くやしさを抱いて眠る夜には
カモミールとロックンロール
ジミー・ペイジ
今日は悲しい一日だった
私の代わりに泣いておくれ
せめて夢の中で
天国へ連れてっておくれ
騙されていた
笑われていた
知らないうちに
犯罪者よばわりされていた
言い訳しようとも思わなかった
でも
あたしは幸せ
お金では買えないものがあるから
あなたよりは ....
嘘をついた少女の
大きな大きな麦藁帽
忍びよる
祈りの歴史
みどりいろ
見える
みどりいろのうみが
あかい藻屑にからまって
風呂の底へ沈んでゆくのが見える
電気を消したら
ひかって見える
風呂でウォ ....
最後に見るものは
あなたのくるぶしがいい
美しくて
すべらかな
まるで 葉っぱみたいね
朝露に濡れた肌に
もう一度 くちづけをさせて
愛情深く揺れて
あの ....
横柄な態度で死ぬ死ぬ詐欺
犯罪者ばかりのネット社会
死ぬ気なんてありゃしなければ
死ぬ気になったって死にゃしない
自分を守る為に
誰かを傷つけて救われて
吐き出す言葉 ....
僕には彼女がいなかった
今日電車で
後ろに立っている女の人の鼓動を感じた
僕の背中で
そんな短い瞬間が少しだけうれしい
こんな寒い冬なのだから
この間は
ある人のコンサートで ....
のに
はいらない
誰のせいに
何のせいに
したって
自分の道は
自分独り
せっかく
もいらない
誰に期待
何を期待
したって
彼らの道も
それぞれ
....
生きる理由を探していたら歳を食った
疑問符にこだわっていたら嘘に取り巻かれた
嵐のような風が吹く12月をあてどなく彷徨い
街の外れにたどり着いたら張り詰めた空だけがあっ ....
負けるまで帰れない
手を抜いてオシャレになった
フラグが立って何も起こらない
土管のうえに猫がととのっている
紋白蝶はさえずりのように風にふくらんで
もはや言葉の色はしていない
捨て去られた、黒い缶コーヒー
夕空に向けて屹立してい ....
私たちの希望は
まだ生きている
サンクチュアリを奪われはしたが
私たちの希望は
野蛮人の意味を調べて
退行する人たちと同じように
まだ低いところに橋のようにかかっている
突然目の焦点 ....
景色のいい喫茶店
口に出したわけでもないのに
何かを察した店主が
店前の電柱は
この景観のために
地中に沈めたのだと言った
それを受け
機嫌の陰りを見せる私の話し相手
そんなこんな ....
灰色の草原にぽつりと置かれた
恐ろしくて触れることさえできない
黒黒とした檻
その中に私
外に広がる世界を見る
色のない草
音のない風
しらじらとした地平線
憧れのない自由
....
我が家のロシアリクガメの名は
ウサギ
ウサギはカメ
なのでウサギは跳ねません
ウサギはカメ
なのでウサギは怯えません
ウサギはカメ
なのでウサギは泣きません
ウ ....
吾輩はコネである
実力はない
コネだけで
人間どこまで通用するか
それが吾輩の生きるテーマである
おまえ、偉そうに
何を言っとんじゃ!
デヘヘ
遠くまで来たけれど
いつか見た地平線で感じたように
すべてはつながっている
廻る廻る螺旋
描き送り届け
鳥は青い風を
呼んで鳴いている
未だ見ぬ未来
新しい罪まで
抱いて きっと いつか
継ぎ足される大地
溢れ出した潮
何処に骨を撒いて
何処へ向か ....
まゆ毛を微調節すればするほどズレてゆく
9月の夕方にある方からメールを頂きまし
た。(あなたの詩は結構好きだがかっこつけ
すぎではないか)というような内容でした。
10月は攻撃して11月は防御 ....
衰弱する息をひたと止めて
女は唇を背に置いた。
通夜
息をするように嘘をついた日
やわらかな地獄に落ちていた。
《劣の足掻きより:http://mi-ni-ma-li ....
秋を着飾った紅葉が
全ての葉を落とした
裸になって
冬の薄い日差しを
目一杯受けたいのだろう
やがて来る
春のために
君は最近歌を口ずさむ
歩いてきた距離は途方もなく長く、
希望を持って歩いてきたけれど
どうにもうまく行かないことが多くて
それでも前だけ向いて歩いてきた
君の歩いている道は
君が望んだ ....
カッコウと啼け!!
苦難
愛
王子
薔薇
…五億の鈴
剪定
砂塵原
エジンバラ
ネクロポリス
いずこにか
ていうか
何?
誰?
ダリ
パリ
狩り笛
喉詰まり
始まり ....
「ちょっと涼しくなってきた」って
寒さも構わず夏を着る
そっぽ向いてる陽熱よりも
秋の夜長が好きなひと
星を見るたび同一環
煌めく闇から誘われて
彼の眼球は疲れるも
秋の夜長が好きな ....
加速しては落ちていく
打ち上げに成功した回数が
まさに成長の足取りとは限らない
草原を歩きすぎて
貴女を見失った
石鹸の匂いも
椎名林檎の唄も無い頃
カートコバーンの亡霊を ....
失ってから
はじめてわかる事って
あるんだよな
だから君を君を
大事にするよ
二度と失わないように
君の瞋り
君の憎しみ
君の喜び
すべてすべてを受け取って
君を
離さな ....
中一の長女の
突然の登校拒否
いてもたってもいられない
家に着くと
テーブルの上に破壊されたスマホ
LINE外しだか
何だか知らないけれど
俺の娘に何しやがる
....
さあね
さあさあ
さあって
またぎ足で飛んでった
あさって、だったものが
ねえ
誰かが誰かを愛したこと
憎んだこと
奪い奪われ侵されて
失われてしまったかたちのないもの
生ま ....
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 2030 2031 2032 2033 2034 2035 2036 2037 2038 2039 2040 2041 2042 2043 2044 2045 2046 2047 2048
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.61sec.