あなたは
わたしを憎んでらした
冷たい怒りを身に受け
仕方がないのだからと謝った

それがわたしたちの出逢いでした

嫌みや皮肉がたっぷり
それでも、わたしは嬉しかった
面と向かって ....
少しがさついた指先が冷たくて
それでも「有り難う」という言葉が
何だか妙にあたたかい

特に大それた事をした訳ではない
ただ、世知辛い社会から追い出され
家も家族も失った人達に
水のよう ....
面白きを生むか? 美しきを生むか?
ピカソは美しきではなく、面白きを生んだ。
ゴッホも美しきではなく、面白きを生んだ。
ダヴィンチが生んだものも美しきではなく、面白きだったと思う。
美しきはな ....
「さりげない日々につまずいた僕は」
「星を数える男になったよ」
った詩があって
大好きだったんだけど

けど
なんだよ、それって
とかちょっと冷静になって
今は想うよ
『さり ....
図星がストライクゾーンに入る
黒目がおたまじゃくしとなって
白目の中を慌ただしく泳ぎまくる
いっそここから抜け出し
白目剥き出したぁい
手足よ早く生えろ
滑落していくエゴ、
地滑りし続け
疼く私なしの一日に
打ち下ろされる一撃

もはや何の計画も無く

内に秘める純粋な怒り、
この混沌の世に夜に
闇に病み犯され 
沈み込む重心
尚 ....
冷たい牛乳には
もはや靑々しい牧草の薫りは
しない
干し草の味がする
だけだ

僕は夜もすがら
睡魔と闘ふ日々は
棄てゝしまつた
創作の為だとか
さう云ふ事ぢやなしに

たゞ、 ....
燐光を見た
どちらかと云へば
アレッホ・カルペンティエエルの中で
熱されたディキシーランドのやうなジャズ
D.W.ライト氏が持ち上げた
ヘイデン・カルースの隠遁
とは一歩二歩違ふ

燐 ....
 いま、わたしは、西院というところに住んでいるのだが、昨年の三月までは、北山大橋のすぐそば、二十歩ほども歩けば賀茂川の河川敷に行けるところに三年間いた。その前の十五年間は、下鴨神社からバスで数分の距離 .... ロバート・ブライとベティ・ペイジに

性を一單位として
クールに処理しやうとするならば
その前に
本当の男らしさ・女らしさについて
何らかのアプローチをせねばなるまい

例へば
今思 ....
人類を何度も絶滅させた
もちろんフィクションの中でな
と語るおじさんの声は楽しげ
指の間で弄ぶアンプルが危なっかしい

外からくる敵が昔は流行ったが
世界を水晶にしちゃうとか
風が強すぎ ....
○「焼酎文化」
疲れたら焼酎をのむ
嫌なことがあったら焼酎をのむ
うれしいことがあったら焼酎をのむ
友が集まったら焼酎をのむ
お湯七に焼酎三で
いやお湯六に焼酎四で
いや五五で
それぞ ....
すこしだけ慣れて来たから
美しい声と想えた
晴れるならさわやかな空
水色に映る微笑み

真空のこころ潤す
恥じている君を抱きたい
ささやかなときが流れて
やすらぎの肩を抱きしめ ....
ねえ、おかあさん
どれがいい?
大人になったら買ってあげるね
これ、ダイヤじゃん
ガラスみたいでつまらないよ
こっちの赤とか緑のとかがいいよ
この紫の綺麗だな
高いんだろうな
 ....
私があいをつげることにより
貴女がしんでしまっても
覚悟ができました

私が全ての罪を背負います

私をひと殺しと呼べばいい

誤解なきよう言っておく
我が君は書いてる間
ずっと貴 ....
地は堕ち人々の叫びが聞こえる
笑い合った家族が一瞬にして哀しみに変わる
疲れ切った人々の朦朧とした現実
瓦礫の下に生き埋めとなった人々の無念な嘆き

年の始まりが自然による災いの炎と化す
 ....
家のすぐ近所の路上に
車に轢かれた、
猫の死骸があって、
小さな女の子が頭を撫でている。
それからしばらくして
女の子の母親がやってきて、
案の定、猫について話しはじめた。
母親はおどろ ....
わたしはいなかった。 人を一人も殺さなくて、男と言えるかね? 
人間と言えるかね?
もう一度言おう。
人を一人も殺さなくて、男と言えるかね?
人間と言えるかね?
太宰治は沢山人を殺したよ。
ジョンレノンだって、 ....
             早春が癇癪も躍ったものの
       ぽつんと見えている天窓などあれば私は、
     気持ちの頬骨が保持できるぐらいの欲しがる

