「ぼくら「ぼくらの空」を見て」空を見て」

真空にぽっかりと浮かぶ月はなぜ吸い取られないのか

「ここにはいない「「

」それはもう終わった
雪はふるけど
ここにはふらない

構造帯の上の
細い一本の道の
上を

膨らんでは
縮む赤い風船

「走って」

雪はふるけど
ここにはふらない

「お願い、走って」 ....
小指からまず
左目の目尻に
そして、
右膝へ。

空が青白く光り、
あぁ、
これでもう終わりなのだな、
と。

思い出すのは、
ストーブの上で
とろける餅。
そんなものかと
 ....
 
祈りが、ケーキにすりかわる頃

ベツレヘムの星は、LEDの光となり

讚美の歌は、ソリッドステートの箱に閉じ込められる


 
  遠くまで、
  その日は夜霧でなにもみえなかった
  ダッシュボードに置かれた読みかけの雑誌は
  信号の赤を浴びるとき、諦めたようにあなたの膝に落ちた
  まるで亀の甲羅のように ....
ずっと鳴りやまない信号の点滅。浸透しひろがる警告音。

点滅と、警告音・・・・。

闇の中のスズメバチ。果てしなく続く、祝祭。

僕はうんざりして箱の中で欠伸をする。


―にぎやか ....
 



 僕を蹴り飛ばした君が
 誰かに殴られて泣いたって
 君が蹴り飛ばした僕が
 誰かに抱き締められたって

 お互い知る由もなければ
 心底どうだっていい




 ....
感じてることにまかせよう

つかれたなら

つかれそうなら

感じてることにまかせよう


何度も確かめたくなるなんて

きたない心が消えないなら

うなぎを食べたら解散しよ ....
ふくよかな夜のしじま
淡く月が傾いでは
歌のような冷気が背を撫ぜます
もう気分は
お江戸の幽霊
火の玉提灯ぶら下げて
足なんざ有りゃあしませんよ
ひと気がないのは尚結構
夜道は一人に限 ....
夜風が煙を差し向ける方向
思い出さない瞬間は無い
愛しい太陽系だ
すべてを
吐く

そのとき

お前を愛していると
忘れ去るために

死ぬんだ

そんな恋を
している

 ....
女子トイレに迷い混んで出られなくなっている 触るとセクハラで吹き矢 人助けして空気が悪くなった  空に延ばされた
 無数の手が
 草原のように
 なびいていて

 その上を漂う
 タンポポの種が一つ

 象徴とは、多分
 そのようなものだ

 手の届かない
 約束のような ....
古い川が涸れていく

もうすぐ 
この蟹たちもいなくなるのか

この川を住処にしている生き物たちは
すべてを受け入れる

自然は寛容で力強い



環境の変化に対応するため
 ....
紫の瞳を隠し持つ男が
現れるという噂が
流れていたから町では
誰も彼も
目線を合わさなくなり
サングラス・マンがありふれた


紫の瞳にやられると
突発的に自殺をしてしまうらしい
 ....
それでは
先日亡くなられた
南アフリカのマンデラ元大統領の霊を
呼び出して頂きましょう!

ま、まんでら?

ハイ、マンデラ元大統領です!
どうぞ!

まんでらもとだいとう・・・・ ....
手のひらを凝視してみるとそこには鮮血が小さな溜まりをつくっていた
僕はありったけの力を込めてその血溜まりを床に叩きつけ
跳ね返ってきた血が頬に飛び散って涙のようになるのを許した

物言わぬ君は ....
                     131208


ファシスト消えろの大合唱が耳許にへばり付く
蛙のような声がしてもう限界だと新党結成を決意する
蛙の声は案外遠くまで届くものだと
 ....
雨が降って
水溜りが出来て

川が流れて
海になって

太陽が水を熱し その姿を変えて雲まで送る


この地球のどこかで 誰かが流した涙があって
それもまた
太陽が熱して その姿 ....
哀願の言葉を訴えても
死刑執行は止められない
ギロチンは
間髪入れず放たれ
洟垂れ小僧と少女は
鮮血の色を知ったのです


