いつも思い浮かぶのは遠くにある街だ
帰り道を探していた気がする 僕は
見えるものに何だと思わされた
いること自体が わからなかった 君が


時折 何だろうと思う
壊された瞬間がある ....
いつか煙突みたいだと言われたような

紫煙に囲まれた部屋で
背中にくっついたソファの表面を剥がしながら起きる

いらいらしたりそわそわしたり

なぜこのようないったりきたりを繰り返さねば ....
チェルノブイリから3年

こんどは火山の塵埃で

真っ赤っかの夕焼け世界

バブルと呼ばれた片隅で

愛も消費税も知らない

オレに吹いていた風とは


氷河期なんか来るもの ....
地獄に君がいない アホカト ちがう
アボカト ちがう
アホガト ちがう
アホカド ちがう
ア゛ホカト ちがう

ア゛ボガド ちかい
(明日世界が終わっても) #pw冬組
ドミノ倒しのように難しい言葉から滅び始める。
ひび割れた空から失われた声が漏れ、
抱えた純粋が白い息となって冬に紛れる。
花は色を失い、太陽は光を失った。

ああ

おなかはすく

 ....
空気のかけらが
蜘蛛と遊ぶ
羽根のむこうの星
巨きな双つの白い影
空から地を見つめつづける


花がひたいに触れ
夜と話す
窓と壁は消え
ひたいだけが熱い


遠 ....
漠然とした倦怠感。
終わりゆく夕陽を見つめ
今日を悔いながら
眩しかった昨日を懐かしむ。

少し深い方をみれば
生き生きと今日を抱きしめている人々がいる。
絶望を噛んでいる場合じゃ ....
  埠頭には、柔らかな潮風の敷布が行儀よく掛けられて
  その何処かにはカモメたちの鳴き声が隠れている
  物欲しげで それでいてひどく退屈そうな
  女たちのことがふいに彼の気にかかる ....
姿は見えず

言葉を伝え
物を破壊し
美しい歌を運ぶ

空気中で秒速344メートル
水の中は秒速1500メートル
鋼鉄の中は秒速5000メートル
堅い環境の中程速いスピードで突っ走る ....
閏が来るたびに先延ばしのかなしみがある
一日の重さが微差とはとても思えないほどの
骨には痛みを伴って、こんな冬の日

そとの曇り空の下へ行ってみようか
たとえば、
あの児童遊園
ブランコ ....
重さに耐えかねるチャイコフスキーが
大理石像を床に投げる
放物線を点線で書き加える
それは陳列された博物誌で
ガラスケースが優美な眠りを誘う
このチャイコフスキーは一冊の書物に過ぎぬ
書物 ....
あと二日で暦の捨て子となります
アラームをセットして
歎いてみようかな、なんて
過剰に期待しながらいま

ケータイを握りしめています
きのうは一つだけの鍵でしか開かない
ここに看護師さん ....
  百葉箱のなかに置かれているのは 古めかしい爆撃機の模型である
  縞状になった日の出の薄明は その謙虚な空間へも差し込まれる
  若がえっていくのか年老いていくのか それは定かではない ....
サハリン、遥かなる樺太の記憶。
サハリン、北海道の北にある島だ。戦前そこは日本領で樺太と呼ばれていた。
宮沢賢治があの銀河鉄道の夜を着想したところでもある。
サハリンは北海道と同じくらいの面積で ....
コートの袖に去年がついていたの
で振りほどき
目の前を続けるの
です
名前のない雨が一粒一粒
ざあざあと集団自殺すれば
水槽から濁った冬があふれだす
私は言葉を投げつけたの
に水面には ....
命のないものに補償があって
生きてる私達には何の保証も無いなんて
もし私が壊れたらどうするのよ
花言葉は知らない
知らないで選びました
ほかには浮かばなかった
記憶のなかでそれは相応しく

