いつでも伝えられる距離にいる
でも、言えば壊れそうで
一緒に帰る一直線の道が好き
でも、真っ直ぐ見れなくて
ばいばいしたあと、
振り返って心で呟く
....
{引用=
冬立つ月の夜
南瓜に火をともす
ゆらぐ明かり
ゆらぐ 影も 心も
ひととせの 時のはざまの、いつかより
旅芸人たちがやってくる
誰もが 物の怪さながら ....
水色のピアノを
あなたは弾いていた
獰猛なまでに素早く指をすべらせ けれども
唇の端にはささやかな笑みをあつめて
手に負えない{ルビ巨=おお}きさと
理不尽な ....
台風到来で押し出されたらしい雨が
ずっこけるように斜めに降り出してきた
台風が近づくにつれ雨に重みがまじると
ずるいことに引力以上の力で今度は垂直に吹き付けてくるじゃないか
我 ....
高校生のころから
やりたい女BEST10を
ノートにつけて
楽しんでいる
ずっと
小泉今日子が入っていたが
三年前にやっと圏外に去った
と、思ったら
最近19位に再ランクインし ....
月夜の陰に隠れて
語り部が謡う
囁くような言葉が耳に届いてくる
名も知らぬ弦楽器の調べが
低く高く・・・まるで泣いてるようだ
パンドラの箱は開け放たれた
禍が渦となって押し寄せ ....
汚れてしまった
そう思ってみても
よく見てみれば
この汚れも、アートみたいに見えなくもない
穢れてしまった
そうとしか思えなくても
よく考えてみれば
この穢れも、ジャンプ台だと思 ....
.
昨日、
私がよんだ詩は
孤独についてかかれていた
言葉のひとつひとつが粉々に砕け散り
闇の渦に吸い込まれ乱反射していた
それは
孤独であり希望であった
ある光であった
今日、
私 ....
コンクリ-トの囲いとか
有刺鉄線のバリケードとか
があるのではない
ガラスのドアが閉じているだけ
外からは自由に開く自動ドア
それでも内からは
鍵が掛けてあって開かない
食事は確 ....
【乾期】
鉢植えが日ごとうらぶれていく
朝顔はもう咲かないだろう
ふたたび未来をつなげる種だけを残して
それでいいじゃないかと
乾いていく
ほんの少し私も そこで
足踏みしている
....
ちょっとした好奇心で
腕を切ってみた
痛み以上に
こみ上げる悲しみは痣になって残った
ちょっとした好奇心で
腕を出してみた
痛み以上に
運命の赤い糸が私にもはっきり見えた
「朝」という字の月の彎曲に
僕は腰掛けている
朝になれば月は消えて
その先のことはわからない
味ノ無イ、がむヲ噛ンデルヨーナ、人生ナノ
ランドセルをしょった姪っ子が口を尖らす
学習院型 ....
6年前
私の体の一部が切り取られた
時々 なんだかんだ 体中を調べられる
白衣を着た 爬虫類のような男性が
私に君臨して お告げを述べる
私の 感性 思考 理性
ずらしてずらしてず ....
恥ずかしながら私は文学を、身体に流れる血の一滴くらいに思っているので、小説などは家族見立てで評価が辛くなりがちだが、一方でロマンの派生形である優れた漫画やポップスなんかに出会うとわりと手放しに称賛して ....
ドリンクをいくら飲んでもまるで足りない何か
何も足らないというのは変な言葉
それでも毎朝飲んだ
無きにしも有らずと言い聞かせる
革靴で日々歩いているせいか土踏まずがなくなり
靴底だけ磨り減 ....
ひとかき
ひとけり
その分だけ進む
ひとかき
ひとけり
私の力の分だけ進む
ひとかき
ひとけり
私が今出せる力の分だけ進む
それ以上でも
それ以下でもなく
しなやかで ....
お前とチューが出来るなら俺は死刑になってもいい
無論軽いフレンチなやつじゃなくて
真剣にエロい
心臓と心臓でセックスをするようなやつだぜ
....
ブームが去ったあとにハマっている
整形してまえよりモテない
社会がおかしいのか私がおかしいのかどっち?間違いなく後者
太陽から少し離れただけで肌寒い
少し
少しってなんだろう
肌寒さはこんなに身にしみるのに
外灯が先週よりも
せんさいで優しかった
恋人たちも先週より
せつ ....
信じなくていい
涙で帳のおりた夜
そんな夜は、信じなくていい
僕は今日も眠っている
足りないものとは一体何 この言葉は
不確かな僕の心の中に思わされるようだ
僕の目がその奥に今抱え持っているものとして
新聞の見出しを見つめていた
この大 ....
{引用=初等科之部}
よいこはねとけ子守歌
ももたろうのおはなしと
かぐやひめのおはなしと
ねむれよいことねかされて
ごっちゃになったゆめをみて
ひとりでよなかにめがさめた
ごとご ....
笑っていいともから電話がかかってくる人になりたい
小学生のときから どこかで少しだけ そう思って生きてきた
それが完全にかなわない夢に あと半年でなってくれる
....
いつも
たくさんの 幸せを
ありがとう
ある夏の暮れ、一匹の虫が空を見ていました。それは万華鏡をかざし見たような小さな空でした。その空から、突然雪でも雨でもないものが降ってきたのです。それは風船でした。24色の大小様々な丸い風船はクレヨンが ....
幸せ
という言葉がついたものを買いたくなる
そんな時刻夕暮れ
ひとりはほんとにさむい
ネット上の文字が友達
だなんて言わない言えない
でもいいじゃない電車の
窓にうつるひとにつぶ ....
みんなみんなふけこんでやさぐれて
それでもめにひかりをたやさず
ふみつけられたらふみつけかえして
そしたらまたばいぐらいふみつけられて
つばをはきかけられる
それでも
みんなに ....
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