きられない
観る夢はスピリチュアル系
眠ったまま何かを学び
成長し続ける日々
昨日とは違う自分がそこにいる
眠れているはずなのに
眠 ....
言いたい事があれば
言うがいい 心のままに
だが、世間はそれを許さぬであろう
人々は自分達が担ぎあげている重荷を
君が一緒にかついでいない事が不満なのだ
だが、君はその重 ....
もう何も書く事はない
もう何も伝える事はない
ただ、僕は一つの沈黙としてそこに存在しているだけ
そう考えて、僕はキーボードに触れなくなった
・・・にも関わらず、僕の中の言葉 ....
天かす饂飩がウマイ
ほうとうも好きだけど
立食いの鰊蕎麦も好きだけど
断然、味噌カツがウマイ
って、あれ?
まあいいや
炊きたてのご飯がウマイ
ピザトーストも好きだけど
ミー ....
腹の中で成熟する生き物は
愛おしさと脅威に満ちて
その者たちの全てを
いとも簡単に奪ってしまうのだ
私は知っている
愛情を踏みつけるという行為は
....
見たくもないものが
見えてしまう時
人は、目を閉ざす
そうして
彼等は裸となり
波打ち際に寝転がり
片耳を、砂に押し付けて
波の轟きに
聞き入っている
....
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