高校生のころから
嫌いな人ワーストテンを
ノートにつけて
楽しんでいる
ずっと
小泉純一郎が
入っていたが
去年ようやく
圏外に去った
と思ったら
最近また
2位にランク ....
おもしろいと思えるものってなんだろう
これほど不確かで 確かなものはない
おもしろいかどうかは 神様にはごまかせない だ け ど
世の中には つまらない芝居 ....
薄紫色の大気はひんやりと冴え渡ってそこにあった
南天の赤がこじんまりと眼の端に映るそんな朝だ
生きることはそうわるくもないさときどき意味のとり方を間違えるだけなんだ
そうみんな生のかけらを交 ....
目の前に見える夢とか希望とかじゃなくて
自分を守るために
アラームが鳴って
うだうだして、あと5分だけ寝て
はっとして起きる
「…今日は……」
こんな毎日を噛みしめて
....
これがあなた弟の部屋よ
案内してくれた女はノエミといった
薄いブルーの冷蔵庫
錆びたコンロとケトル
想像してたよりもずっと生活感があった
家事なんてしたことなかったのに
窓を開けると
....
歪む光
無数の粒子
極限まで集められた音たちが臨界点を超えるとき
女戦士は
降り立つ
ライトセイバーの軌跡に沿って鱗粉が輝く
とらえられない
存在
残り香
薄く しなやかな繊維を ....
月夜以外も気をつけな
積年の情念が変貌するのは
なにものも届かない深い漆黒
ノートだけが友達の少年が生み出したトモダチは
その日動き出した
夢を食い破っては跡形もなく丸めて捨て
先生を ....
がちゃーん と割れるイメージは
ちょっとドキリとするからね
じゃりんこ よりも
ちゃりんこ のほうが
近かった世代
あたしは 若かった
元祖 あたしは 若かった ....
あなたを想ふ
この瞳であなたを見つけ
あなたを想ふ
この耳であなたの声を聞き分け
あなたを想ふ
この唇で愛の言の葉を紡ぎ
あなたを想ふ
この両手で抱きしめるために
....
すぐに僕は狭いところに足が向く
別に好きってわけじゃないんだけど
元々こうなんだから仕方がない
何度か引っ越しをしようと思ったけど
どれも失敗に終わってる
別に悲しいってわけじゃないんだ ....
自己たる意識の
曖昧さのもと
神経回路の
織りなす世界
小さな世界に
繋がるものは
大なる源
不可知の広がり
見えない手綱
消えない絆
たぐりよせても
頼りなく
....
腐ってた
タマゴがさ
買ったばかりのタマゴがね
ケーキを焼こうと思ってさ
4個目のタマゴだったのよ
5個使うんだけど
パカッと割ったらプーンとね
くっさい臭いがしてきてさ
えー ....
想像してみて。
この柔らかな死体が
何を思って生きていたかを
たとえば
生きている理由とか
翼の意味を考えただろうか
空を飛ぶ機能が失われたそれは
時折はばたく真似事をするだけの
使い ....
話して怒られ話さず怒られ
吐いて月の大きさ
愛されても孤独
https://www.youtube.com/watch?v=ZkAaQAuxxX8
....
南から風
そのあと
風が空を押し上げて
秋の空が高くなる
その高い空の下
山は赤く
地は黄金(こがね)
輝く色のグラデぇーション
実りの時を触 ....
131029
破綻を恐れず
どんどこ行こう
ぽかんと開いたクレーター
ビスケットのカケラ
利口なトマトに
間抜けな空が
冬が近いと
笑ってる
にこ ....
カップ麺が好きです
お湯をかけて待ってる時間も楽しい
自分にとってカップ麺はご馳走なんだ
カップ麺が好きだというと
貧乏くさい 手抜き 身体に悪いと
知ったかぶった顔で注意されます
....
夜よ ずっとここに とどまっていてくれないか?
私は 蛍光灯の元 闇から身を潜めている
闇は闇で 光から身を潜めたいもの達で
ひしめき合う
夜よ ずっとここに とどまってくれないか ....
此処は左回りの回転磁区
あらゆるモノが左回りに回転し
あらゆるモノが互いに先回りし合う回転磁区
回転磁区、地磁気の乱れに弱く
回転磁区、老人には辛く苦しい高速回転
回転磁区、遭難死も ....
めのなか 海 しかいのなか 海
鼓膜のそば 耳 鼓膜のそば 耳
歌なのか 歌のなか 歌
誰かいないのか えてえでえてえでえて
眠い 這いつくばって 出て行って
激しい火の粉に 反れて ....
終電近くの私鉄に揺られながら
天使と呼ぶに相応しい存在を数えていた、
つまり地を這う目線から
多くを見ることを教えてくれた存在について
そして余りにも多くの天使たちが
空に落ちていっ ....
夜が明けたら
指をむすぼう
悪気のない月明りが
影をつくっている
永遠 という言葉を知っている
それでじゅうぶん
一生 口にすることはなくても
たとえ 夜が明けなくても
....
ガラスが砕ける数分前、
東京タワーが尖端から地面に引きずられて
蟻地獄にのまれていった
その蟻地獄の底に見たものは真っ赤な夕焼け
見いつけたと不忍池の蓮が听った
時計は童話のなかでは ....
空に私たちはいない
私たちは線路を行くロックだ
箱型の電車が今日もギュンギュンと音を立てて走る
毎日、毎日、限界をこえたぎゅうぎゅう詰めのなかで、私たちはノリノリ!
そう、私た ....
僕は何もない
手離すこの手の 金は
ものの手に入れられない
すでに この手が 手放したもの
君は多くが寂しさ
着飾った 目は 流行の
君の夢を見る
細かな言葉を用いて 目は
....
まだ 秋に吠えているの?
もう 母になるのだから 色白に染めた肌を粉雪の背景に凭れ
ゆっくり歩んで生きなさい
胸の張りが急速に母になってゆく まだサクランボ坊主なのに
体がのそのそしか ....
自分のことを
とことんまで嫌いになりましょうとおっしゃる
ナルシストの私にはむずかしい道だ
どこまでも 嫌いになれないのは この顔
味が ありす ....
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