ああ!
あたまのさきから刺激する月光が痛い!
天上から地のそこへまで貫通する
シルクの呼び鈴
するりするりと、するりするりと
腐ったミルクの滴りが
アスファルトへ静かに窪むよ
夜なかのし ....
?
金曜日。今日を始発とするが、ハナキンは混雑する。いつでも降りていいはずだが、それは途中下車でしかない。各駅の手招き、誘惑。何とか踏ん張って、居場所を確保。荒川を越えれば、車内は美しくなる。水面に ....
仕事場のドアを開けると
早く来て掃除をしている筈の君がいない
代わりに卵がひとつ床に転がっていた


とうとう君は卵になってしまったのか
私には何も言ってくれなかった
淡いピンク色を ....
ポコチンの平常時の大きさを
物差しで計ろうとするが
ちょっとでも触れると
反応して大きくなってしまうので
どうやっても正確には計れない

この発見により
人間の知の限界が示されたと言われ ....
空が雲を指導している
 雲は雲で空を無視している
海が船を可愛がっている
 船は船で海に甘えている
丘が木々に恋している
 木々は木々で丘を愛している

過疎化した町が設けた
こころづ ....
解脱してのけ者にされている 本当の君は君じゃない 咳をしてもひとりじゃない 従順に起動することができる身体

あなたは
雰囲気でもつれさせられるようになる
賞賛はゆったりと送信されます

♪女性に特有の唇の柔軟のように
胸の膨潤
温和に
急速に
瞬間まで ....
背中から魂にかけて
羽が生える

手帳を破り捨ててコーヒーを沸かす
電卓であがりを計算し
海中で月の大気を求めた

カレンダーも
孤独もない
あるのはもちろん
言葉にならない雰囲気 ....
不思議ね、
悲しいことは平等なのに
嬉しいことは不平等

優劣が避けられない
年齢を重ねても
自然と大人にもなれないし
誰にも優しくなれないの

ただ道を歩いているだ ....
 この折り紙を広げたら
 思い出がひとつ
 消えていく

 ここは
 思い出の小部屋
 一日の最後に訪れて
 折り紙を一つ置いていく

 その日、私が
 過ごした時間が
 一つの ....
駐車場の一角
水面を撫でた風を受け
首を伸ばすと
視界が開けた眼下に湖
列島の海岸線から遙か遠く
ぽつんと置かれた水たまり

湖岸にぽつりと楓の木
秋の風に朱くなり

ここには敗者 ....
コートのポケットに
どんぐりが三つ
入っている

きのうの夕ぐれ
近所の公園でひろった
小さなどんぐりたち

てのひらの上で
ころころ転がしてみたり
両手で温めてみたりする

 ....
気を遣わせたくなくて
消えてしまいたくなる
でも出会ってしまったことを
消せるはずもないから

結局今日も
笑顔を貼りつけて
そこにいることしかできず

そんなだからまた
あなたの ....
君は遠くを見つめていたね
それは私には届かない光

君は更に遠くを見つめたね
それは私には届かない空

君の行く先は更に遠くだね
それは私には届かない都

君をいつまでもいつまでも見 ....
信じること
それは
輝く労作業

今日も君に祈りを送るよ
それが私にできる
精一杯の
作業だ

ありがとう
祈らさせてくれて
ありがとう

健康であれ
無事故であれ
幸福 ....
理解できないものはノイズ

それは タダの鳴き声
それは 皆無だと

そう弾き出す答えは
言葉として認めない

偏った定義が
創造を飼い殺しにする
読み耽っている僕の
まだ読み終わらない本の頁に
済まないと君は手刀を切る

割り込んだ手が
即席の栞に真似て

君の何気なさに
僕は 今日も
軽く峰を飛び越えた
古い人よ
あなたの残してきた足跡が
時間の湖に一つずつ落ちる音がして
僕はそこに誰にも使われなかった時計の針を見る
新しい村に深く棲み付きながら
あなたの姿は目に見える姿とは別の姿だ ....
要するに、の辺りで 
くすっとしてしまう 瞬間

