雨の降る端っこにいる
それを全てにして
明日に踏み出す先もなく
後顧の広さに竦み
見上げる先から落ちるものが
雪であれ、と思う
間違った先もなく
泥濘の重さが
安寧に変わる境目が
降 ....
お前のいたんだ背中に 唾吐くその心地について
引きずり出すさ 夢想にもふける
神に気付いていないにすぎない
あの世はすえた茣蓙引き一畳
空威張りに 敗れてもいい
心配は本物?
自分以外を心配するとき
優しさはあるのだろうか
わずかに胸が捻れている
そこに痛みはある
痛みがあったら本物だろうか
優しくなりたい
それだけなのに
何を冷静 ....
室外機のうねりのようなノイズが脳髄をずっと拡販している、まるで呼吸しているみたいなそのリズムで俺は灰色の影法師が踊り続ける幻を見る、真夏の太陽の下に居ても曇天が続いているような…動乱、人生はそいつ ....
心のつらぬきは今は
冴え冴えと他人をつらぬいている
よくわからないように
うまく散りばめた鍵盤を
叩き散らかして封じ込める
ひんやりとさわる指に似て
どこかでふうと吹く風の音が耳をかす ....
捧げられたものと与えるものの区別がつかないままで、
ぼくは語って、きみは答えた、のはぜんぶがぜんぶ正解じゃないから
なにものともつかない悪夢を乗せて亡霊がインターステイツを走る
あかとき ....
京急のな
平和島あたりぃ
富士山が見える時があんねん
ほいたら何でんない車内で
あぁってじんわり沁みてくん
それが沁みてくんねん
朝はもう乗っとるだけで
鬱になりそうなところ ....
永遠を求める必要はないのだ、
何故なら既に永遠の内に在るのだから
と詩想したのは誰だったか
永遠の内に在る
鎌倉帰りのその人、
既に亡くなっていた
にもかかわらず、
映し出 ....
真っ直ぐティトゥス、
霊性の光帯び
漆黒のなかに純白
輪郭保ち浮かび上がる
その眼差し、見えるもの確と見据え
その瞳の光、見えないもの静か透過し
((塗り込められヒビキカガヤク、 ....
とおくまどかな雪峰あり
わたしは雪原に独り居て
アナタ鮮明に只懐かしく
憧れ哀しく沸き立つ歓び
あの頂きに行きたい、
あの頂きで生きたい、
空は雲一つ無く凍り付き
青く蒼く澄 ....
物をたくさん集めてソーセージを食べたら具合が悪くなり
外で、砂を集めて、また家に帰り、また外へ行き
宇宙を探していたら、バカ大学というところがありました
生きててよかったから、この部屋で
....
○「性被害」
男から女へ
だけでなく
男から男へ
女から女へ
女から男への
性被害もあるってことだよ
今はなんでもありだよ
○「内閣改造」
国家国民のための改造でなく
自身の ....
古代日本の縄文文明こそが
世界の文明の中心だったように
現代の日本は文化で世界を制している
日本は真の平和と秩序をもたらす
世界の文明の中心になり得る
この地位を確たるも ....
水音
母
おとがい
遠く揺蕩い旅に出る
小舟はもう浜辺に接岸し
さあ出発だ!光の大洋へ
意識の明るみ明るませ
もっともっと
垂直に切り裂き切り開き
意識の視界に映る現れるものを
遠く深く泳がせ誘う ....
あなただけじゃないんだよ
死ぬのは
あなただけじゃないんだよ
年を取るのは
あなただけじゃないんだよ
思い通りにいかないのは
一人で苦しむことないんだよ
△
言葉
挨拶 曖昧愛人
朝の意味 後残り半分
意味の不調 雨降る雪降る
裏社会の生活 家帰る途中で
駅東口順昭地区 色空間情報交換
親同士合併問題解決 音感知機能 ....
優しく円かな熱を帯び
アナタの声 細やかに大胆に
拡張し収縮し懐かしく憧れ
沸き立つ意識の浜辺に
小さき蟹の群れ無数
赤い残響の内に戯れ
横走り去る波打ち際
湧き立つ意識の ....
白い絹のような夜
双子の一人は
もう一人を揺さぶる
隠されたおもちゃの
在り処を聞き出すため
哲学的な問答の
何度も
何度でも
蒸し返されることといったら!
起こされた一人は
寝ぼ ....
1TBのハードディスクの完全消去って
7時間ほどかかるらしい
mmってか
壁にへばりついていやがるヤツをスプレーで
消去してやったw
俺の身体完全消去するには火葬場で1時間ぐらいだろうか ....
讃えられるべきものが青春であるならば
それは軌道をめぐって来る
氷と塵の微小天体の様なものかもしれない
海が のどかに凪いでしまわない内に
美しい夢も
ほっぺたゆ ....
クロッキー
齧りかけの林檎をはじめて描いたのは、13
歳のクロッキーで、もう、20年も前のこと。
その後、デッサン、水彩画、詩の入ったポス
ターカラー仕上げ、油絵、完成した絵は一枚
だ ....
歴史的射文字でHOSHIを訪ねてみよう
蠍座テルモ委員会が眼を通してみましたよ に対して丸をする
万程度高い 評価基準を加味すれば 人物情報交換可能状態の ....
放課後、
人目をきにする、
体育館裏の日陰で、
男の子たちだけで、
こっそりたのしんだ、
女の子たちがしていた、
ゴムとびあそび、
てあそび、
あやとり、
そんな、
あおい花、
....
せいいっぱい
ひろがる
芽はあっても
根がないから
今かぎり
句点から
明日の月が
めのまえで欠けていく
せわしく点滅する
一小節を
線で結んで
とぎれた先は
少し ....
たゆたう
エメラルドに
我 足跡残し、
ここはヒビキのウチュウ
羞恥モガキ夢現れ暴かれ
鮮明なストーリーの内に
オノレのウチュウの罪跡
執拗浮かび上がり ユメに、
想わず斬 ....
たなびく雲間から
陽射しの降り注ぎ
路傍の花群れ、
花枯れ結実
無数実の緑、
照り輝き艶めく
生まれる生まれる次々生まれる
ああなんてこと、
途絶える事なきこの生成
照り輝 ....
体が言った
本を信じた
本を伝えた
体が云った
バチ当たる 罰が下ると言われても
無二歳 無碍にする
仏様だろう 神様だろうが
当たるも八卦当たらぬも八卦
知ったことではない托鉢の植木鉢
銭をくだされ世阿弥様
信じるには価しないよ ....
脈動、日々の路傍の花の群れ
光の響き、ひたすらひたむき
(この世界の平面を踊り明かせ!
垂直の次元を生き意識する為。)
路傍の花群れ、枯れ無数緑の実
響きの光の響、意 ....
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