こちら変態こちら変態応答願います
何処からか 懐かしい 香り
嗚呼 これは 金木犀
一年振りの逢瀬に 笑顔 ふりふり
フリルのシャツでも 着たい期待
誰ですか?
個室の香りだ なんて 言うのは!
★,。・: ....
寒い日に「寒いね」って当たり前のこと
温かくて柔らかい吐息の色でわかっているよ
降り積もった朝の霜を踏んで
砂利道の上のキャッチボール
口遊んだいつもの歌も
溜め込みすぎて漏れ出した ....
死んでしまえば
楽になるだろうか?
生きているという事は
ただ辛いだけのものだろうか?
日常は退屈で厭わしく
くだらないものだろうか?
それとも、官能と ....
悪い事をした人には
何をしてもいいのです
いじめをした人にはどんな仕打ちをしても
許されます
だって、それは『正義』なので
差別した人、悪を為した人には
ど ....
心無きものに心が在れば
山彦よ
一寸先に届けて欲しゐ
音も消へた田舎の夜に
しんしんと音無き雪に音付けて
白色雑音も聴こへ無ゐあのまちへ
目まぐるしゐだけの
そして其の中で活きるあな ....
自分が確かな気がするから
詩を書きはしなかった
寝る時間しかなかったから
詩を書こうとせずにいただけだけれど
そう思わないか
自動車を手で押して
家に帰った 門塀の前
だけどネコがそ ....
世界中の塩辛い料理を
食べ歩いた結果
上が185
下が110
になってしまった
イケメン料理家コウケツアツは
今では大好きな塩ジャケも
甘塩しか食べられないので
ひと切れにつき
ご飯 ....
イメージとしては、アレか
日曜にやってる
教育テレビかなんかの
美術番組に出て
騙し絵みたいな画家について
ウンチク語るってヤツか?
それがきみの最終的な到達点か?
ウンコだな
極めて ....
仕事帰りにスーパーで きんぴらごぼうを買った
私はこのきんぴらごぼうを作ってくれた人を知らない
きんぴらごぼうを作ってくれた人も私を知らない
でも
きんぴらごぼうは美味しい
きんぴらごぼ ....
城に上っていく石畳に夕陽が反射する
あなたがこの瞬間を見たのはいつの頃?
使い古したカメラのフィルムに残されていた
あなたの鼓動が聞こえてくる
あなたから聞いたピヴォの名前にひかれて
日 ....
光の中にはきれいな瞬きがある
揺れながら あたためながら
どこかへ行きたい
遊びの中で分かってきた思いは強い
ただずっとそこにいることが好きだった
例えば気になることが見つかったら
考 ....
月は上弦
あの子の心も
上弦
をむきかけた狼が
月を
ひとり見あげる
厳冬
しんとした音が
しん
と、漂っている月
粉雪がふりつづく
雨上がりの夜は
月が尖る
星も尖る
その二等辺三角形の光は
柔らかい肌に
突き刺さり
闇は
切り裂かれて
足元に落ちる
影を拾おう
追いかけよう
月光を踏み散 ....
うらむってつまらない
あいつのことで頭がいっぱい
うらむってつまらない
しかいが狭くてうっとうしい
高いところへいきたいな
そこから放つうらみの気持ち
きっとぱあっと広がって
な ....
クフフッ
ボクは男の子
ママは云ったんだ
大人になったら男の子はパパに似るはずだから良かったねって
惚れんなよ ママ
クフフッ
ボクは男の子
でもボクはママのDNAを好 ....
悲しみより圧倒的に遅い窓、電車の。
価値の違いを理解できない、爆音の。
情報を情報で重ね続ける、液晶の。
ユーモアの先端に知性が宿る、海馬の。
春風に乗る言葉たち包む、木綿の。
深い深い闇よ ....
走りだしたいのに動けない
叫びたいのに声が出ない
私の心は 殻に包まれて
奥へ奥へ遠のいていく
トンネルの闇に戸惑って
歩けずにいる子供みたいに
私の心は ....
Is it good as it is?
It is not as it is.
貴方との関係
貴方は肝心なときにごまかして
言い出せずにいる
もどかしい思 ....
時は眠る 安らかに
静かな時間を
あの人は望んでいた
過去は 亡骸を消した
あなたは あなたらしく 生きるのよ
未来は あなたを 呼んでいるわ
さぁ ....
わたしはあなたを愛していたのだろうか
どしゃ降りの雨のなか、傘のひとつも携えず
空の彼方を見つめているような
そんな気持ちだった
あなたと居るときはいつも
た ....
ブク・ブク・ブク
3・1・3
3・3・9
3・3・5
チーズfブラックペッパー
福豆
ミルクキャラメル
アブソルート・ウオッカ
ブク・ブク・ブク
ブクブク・ブク ....
どうしたわけか
平均余命のかげが点滅するなかで
鬼籍へのあわれな想いが流れる
留年すれすれのおらと違って
旧制中学で ....
私の緑の踊り場に
甲虫や気圧の変化の為に
(つまりは身体中の骨の矯正の為に)
カスタネットやリコーダーを携えた
記憶の楽団が集まっていた
地上は澄み切った空のようだった
花の色をした鳥 ....
よごれて
あなたは笑っていた
ちかちかする電灯をつけて
陽気な詩を読んでいた
「星がながれるころ」、
歌いだしたとき
詩だと思っていた
( )を忘れたい
ほとんど白い ....
じょうりくが
ほかのおとこと
ほんとうにたのしそうに
はなしているのを
よこで
きいていて
よく
かんがえると
じぶんは
じょうりくが
すきそうな
しゅるいの
にんげんと
ち ....
ひかりはやみとあらそいながら
ちいさな点を穿つのだ
愛の横でみたされながら
永遠にあしたは来なかった
きれいな線をひきながら
境目づいたからだのなかで
ひかりはやみと抱きあいながら
....
椅子に座り、瞼を閉じて 静かにしていると
彼女の心は川の水に深くゆっくりと沈んでいく
遠い、淵のところからあふれた透明なものたちが
灰色にくすんだビル街を薄い膜で包みこむ ....
分かる人にだけは
分かる
見える人にだけは
見える
空から降る幾千の
輝く
鍵の雨
私の母も
鍵の洗礼を受け
詩を書き始めた
私も
鍵の洗礼を受けたいと思っていた
春先
....
散々道に迷った挙句
歩き疲れて入った 小汚い木造の食堂
おばちゃんのシワだらけの手が空いた皿を下げていく
おばちゃんは俺の目をチラッと覗くと言った
あんた
社会とはなんて アリストテ ....
1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.37sec.