曇りガラスにLOVEとつづった
あなたの尿を私は飲みたい
顔面に跨れと言っているんだ
誰にも知られないように
そっとのぞき見たあなたの
スカートの中身と交換して
手に入れたいぜマルチタップ
お正月はボンバーマンだ
Intel Pentiumプロセッサーが
私の肛門に入っている
だからこんなにも私の
スライダーはよく曲がるのだ
甲子園も夢じゃないんだよ
空が採れたての金柑みたいな色になる頃
ファブレガス君は勇躍とウソをつきます。
空飛ぶ円盤を目撃したとかしてないとか
龍らしき輪郭を見たとか見ていないとか
国民よ、今こそ団結すべき時なんです ....
誰からでもいいから
傷つけられたい
そんなマゾヒズムが
身体中を渦巻いて
このままでは誰かを
傷つけてしまいそう
サディズムな彼は
加減を知るから優しいの
マ ....
もやもやする毎日に
彩りを与えたところで
白いもやは消えることはない
あきらめは何に向けられ
何を残す
投げたボールを返される日を待ち
いつからか追えなくなって
時が過ぎた
今 ....
笑えなくなったのは いつからだっけ
顔の表情っていっぱいあんだって
気づいたら五本の指で数えられて
あらあらあらあら 寂しいなんて
「カワイソウ」なんて ああ くだらない
覚え ....
僕のアイフォンの中には
いつでも入っているダンスミュージック
昼休みにも
パヒュームの華麗なダンスをじっと見つめていた
休みの日には
独身の友達とまめに連絡を取り
クラブで夜通し踊 ....
この事件の犯人は異常者だと思います
なぜそう思う?
なぜなら対戦相手がもうゴール間近だというのに
犯人はまだスタート地点をうろついています
ふむ、ふむ、それで?
普通の双六で ....
同刻、家の裏では百合の花の一群が燃やされていた
大幅に腐食の進行した数々の欺瞞に関しては、
某町の空き地を使用して年末迄には燃やされる手筈になっている
水槽……
そ ....
生まれる前から解脱している
下巻から読んで満足している
穴のあいていない人間はいません
ああ、あああ。
うう、ううう。
杖を付きながら歩いている。3本の足。
という詩を朗読している老人は、日比谷公園
のベンチでうたた寝をしている。
悪夢でうなされている。
....
今夜は笑えないから
そっちには行かない
眠るよ
彼の不安を思って
今夜は行けない
眠るよ
彼女の怒りを受け止めて
夕暮れの街の曲がり角の
小さな公園で
ブランコを鳴らす特定秘密保護法
細い両足を二つ投げ出して
寂しそうにサンダルを放っている
やっと生まれてきたのに
みんなに微笑まれていたい
....
ガンバッテ
ガンバッテ
イコー、イコー
ガンバッテ
ガンバッテ
イコー、イコー
ホンガッタ
ウンゴト
ホウケイワ
キニシナイ
シランプリ
オンダッテ
イコー、イコー
フベネ
....
新年を迎えようと 時がさする 背中を
手を合わせたくなる
いつの新年も色褪せない新年界に居るはずだ
そのように 新年を春の意味を迎えたい
手を合わせ
合わせたくなる
合掌の外れに咲 ....
力でねじ伏せてほしい夜もある。
お口を塞いで
体に問うて
点子にも ほんとうの名前があるらしいです。
しかし
点子と点呼されたときから、わたくし 点子となったのでございます。
汽車ほど、人間の個性を軽蔑したものなどありません。
この明治の世で ....
走り始めた
向かい風さえも、今は心地いい
走り始めた
追い風に押され、心は晴れやかに
0から
1つ1つ
たしかな熱とともに
すべてが真っ白なまま
始まりを ....
冬の初め、リンゴの収穫の合間に、友人の車に乗って文化センターの展示を見に行こうとした。時候の挨拶のような何気ない会話をしているうちに、車が急に左に寄って、コンクリートの壁に斜めにぶつかっていっ ....
たぶんに、自分のせいだ。たぶん、自身が悪いのだ。
敵は 見えない敵じゃない、見えていることが敵なんだ。
聞えないことが敵じゃない、聞えていることが辛いんだ。
見えているのに 伝え方が解らな ....
晴れた今日、
日没すこし後の星星の点点と見え始めた
蒼く透けた空のこちら側で
体と影の連結が解ける
風光のなか雲棚引き
さやさやさーーーふーーー……、と
ほほをなぜる
風が耳元で ....
華奢な小枝が
今は居ない
おばあちゃんの
背中に見える
身を反らす
一張の弓に似せて
しなやかであるが
少し触れれば
脆く砕けてしまいそうだ
それなのに
見目良く
誰 ....
暗がりのなかの水
灯の無い窓に
階段は増えてゆく
樹に埋もれた塔の上部が
少しずつ空になってゆく
花を見つめすぎて
花になるもの
双つの入口
冷えた川を着て融け ....
夜とともに減っていく
時間を受け付けないけものたちの
踏みしめた道がまっすぐ見える
悲しみはすべて
地下鉄を通る行き場のない風に送り
手のひらに
季節のない球を乗せて
鳥からの便りを ....
私の帰るところ
あなたとの
この場所が
そうなるといい
そうすれば もう
私は
どこにも戻らなくていいし
どこにも帰らなくていい
出る時には、
「行ってきます」
戻 ....
まだ寒い昼
中華料理屋へ向かう道を歩く
ポケットにひどく凍えた手を突っ込んで
この仕事もう続けられないなどと
ぼやきながら
現場作業の人に混じって
マー坊豆腐を食べ
この店は乾燥 ....
限りなく美しい荒野に立ち
私はただ貴方を待っている
南から流れる風の知らせは
温かく私の身体に溶け込み
もうじき逢える希望に満ち
耐えがたき苦難も消え去る
果てしない荒野に煌く太陽 ....
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