雪のように白くても白は色で尻にはなれない
どれほど尻にしかれようと色は椅子ではない
白の住まう城が尻であっても尻の穴はくろい
とはいえ尻の家が白かといえばいいえだろう
白は色であり家にしろとは ....
わたしさあ
芸能人好きになれないんだよね
だってさあ
ある程度 実際に会って
話こまないと
人ってわかんないでしょ
そして一度や二度じゃない
何度も会って
その人の人と ....
どうあがいたって
死ぬときゃ死ぬんだからさあ
ヘイ!カモン!死神の野郎!!
とでも思いながら
生きていたいよね
好きなもん食って
好きなもん着て
好きな男連れて歩いて
....
アイツはさ ただモテたいだけなんだ
僕は 僕はね
いいの 女子受けも男子受けも狙ってないから・・・
学校のマドンナの夕子ちゃんはキレイだ べっぴんさんだ
そりゃ 僕だって 夕子ちゃんが ....
水槽のところで約束をした
真昼のすん、とした感じ
色違いの飲み物を二人で飲み
明日も天気はあるのだと
なんとなく思えた
歩く速度で歩くように
わたしたちは笑う速度で笑う
許したこ ....
LUNA SEA
月よ、母よ、死が近づくにつれあなたがしだいに大きくみえてくる
あなたは海を誘い 海を呼び戻し
月の木陰でわたしを見送る
小さな震え
LUNA AND ....
金玉と金玉の間に
誰もが知らない暗闇があって
ぼくは時々その中にとじこもって
三十分くらい泣いていることもある
誰もが誰かを愛しているなら
はじめとおわりの愛をつなげて
でっかい金玉を模し ....
グレーのスーツが似合う彼女は普通のお嬢さんで
普通の家庭に育ち普通に教育を受けてきた
彼氏の部屋は引っ越しをしたばかりで
壁はまだ白いまま放置されて無口のままだ。
まだ片づけてないけど、 ....
ひっそり
雨、
ふりしきる
自ら自らを殺した際に
果て無き力動の核、感じ
ひっそり
雨、
ふりしきる
うねる大海原に、
戦慄の太陽昇り
麻痺した記憶
引き裂き ....
凸凹配位座はいつでも漂っていて、なにかの
拍子に、繋ぎ合っている手のひらの合間にも
ある。ついさっきまで当たり前のことが、風
ひとつ吹いただけで何ひとつ理解できなかっ
たり、その道理に畏れたり ....
ある日アヒルの王子様がやってきて
結婚してやってもいいけどなどと言ってきた
でも待機児童問題が、と言うと
ガアガア鳴き始めたので
彼には彼の人生をお尻プリプリ歩んでもらう
瓶ビールに ....
太陽のペニス、
振り子運動し
東に揺れ
西風、
沸き起こり
西に揺れ
東風、
沸き起こり
光風と共に
死者達の降る
ヒビキ、
垂直に幾何学模様
降り来て ....
いつでも巨きな花を抱え
わたしはワタシという場に生きて、
いつでも巨きな花を抱え
あなたはアナタという場に生きて、
わたしとあなたは繋がって居る
いつでもいつでも、
巨きな ....
田園のなかでブリッジミュートを鳴らしつづけていた男がうごきをとめ、
河べに立ちながら永遠ともおもえる時のなかで鳥を眺めている
かれが悲しみの澱みたいにおれには見える
それはこの十年ものあ ....
季節は変わり
様変わりする雰囲気
散歩が楽しくなる
曼珠沙華が綺麗
色んな場所で目立っている
ただ秋の道が続く
突き進む勢いで
木々を綺麗に染めていく
肌寒い日々は増えるば ....
夜に
優しく撃たれて
ひとり、またひとり
人は
優しく死んでいく
夜に
まだちゃんと慣れてないから
きみは泣く
これからはじまる長い旅路の
最初に出会った
得体の知れないその不安は ....
「あなた ここに入れた梨 知らない?
ここに確かに今朝入れたんだけど?」
「知らないよ!」
「あんた 今日食べてない!」
「食べてないよ!」
「ほんと?
あたしここに確 ....
精神の国をぶんどった
瞳に映るのは町並み
一生で作り上げたはずの美しき景色
分け合うことができるだろうか
私の国と同じになってよ
あなたと歩きたい道
純白に覆われた道
時には草陰に花も咲 ....
空白
断絶
青空
エロ可愛いソルジャーたちが拉致目的で追いかけて来る。ついさっきは、あわやオバサン・ソルジャーに噛みつかれて死ぬところだった。ソルジャーたちの背後に見える太々しい顔があまりにも巨大なのでボクはそいつのこ ....
痙攣するプラグを立て、整列する、よろよろした、ねじ曲げて(とろけそうな)パンクチュアルな。心臓の垣根。超えて生きる努力の半分は、犠牲で、とても痛い痛い。
こすれたナイロン
ぜんそくのイソギンチ ....
夜は何も
存在はしないのだが
景色としてある
夢を見ている
ベンチの上に腰を下ろして
僕は取り出したスマホを見ていた
光が 表現するものを影に
文字が 与える 情報を
暗がりで 今日も ....
モリエールからドストエフスキーへ至る僕たちは人間が嫌いだった
鳶から揚げをもらってありがとう。宇宙から見上げれば重量の力を借りているだけそれだけだからこの不安は不安と入り混じれば風船は鳶を ....
目を閉じてる
からっぽなのは
腹だろうか、胸だろうか
水の音をたどった先のわさび田にうもれた
がらん
まぶたの裏で
突き上げられる胸か
まぶたの裏のもう一つの目が
みつめる
....
冷蔵庫が、さびしい。夜の代理をして、老いの歌を奏でている。かんのんびらきのドアーをひらけば、つめたい晩秋の風にサツマイモさえも干からびかけていて、もうとっくにその賞味期限は過ぎ去ってしまっている、おも ....
風の夜が来た
しめ忘れたガラス戸から
一枚の枯葉を伴って
大胆に忍び込んで来た
啜り泣きかけている女に
熱く くちづけようと
風の夜が来た
思い切り 声をあ ....
浮かんでる ぽっかりと
うかんで居る
漆黒の闇にあらゆる狂騒後にして
半月 くすんだ黄に輝く半月抱え従え
闇夜に小舟のいきます 静かさの微笑み
こんなこともあってあんなこ ....
風 一吹き、
風景の
すきとほり
あける荒涼の光景の、
わたし何想うことなく只集中し
風一吹きの感触包まれて白手伸ばす、
一ふき風のふとどよめく感情
その内 ....
○「SNS」
S すぐつながって便利な
N ネットだけど
S 正体はわからない
○「情報化社会の混迷」
「良い情報は
悪い情報によって
駆逐されていく」
ほんとうのことが
ますま ....
僕はここにいて、
ここにしかいない。
暗い部屋の中。
スピーカーから流れ出す、
ニック・ドレイクの歌の中。
僕はここにいて、
ここにしかいない。
*
街外れの港には、油 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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