ごうごうと
熱風が吹き抜け
砂を舞いあげる

ひょうひょうと
風と共に砂が流れ
熱い想いを連れてくる

原始
最初のおとこは
最初のおんなを
どれほど熱烈に愛したのだろう
情熱 ....
倒壊寸前の僕に
家屋が乗っかっている
脆弱で重たいわけだ
歩く事が出来ず独り言
気がつくとチクタクチクタク
僕はアナログな古い時計
後数分もすれば
時を知らせることになる
泣くに泣けず ....
毎夏見る帰省のニュース
しっかりと時間を費やす 家族たち
それを眺めることが毎年の行事

思い出すのは病室の洗面台や
トラバーチン模様の天井
となりの家から夕ご飯の匂い
てん ....
世に憚るものみな
そこはかとなくうっとうしい
馬喰横丁で暴露された醜聞(スキャンダル)の王国
咥えたばこの喉元通り過ぎる通り雨
簾の隙間から透かしてみればみるほどに
美しく馥郁たる育休のから ....
多分人生って
出会いと別れがあって
それで充分なのかな

人間以上の人間は居ないし
人間以下の人間は居ない
私は徹底して人間の味方だ
目的は人間であり
手段は人間を外れない
私は徹底 ....
雨の中の休日は

すべてを諦める

あれしよ

これしようかな

あれしないと

などなど

全てを中止する

窓を少し開け

隙間からの風のささやき

雨あし ....
あんなに入念に
死ぬ準備をしたのに
僅かに残っていた希望と
本音が導き出した祈りが
暴風となって
計画を破壊した

肩甲骨の痛み
背中から吐き出したものは
小さな翼

首吊りのロ ....
○「地」
年を取れば
取るほど
地が出てくる
病気よりも
やっかいかもしれない
病気は
薬でなおせるかもしれないが
地は
今さらなおせない

○「猪被害」
一度来ると二度三度来 ....
来るもの拒まず、去るもの追わず
そんな人はつまらない人だとキミは言う
ドラマティックな人がいいなとキミは言う

来るもの拒んで、去るものも無し
そんな人は何も困らない人だとキミは言う
ノー ....
もう何度目だろう
こみ上げた微熱
確かな胸の鼓動

波音しか見えない海へと向かった
感じる心を見るために

もう何度目だろう
変わらない朝
変わらない景色

少しの微笑と少しの ....
学校のことを 思い出そうとすると 
ぼやけた記憶した浮かばないのは
僕にとって 青春というものは
伝統的で矛盾した 色彩の衝突であったからだ

延々と神さまが 夜空を覗き込んでいる
からか ....
     ――― これはもう駝鳥ぢゃないぢゃないか〈光太郎〉



すてられた魂のうへに やさしげな嘆息をもらすのは
野をひそひそと歩んでゆく {ルビ角=ツノ}を持たない羊の群れ
むくむく ....
いやに初歩的なことから始めて恐縮だが
原稿がなければデータは組めない、right?

二か月まるっとは制作期間ですらない
原稿が、ないのだ

彼は何を焦っているの?
ぶっ飛ばしてもいいで ....
一瞬にして 、
光の回廊の現れ出て
頭くらくら意識の鮮やか
飛び散る血飛沫に染め抜かれ
自らの終わり観える瞬き、
警告のベルの鳴り渡り
光景の涯てなど掻き消し潰され

美しき夜明けも深 ....
種まきした朝
浅い海に干上がる
ガルシンの赤い花はどこに?
小憎らしいエビが
美がなんとかと解説する
スルメになっちまえ
前から後ろから
身体はがんじがらめ
ラメ散りばめて
馬手(め ....
白銀のというには淡い
白地に描かれる薄墨紋様は
シンメトリーに見えて実は
全然左右対称でない

この蛾は隠れない蛾で
クサイチゴの葉の上や
大きなシャクナゲの花の上や
テンナンショウの ....
夕焼けの跡に焦げた鳥の形
喉の鬱陶しい痛み
弾ける炭酸の飴を途中で吹き飛ばして
走っている今は
夏か冬か、朝か夜か
苛々したままロックをききゃあいいじゃん
とロックスターが言っていた
確 ....
公園通りを抜けたところで
突然、大粒の雨が落ちてきて
石畳を駆けぬけ
アーケードに避難した