何だかんだと 周囲の状況を
こと細かく 説明しようとして

寧ろ その方が 親切だと
信じて 挑むのだけれども

結局 何を言いたか ....
雨が降ってるはずだ 君は言ってた

君はたしか 雨の日が好きだから




ここはこんなに広いけど 君は消えた

君はたしか 雨の日が好きだから




貝の中で生まれた  ....
知らない国へ治療にいった

ぼくはムリョクだった

行動もことばも信頼もミライも

どうしてあなたに与えられなかった


コップは満杯なんだろう

おおきなコップが必要だった
 ....
水のような夢は誰にも知られず
雨どいを流れてゆく
甘い菓子になれず
鮮やかな菓子になれず
形をなさず
流れていったきり

畳の上へ横たわる僕の瞳は
黒々とした夜を現す説明文

剥が ....
sweet nightmare

僕はずぶずぶ沈んでゆく 底のない記憶の海を深く深く
灯りは遠ざかっていって ついに完全に見えなくなった
何時間か それとも1秒にも満たなかったかもしれない
 ....
長雨のあがった夜。

三角コーンが馴染みの路を塞いだ。

老年の猫が「帰れ」と言う。

何故いつも猫なのか。

何故。

自分で巻いた煙草を吸いながら、舗装が重なる荒れた道を歩く。 ....
風渡れ
星渡れ
隼の如く

こここの時から
私を連れていって
意識を伝ってワープする

あなたとの一瞬
昼下がりのよはく

 貴方の町でも蜩の声は聞こえるのですか
 窓の外に目を向け
 あれはまだ桜も咲いてない午後だったのに
 耳鳴りが
 今でも止まない


  

春のよはく ....
  さびしいことを言ってくれ
  秋の幕がひかれるころに
  紅葉色のセーターに袖をとおして
  氷雨の似合う 唇のような{ルビ瞳=め}をして
  かなしくてたまらなくなることを言って ....
あなたはそれから日記を書かなくなって、たぶん唇はかわいている。
テレビは消音のまま点けっぱなしになっているから、部屋のなかの光と音のバランスは悪い。視覚的な喧噪と、それを拒否する沈黙。でもカーテ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
真夜中の底白雨1*13/12/6 22:42
Seven Ways of Looking at a Tra ...中川達矢113/12/6 21:32
普通の空壮佑36*13/12/6 20:50
不確定性器原理花形新次113/12/6 20:36
かの幻が開いてその影は消えた②信天翁313/12/6 20:30
解脱してのけ者にされている北大路京介413/12/6 19:32
本当の君は君じゃない413/12/6 19:32
咳をしてもひとりじゃない413/12/6 19:32
愉快に過ごす(あなた)和田カマリ1*13/12/6 18:14
サウザンハーベストコバーン513/12/6 17:07
だからタンゴを踊りましょう中山 マキ213/12/6 16:53
日々、折り紙まーつん9*13/12/6 15:56
諏訪……とある蛙7*13/12/6 15:45
【 どんぐり 】泡沫恋歌22*13/12/6 14:21
テーブル越しの森川美咲3*13/12/6 14:01
渡辺亘113/12/6 13:22
祈り113/12/6 13:07
言葉は人間だけのもではない[group]subaru...7*13/12/6 12:12
本を置いて・・・[group]8*13/12/6 12:12
古い人葉leaf613/12/6 11:38
燻る木藤鈴呼3*13/12/6 10:45
3号ちゃん散布すべき薬...113/12/6 10:12
おおきなコップ吉岡ペペロ513/12/6 4:15
どんなふうに一人うみこ4*13/12/6 3:37
sweet nightmareitukam...1*13/12/6 1:31
「夢の明けぬ夜」宇野康平113/12/6 0:47
その時ぱんころ113/12/6 0:44
よはくAB(なかほ...113/12/6 0:40
たそがれ[group]草野春心713/12/6 0:15
百年の鳥はるな1113/12/6 0:09

Home 戻る 最新へ 次へ
2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 2030 2031 2032 2033 2034 2035 2036 2037 2038 2039 2040 2041 2042 2043 2044 2045 2046 2047 2048 2049 2050 2051 2052 2053 2054 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.67sec.