焼べられて、もう
枯れることのない思い出となって
ひとり泣くだけの十二月に
その棘すらもい ....
 冬の夜歩き 意味在りき
 寒度と此処ろが包み合う

 水気が優雅に風に乗る
 殻だの芯から風に成る

 歩きを進めてひた歩む
 進んで歩いてなお進む




 ....
ことしのめまいの中で
しあわせなため息をはきだせば
すぐに空へと蒸気になって
糸のついた風船、飛んではどこかへ落ちるけどしらなくなる

雨が笑顔だったらいいのにな
気持 ....
ポケットを探ってみると
知らない間に
母親がしのばせたのか
指先では数えきれない
いっぱいの風船
ひとつ手に取って
覚束ない肺活量を頼りに
顔を赤くして
時間はかかるが
膨らませてみ ....
水面に月が揺れている

岸の見えない
海の真ん中
それは誰にも見つからない

布製の光が
波の上を滑るように航海する
誰にも掬えない航路を行く

あの人の
おさげ髪が懐かしい
 ....
階段をのぼりながら僕は
そして 今日も この部屋で 
誰かに読んでほしかった
だから 詩を書いた 
布団を敷いて
書くべきことを考えてばかりいた


子供だった時代を忘れた
僕の ....
空錆びて赤い 退屈に麻痺 俺だもの αは叔父さんだった

叔母さんだった

ぼくは友達から聞いて知っていた

それはひどく納得できた

その日いつものように夕飯を食べながら

からだじゅうが痛かった

叔父さん叔 ....
近頃めっきり夢が減ってきたので
巷の貘達は仕方なく
現実を食べるようになりました

現実を食べるようになって
貘達は急に怒りっぽくなったり
不機嫌になったり
涙ぐむようになりました

 ....
ずっとずっとずっとずっと
雨を眺めている
空は骰子のように
晴れたり曇ったりするので
今日は詩聖が天の箱を揺さぶって
数えきれぬペン先を地上に刺したのだ
天空には
恐るべき数の鋭利なる矢 ....
反社会的勢力どころか
完全に体制順応型で
サラリーマン生活30年間
上司に楯突くことなんて
一回もないし
逆に後輩に意見されても
うんうん頷くだけの
後藤さんのお父さんが
リストラを機 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
詩に書かれた詩番田 213/12/27 2:37
眠魚よりカマキリ213/12/26 23:56
母なき時代の子守歌たち吉岡ペペロ113/12/26 22:26
地獄に君がいない北大路京介413/12/26 22:25
(明日世界が終わっても) アボカドVersion  #pw冬 ...313/12/26 22:25
(明日世界が終わっても) #pw冬組613/12/26 22:24
ひとつ ひとり木立 悟213/12/26 22:04
黒い 黒い 果てしなさkomase...4*13/12/26 21:51
エーテル 4草野春心113/12/26 18:03
音のようにichiro...9*13/12/26 17:47
雑記 2013.12.26もっぷ4*13/12/26 17:36
交響曲傾聴白雨113/12/26 15:02
BGMもっぷ2*13/12/26 15:01
エーテル 3草野春心213/12/26 14:34
サハリンガンジー113/12/26 14:18
365+1左屋百色9*13/12/26 14:17
保証リィ1*13/12/26 13:05
花言葉は知らないもっぷ2*13/12/26 12:06
フ・ユア・カリィなけま、たへ...113/12/26 11:14
何もわかってないけど唐草フウ6*13/12/26 10:00
風船寒雪113/12/26 8:36
光造船うみこ4*13/12/26 8:22
詩を書く番田 313/12/26 1:39
空錆びて赤い北大路京介513/12/25 22:18
退屈に麻痺213/12/25 22:18
俺だもの213/12/25 22:18
αと私吉岡ペペロ313/12/25 22:09
現実を食べる貘ichiro...8*13/12/25 19:43
雨を想う白雨313/12/25 19:31
後藤ファーザーPARTⅡ花形新次213/12/25 19:27

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