濡れた前髪から
昨晩のヘアトリートメントのにおいが
密かにたちのぼる
フローラルウッディの ....
スマフォで長距離デート
恥ずかしげな会話のお二人

参考書とノートとペン
学びに悩みと学生

世間話と四方山話で
盛り上がる奥様方

スクリーンを眺め
しかめっ面の会社員

 ....
ぼくは忘れていない
あの日のきみ
瞳の中に
色褪せないように

時が流れても
忘れない

夢の中で
泳ぐようにして
きみに出会う
儚い
夢の中で

ぼくは忘れていない
約 ....
のりものに乗った
小さな真昼だった
窓際の席に座ると
すぐ側には
窓があった
外は色彩豊かな
景色で満たされていて
足りないものなど
何もないように見えた
懐かしい誰かが
 ....
さざ波をそっと触ろうか
さざ波をそっとしておこう
年波に想い巡らせて
砂浜に背を向ける
一人旅です
分かってました
歩いてきた道のことは
一歩一歩
ただ踏みしめて
バス停までを歩きま ....
一羽だけおどけてるような
他のみんなが笑ってる
次の日はいなかった
次の日も
それからずっといなかった
一人で強く生きるとは
鳴いている鳩の声すら嬉しく思い
愛しいと思える日々の積み重ね
鳩がたくさん糞をして困るが
仕方がない
水をかけて流せばいい
      ――― やまと歌は、人の心を{ルビ種=たね}として
        よろずの言の葉とぞなれりける〈紀貫之〉

      ――― 夏草や つわものどもが夢の跡 〈松尾芭蕉〉


 ....
記憶の中に家があって
記憶の中に家族が居た
毎朝同じ時刻に
家族のような人たちの出て行く玄関は
毎朝違う場所にあった
ある日
家族のような人たちは
夏を連れてきた夕刻に
消えてしまった ....
善く生きたい
と思うということは、
私は悪なのであった。
だから私を
悪く言ってもそれは当然なのである
だから私は
謝ってばかりだ
何かと至らない私で
ごめんなさい


蜩の、 ....
ねぇ

ちばさん


サイダーがねぇんだわ




書きたかったので


書く
男女が互いの卑怯を知り、傷を舐め合ったり
殺し合いに近いことをして、互いの醜さを知ったり
そう言うことが人間としての認識を深めていく上で
成長のための足掛かりとなる経験となったとして
良い大人 ....
風を誘い夜を酔わせて
瞬く余韻に溶けるもの
溶けて蕩けて目醒めては

熱気の空から降り頻る
雨 、

むっと時を淀ませ刻み込み
あの御巣鷹の空からすら
ひとひと哀しみ只々麻痺させ
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
タクラマカン砂漠の風りつ2*25/8/15 5:07
午前三時僕倒壊降墨睨白島(...7*25/8/15 3:31
帰る場所唐草フウ10*25/8/14 21:21
歌留多めくらず語ル鳥歌留多カタリ325/8/14 17:35
人間を的とする渡辺亘225/8/14 14:59
雨の中の休日多賀良ヒカル425/8/14 13:07
小さな翼525/8/14 12:39
独り言8.14zenyam...2*25/8/14 10:16
ウラマティックイオン225/8/14 9:48
Never ever自画自計325/8/14 7:51
青いプールと少女Qみぎめ ひだ...325/8/14 7:22
詩の動物園ハァモニィベ...4+*25/8/14 7:03
トロイのはっぱりゅうさん2*25/8/13 22:00
虹色れいん(改訂)ひだかたけし625/8/13 21:39
しりとり詩Version2.0佐々宝砂3*25/8/13 20:41
ギンツバメ(百蟲譜53)[group]625/8/13 20:37
殴音中沢人鳥325/8/13 20:00
通り雨そらの珊瑚12*25/8/13 15:02
コーヒーショップ多賀良ヒカル125/8/13 13:06
忘れない425/8/13 12:35
のりものたもつ8*25/8/13 12:04
長い旅降墨睨白島(...6*25/8/13 9:01
4*25/8/13 6:28
2*25/8/13 6:26
詩の植物園ハァモニィベ...5*25/8/13 3:59
マヨイガちぇりこ。17*25/8/12 22:37
悪人と善人こしごえ9*25/8/12 22:24
memoうし125/8/12 22:18
大人とは、なんだろうか?鏡文志6*25/8/12 22:07
さがうしおひだかたけし725/8/12 20:59

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