にがてといわれた
やっぱり
にがて
やっぱり
にがて
くっきー
あげたい
あげたい
むだ
というか
あげないけど
だめだし
地球には人の数だけ世界があって
自分の世界があれば
他人の世界もある
また今日も一つの世界が死に
一つの世界が生まれた
歩いても歩いても見つからない。
だから、人生は続いていく。
探しても探してもわからない。
だから、人生には終わりがある。
繋いでも繋いでも変わらない。
だから、世界は ....
今の自分を乗り越える
自分の限界に 髪をかきむしって 悩むのは
それは 乗り越えるため だろう
背伸びした自分が そのまま力尽きたら
あとは 奈落へ落ちるだけだ
自分の限界は 自 ....
つみあげたものもないのに
そこに感情だけを置けという
切り取ったものは確かにそんなふうな形ではあるけれど
触れれば消えるよ
いまだ! いまだ! いまだ!
壁を 床を テーブルを
....
水母は しばらく空気をさまよって
やがて岩にぴったりと貼りついた
月が喋らない夜に
三角定規ひとつだけ残された廃校で
誰かのあくびのように だらしなく伸びていく廊下 ....
赤信号を歩いていく人の背中を見ていた
急いでいる訳でもないその人につられて
ひとり、またひとりと流される
流行の最先端を行く
誇らしげに胸を張って
アスファルトに張り付いたガムを
幾人 ....
江ノ電鎌倉高校前駅と
腰越駅とのその間で
窓という窓が突然
ぱっと明るい海となり
ゆるいカーブの水平線に
乗客はみな取り囲まれてしまうのだった
すばやく走る波の線
空の始まるとこ ....
しずかな曇り日
サイレンが鳴る
すみやかな避難を告げている
雲のすきから光が射している
神話のような光の柱が
地上を柔らかくつらぬいている
ミサイルはまだ見えない
....
雪の降る夜に
あなたは去った
ショートメールを
一件残して
「今までありがとう」
優しい終わりは
一番辛いって
あなただって
知ってるくせに
おりものシートザロンリネス
欲 ....
命が革まる
1つの国が死に生まれ変わるのだ
魂が響えるか
草の葉が風に揺れれば、他も同じく響き合い
揺れて草の音がする
一人が風に揺れれば、他も同じく共鳴し
人の声はしだいに共 ....
あなたの詩のそばに
生きることは
あなたのそばに
生きることと同義だ
ヒシャクを使って
核実験を行っていたところ
突然眩いばかりの光に包まれ
不死身の肉体と
完全悪の精神を手に入れた
真行寺公夫は
Dr.アトミックと名乗り
世界征服を目論むようになった
....
時はいつも人を吹きすぎてゆく
ちいさな想いや願いを散り散りにして
もうあの時のうたは
二度とはうたえない
いちまいの絵のように
すでに過去のギャラリーに
展示されているのだから
....
夜中に窓枠がぴしりと鳴る
夢のなかから呼び戻されて
枕元をさぐった手に触れるものがあり
それは感触で人の耳だとわかる
よく見えないがそれはたしかに二切れの耳で
ゴムのおもちゃのようにも思える ....
首なが族の少女が耳にあてたアイフォンからきこえるウォール街の足音は、ジブンヲカンジョウニ入レズニ通り過ぎるようで
プラットホームにとり残された風が
形の悪い、過冷却の耳を凍らす
....
Z
さようなら 散っていった夢なら全部引き受けよう
たったひとつのこの命に 君という名前を刻んで
私は行く この命が続いていく限り
それはつまり 君が生きていたという証だから
喜びか ....
ただ伝えたかった
君の耳へと届いた瞬間にシャボン玉が割れるように消えてしまったもいいから
ただ伝えたかった
誰よりも愛おしい君よ
誰よりも愛らしい君よ
ずっと笑顔でいて
ずっと幸 ....
遥か草原のようなこの街を
ひとつかみの雲のようなふたり
あてもなくさ迷い飛んでいる
建物の影や光や風
ぼくには優しくすることもできない
だれかに守られている
幸 ....
「無理です。」
こんな言葉を最近よく聞く
そういうとき僕はいつも同じことを言う
「本当? やってみないと分からないんじゃない?」
「失敗してもいいじゃない。」
皆、真面目に一 ....
結局自分が一番好きだったのは
あの人だったのだな、と
あとから思っても間に合わない
その痛みは経験として蓄えられ
次にはもっと賢くなっている
という類のものではない
手にしたはずの ....
地球が生まれてから何億年も経っているのに
まだ青いなんて他の惑星はきっと地球より
年寄りなんだね
仮想
ブラックホールを目のあたりにして
シンボルはちびった
りらりら、らりら
追いつけるものなら、捕まえてみろ
術らかな言語が
かれを果実(もくてき)と思いこんだが
うだる密林 ....
鏡を覗くと知らない人が映っている
引きつった頬はまるで人さらいのようだ
人さらいの口から人さらいの牙がにゅうっと伸びてきて
葡萄の彫りのある鏡を突き破りそうになる
あわてて毛布をかぶせて
奥 ....
読めない漢字の人と付き合っている
女に愛されず女になる
過去に生きて彼女が歳をとらない
視点をかえてみれたなら
世界はどんなに広いだろうに
視点をかえてみれたなら
あなたはずっと優しいだろうに
視点をかえてみれたなら
夕陽はどこでも綺麗だろうに
視点をかえてみ ....
わたしはダメだろうか?
どうか空からにょろにょろの
光の束が落ちてきて…
いや、よそう。もっと現実的に。
わたしは欠陥ポンポコリンだ。
利己的だ。
だが無論それだけでな ....
詩が好きです。特に現代詩が。自分で書くこともありますが、もっぱら読む側です。もっとも、読むようになったのは高校生になってからです。
図書館が好きでしたし、本も好きでした。周囲があまり読まない本を読む ....
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