王都の大通り
中央広場
小さな広場を大勢の見物人が取り巻 ....
一つの島で、わたしはつよく、過ぎたことに囚われた
太陽が地球を崩壊させるため
爆発的なうつくしさで海と空を染めとばし
宇宙を貫く星々の轟きが
いきのこった生命を汚染するとき
わたしはかなしみ ....
誰もいなかった
街は身を切るような冷たい風が吹く
誰もが財布の中に明日を抱えて
耐えていた
凍えるような冬の時の中


どこに行くのだろう
立ち止まるとき
わからないけれど
ま ....
みえない月はどこにいる
いつもと同じ空にいる

みえてる太陽はどこへゆく
いつもと同じ空へゆく

互いになにを想ってる?
気にしてる?
気にしてない?

きいてみたいけど
きいて ....
朝日を吸って
煙が冬の初めの終わりの心が動き始める

静止する衛星が
ヘビーな感情の中で流れ続ける

つむじからつま先まで
嫌悪されているような
憧れと寂しさが募るように
それを言葉 ....
日常の片隅に
読書する時間
を取って置く

新しい刺激は
時に知的欲求
を静に味わう

知的欲求から
美的欲求へと
行ったり来り

日常の片隅に
いつも何かの
欲求の時間帯 ....
情けはいらぬ
では 目の前の
てんこ盛りの皿に
何を申す
待てど暮らせど
さみしくて
恋衣

足早に逝く
風が身を切る
足搔いたところで
左様、空の下
吐いて捨て ....
あなたは、いる
そこ、に

うたっている
うたを

聴いているのはわたしひとり
LEDランプの許

わたしは、描いている
ここ、で

夢を
ことばに

誰が読んでくれるの ....
すみれの咲く秋がある
すみれが好きな少女のために

春の庭に生まれた夢が孵る時がいまなんだ
と秋の実りにそよぐすみれ
常冬に住む老婆の許の菫色の裁縫箱には
針と糸と針刺しと並んでセピア色の ....
この箱は
中に入れたものの
過去を感じることができます

でも
ふたを開けることは許されません

つまり
あなたが
この箱に
何かを入れた時の
そのものに対しての記憶を
思い出 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
佐藤伊織313/12/9 1:02
雪はふるけど013/12/9 1:00
opus013/12/9 0:41
祈り殿上 童20*13/12/9 0:27
透明な死人のために草野春心413/12/9 0:12
祝祭白雨2*13/12/9 0:07
憎悪処理室自転車に乗れ...113/12/8 23:56
まかせよう吉岡ペペロ613/12/8 23:04
うらめしやただのみきや18*13/12/8 22:25
ハーベストコバーン113/12/8 22:02
女子トイレに迷い混んで出られなくなっている北大路京介613/12/8 21:47
触るとセクハラで吹き矢213/12/8 21:46
人助けして空気が悪くなった913/12/8 21:46
象徴まーつん13*13/12/8 20:48
涸れていく この古い川が教えてくれるichiro...6*13/12/8 19:45
キングダム・ブレイク[或いは]巡る吟遊詩人[group]ゴースト(無...0*13/12/8 19:40
恐山花形新次2+13/12/8 19:18
希望の血溜創輝013/12/8 19:03
あめさけるてまえにきみがいてあおば9*13/12/8 19:02
涙雨の恵み創輝213/12/8 18:52
マッシュ・ポテトキングダム[或いは]暗黒じゃがたら狂想曲[group]ゴースト(無...2*13/12/8 18:42
七つの島kawa313/12/8 14:35
イルミネーションの影番田 413/12/8 13:13
ふたつの空朧月213/12/8 10:01
サウザンコバーン313/12/8 8:56
日常の片隅に・・・tamami11+13/12/8 8:18
情けはいらぬ。駒沢優希113/12/8 7:55
ゆくえもっぷ6*13/12/8 0:38
秋のすみれの走馬灯813/12/8 0:35
過去を感じることができる箱ichiro...4*13/12/8 0:31

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