 芯に往復する棹だ。雨曝しに ....
蒼い蒼い海が拡がる
私が仰いで憧れた

白い沫に包まれながら
思いっきり泳ぎたい
願いは届いただろうか
あの海に

どこまでもどこまでも泳いで
辿り着きたい夢の天(ソラ)
奇跡と奇跡が重なって
僕は芽生えた
勾玉のような魂と肉体
トンネル抜けて
命の泣き声をあげた

今は暗闇で泣いている
八方が塞がって
どこにも居られない焦燥感
僕が僕を否定する
鏡 ....
朝に行き交う人々の
一人一人の顔を見定めて

誰一人からも救い手のない
自分自身を改めて見定めて
ふっと安堵しすっこ抜け

東京の新年の日々は快晴続き
透空澄み渡り青い明るみの
只々 ....
思はず
詩のパンチラインに
「よく分からないけれど」と
書いてしまつたが
詩は
よく、分かつた處、に
宿るものだ
これは勇み足
反省頻り

神の事はよく知らぬ
それは本当なのだが ....
冬飲む水は
躰を冷やすので
内からの震へを
伴ふ
内なる震へ
何やら
神の事を思ふが
水といふ
即物的なものゝ代表格
にも
その反應は
齎されるのだ

尤も
神への震へは
 ....
 {ルビ形象=フオルム}を一つ一つとらえ、それを書物のなかに閉じこめる人びとが、私の精神の動きをあらかじめ準備してくれた
(マルロオ『西欧の誘惑』小松 清・松浪信三郎訳)

 言葉ができると、言 ....
 冬日さす
 湖面を西風渡り行き
 岸の石垣でひとり聞き入る
 しづかな波の音

 水鳥が、あちらこちらで
 織部色の小々波についと潜り
 また現れて陽を浴びつつ
 光っている
 冠 ....
書けないのなら
書く必要がない

心の縁から
投げ込んだテーマが
もったり沈んでいくのを
焦げたトーストを齧りながら
眺めていた

書けていないのなら
書く意味がない

心 ....
盲いた老女は
少し哀しげに家の家具を愛しく触れる

思い出がたくさん甦り
老女の顔に束の間
笑みが浮かぶ

お気に入りのオルゴール
夫との最初のデートで買って貰った

トロイメライ ....
ほざく
ほざく
私の肩を叩き
きつと今日はいゝ詩が書けるよ
と励ます替はりに
あなたは自己宣傳に
汲々としてゐる

自問自答
たゞ老兵は去るのみなのか
否、粘れ 何かゞ生まれる迄
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
追憶ーエピソード①ーりつ3*25/1/16 0:43
人間の尊厳栗栖真理亜5*25/1/15 22:16
浅薄詩鏡文志3*25/1/15 21:47
「流星」秋葉竹225/1/15 21:42
おたまじゃくし5*25/1/15 18:45
A Day Without Me*(改訂)ひだかたけし425/1/15 18:14
深夜から夜明けに向けての数十行川崎都市狼 ...425/1/15 18:13
燐光225/1/15 17:26
THE GATES OF DELIRIUM。 ──万の川より ...田中宏輔8*25/1/15 15:12
偶像 -スタアたち-川崎都市狼 ...225/1/15 10:13
わたしのおじさん【きょうのソネット】佐々宝砂1*25/1/15 10:10
独り言1.15zenyam...2*25/1/15 9:38
しろいやすらぎ秋葉竹225/1/15 8:17
トロイメライたもつ325/1/15 5:30
かくごりつ3*25/1/15 0:59
共に越える栗栖真理亜4*25/1/15 0:24
The Morning of the Neon Demon ...おまる7*25/1/14 23:29
地球最期の日すぬかんなが...325/1/14 23:13
おにいちゃんへ②鏡文志4*25/1/14 22:53
あらい225/1/14 22:32
楽園栗栖真理亜1*25/1/14 18:51
顔を失って6*25/1/14 18:50
新たな朝にひだかたけし6*25/1/14 18:21
いゝのかも川崎都市狼 ...225/1/14 17:57
震へ125/1/14 17:23
LET THERE BE MORE LIGHT。 ──光の詩 ...田中宏輔9*25/1/14 14:34
冬景色リリー7*25/1/14 12:44
勝手に咲いてしまう花夏井椋也625/1/14 11:38
トロイメライりつ5*25/1/14 10:11
悟空の獨り言川崎都市狼 ...225/1/14 10:10

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