陽の落ちない雪原から
藍色に染まる海へ
耳鳴りがする空で
欠けた月を背にして
駅前のロータリーを
病院の花壇を
時折一軒家も
光の束で埋め尽くし
世界各地の子供たちに
期待と ....
突然君が空高く、宇宙よりも高く昇ってしまった
僕からはもう君が見えなくなってしまった
どれくらい高い所にいるだろうか
君が一人でも寂しくないように
僕の心を君に飛ばそう
....
花呑む空が赤い
虹斬る
黙してほろほろ
政治的に詩を書く
五回目で
もうやめます
私の興味も五回までしか続かなかったということだ
およそ二週間 だいぶ短いけど
国会から遠く離れた地方に住む人間には
特定秘密保護法も政治のあれこれ ....
「小さく生まれてこないでね
お母さんのおなかの中に
しっかり40週間いるんだよ」
<お母さんたちへ>
おなかの中の赤ちゃんたちは
とても賢い
お母さんの栄養が少ない ....
ブルースが聴こえない
新しい朝も訪れない
ダムの放流が始まる
辿り着ける場所が限定される
すべからく天気は雨模様で
テナントビルには入居者がない
世界は静かに眠っている
目覚 ....
イスタンブールはトルコの大都会だ。沢山の人々、群集の中で僕は佇む。
トラムでグランドバザールで街の中で行きかう人々。
僕はこんな感覚を東京で学校に通っていた頃、新宿や小田急線で味わっていた。
た ....
願い事を数えている間に、お互い年老いて死ぬだろう。
だから、そんなことをやめて、愛し合おう。
大げさだよ、とうさぎは笑う。
《劣の足掻きより:http://mi-ni-m ....
とある娘に、とある感情をいだき
とある表情に、頬を赤らめる
とある私
私に見えるのは
遠い 遠い 過去の渕
私に見えるのは
ひどく凍えた眼
私に見えるのは
そっと 覚醒た羊の夢
私に見えるのは
雑音の狭間の揺りかご
誰にもこの肌は届かない
雑音の狭間 ....
小さな村の天主堂
白い雪華飾るさなかを
天使のひとり舞いおりて
クリスマス祝う人々
共に讚美の歌を奏でる
天使は老いた牧師のもとに
み言葉とどけよき生きざまを称えつ ....
サンタは日曜日もクレーンの玉掛けをする
もうすぐクリスマスじゃけん
ガンバラニャ
サンタは祝日もクレーンの玉掛けをする
わしは大黒柱じゃけん
サンタは家族思い
....
振り向いてももう見えない
あれは何だったのか
過去への置き土産
もう見えない
思い通りのストーリー
作り上げた この
解放感 なんて
素敵
だって いらなかったから
探していたの
....
乾いた風吹き抜ける頃
地平線の向こう側を想う
手を伸ばしても届かない
叶わぬ夢のような
湿った風とさよなら
水平線の向こう側を目指す
願いはどうしても届かない
最初から諦めてる夢のよ ....
追い出されて
やっと探し当てた新天地
アネモネの花がいっぱい
色とりどりでその背は高く
私を隠してしまうほど
ここは樹海の中にぽっかりと
在る 秘密の場所
帰らない ここからはどこへも
....
いつも会いたい人がいる
冬に会いたい人がいる
日暮れに会いたい人がいる
紅茶を飲むなら この人と
映画を見るなら あの人と
でも
思い出せば いつも
会いたい人がいる
想え ....
「あたし
こんな醜いデブに
身体を弄ばれてるんだわー」
とか貴女が思うことで
貴女の性的欲求を
満足させているんだとしたら
少し悲しいです
とは言いつつ
僕も
「こんな男に
舐 ....
汽車に乗って世界を見てみよう
真っ直ぐに回り道をせず
だけど近道をしないで走って行く
汽車はレールから外れる事なく進む
ふと外を見たら、人が道を歩いていた
その足どりは遅 ....
頭の上に散らされる雪は
雑にかけられた塩のようで腹が立つ
それはまるでクリスマスの朝に
食卓に並ぶ食材たちの気持ち
街の食材たちはにぎやかだ
そしてしずかに調理されてゆく
クリス ....
秋の風で、降り注ぐ。
....
乳ぽつり
闇脱ぐ
優しい人は優しさを求められる
僕の人生や夢なんて薄っぺらく、脆い物なのに
必死になって傷付きながらも大切にしてきた
だけど、何の為に歩き続け何を見たくて夢を
見ていたのか僕にはもう、わからない
誰か、僕の描 ....
街の郊外を走る市内バス、夜のコンヤ郊外。
集合住宅アパートメントはバスの窓際から生活の灯を照らし、
キラキラとガラスが光る。
僕はこの暗い街で100万人の人々が生活するトルコの古都で、
灯りの ....
星々がつながる
星が築くわらぶき小屋
星が築く、何?
何を築きたいの?
あなたの神さまとわたしの神さまはことなり
あなたの神さまは何ですか?
誰ですか?
異神と異神が真釣り合 ....
年賀状を書く意味なんてあるのか!
わかってますよ
やらなきゃいけないことは
印刷するだけなのに気が進まない
みんなこういう風景を経て
それでも新風を感じる
元日に届くハガキ
....
風が吹いている
名前を決めてよ、この風の名前
肌に触れる
さわってくる
君の名前が知りたい
声はいつ届くだろうか
日々は月日をまたいで過ぎ
明るすぎる日光は物干しにぶら ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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