頭を置き去りにして歩く、白い煙を道標として吐きながら
灯りは思い思いに燈り、星のように曖昧な輪郭
地面には産毛が生えている。泡立って固まった鍾 ....
細胞が包皮になるのを妨げることで
包茎を根絶する方法を開発した
珍保方慶子さんですが
その論文をめぐっては
何百万人の包茎者のポコチンを愚弄するものだ
と非難されたこともあるそうです
....
君は僕という嘘をついて
僕という嘘の記憶を作った
君にとって僕は必要だった
君を守るため僕は必要だった
僕は君のためなら嘘でいいと思っている
でも
君が本当に信じるべきは
....
犬
かけっこ
キャベツにきんぴら
ジャニーズの、可愛い男の子
雨の日
ドライブと掃除
のうぜんかずらと魚
青の色、そしてわたし
33年
ぴっちり生 ....
新しい朝に降り注ぐ
冬の寂光はまるで
孤独の証のように
まっすぐで哀しいけれど
あなたなら
それを優しさと呼ぶのでしょうね
いつだってあなたは
無垢な想いで
この世界に名前をつ ....
選択肢がない街の
未来図は完成しない
更新されることが前提だから
豊かさは新しさに両替される
> 懐かしさは噛み終えたら
> 紙に包んで捨てましょう
> それ ....
風呂を楽しんでいて
ふと手のひらを見ると
こんもりした泡から毛が1本生えていた
おおっ!
ついに新細胞発見かと思ったが
そんなわけはない
偶然と
常識に捕らわれない若き科 ....
見晴らしの良い青い野原に
中身をなくした弁当箱が転がり
子供たちは それぞれに
昆虫採集を続けている
カマキリが
キリギリスが
モンシロチョウが
それぞれのやり方で息をし ....
アルペッジョのやうに
君の音に和して
アルペッジョのやうに
分散されながも
心の弦は多すぎて
困っちゃうんだ
不協和音を出して
ごめんね
調律されな ....
海岸線を走ると
凍てついた汽水の上に
オオワシが
見える
車通りのまばらな国道に吹く風は
きょうも横なぐり
どんなに晴天だろうと
いや、澄めば澄むほどに
ハンドルを
とら ....
シ それは世界からの発信を受信するのを遮断する行為のする目異化脳するの?
オーノゥ 私達は常にジュシンしている シンジャを板に敷き詰めたママぁ「零度」
踏みまくって肉汁飛び出る 白い泥棒の知る、深 ....
自分の中に浮かび上がる
肯定と否定
2つを1つにしなければ
生きてこれなかった
窮屈だった
心はあまりに深く潜り込み
何処に有るかさえも
わからなかった
2つを1つにすることは
....
何年ぶりだろうか
生まれ育った町内をあてもなくブラブラと歩いた しとしとと雨ふる朝方に
こんなかたちでここに来るなんて思ってもみなかった
逃げるように戻ってきたし
ここにはもう僕を迎えてく ....
あなたの愛はどこへ
洗面台に映ったおのれの裸体を見て
声に出さずにつぶやいてみる
あなたの愛はどこへ行く
わたしはここに
そっとつぶやくおのれのくちびるを
鏡に映ったお ....
高校進学説明会で
ある高校の教師が声を張り上げ力説した
「うちを受験する生徒は
学業成績は悪い。問題生徒も多い。
私たちが試験場で見たいのは 織田信長です。
ご存知でしょう
うつ ....
詩を書くという事は
誰か見知らぬ他人に向けて
宛てのないラブレターを書き綴るのに似ている
もし、あなたがとても昔の詩人の詩にときめいたとしたら
それは何千年も前のその詩人が
....
黒いアイリスは
男の喪に服した女だ
ジョージア・オキーフが描いた
花の絵は
どれも女の顔に見える
花が儚く美しいという概念は
もしかしたら幻想なのではないか
もうこれ以上
対象に接 ....
たとえば
おまえが
カップラーメンに熱湯を注いで
3分間ぼんやりと待っている間に
おれは
南太平洋まで行って
カジキマグロを一本釣りしてこよう
たとえば
おまえが
トイレ ....
証人を立てるんだ 例えば僕が今朝目玉焼きを食べたことについて しっかり覚えているし難しいことでもないんだけど でも証人を立てるんだ そのことが却って事実を不確かなものにするから 証人が必要なほど不確か ....
悲しい気持ちの帰り道
疲れた歌のサビのとこ
あなたに言われたようだった
小さくなってしまったと
遠くの夕陽が歌ってる
爪のあいだの蜜柑のかけらが
沈みかけてる太陽みたい
八百 ....
新しい言葉を綴ることは
新しい土地を開墾するように
そこへ種を蒔くように描いてゆくこと
自由を描くことは難しい
だれも自由の光をみたことがないから
それでも描こうとする
愛を定義す ....
失う物の方が
多いと気づいた でも
趣味に
没頭しても
手を 見つめ
得た物は無だと気づく
電車の窓 そして
おぼろげにある
僕の姿が存在していて
でも 試験に向かうとき ....
心に咲いた花が枯れた
ラムネ玉ごと飲んだ
1
帰宅した私は食卓に着くと
両手でテーブルを鷲掴みにし
一匹の大蛇を吐き出した
黒々とした身体
ぬらぬらとした光沢
それは私の分身であり
一部なのだった
゛はらがへったよ ....
僕は水のように何かと混ざり合うことが
出来ないけど 色々な物を繋げることができる
それは 水のように薄まらず 消えずに繋がり
手を繋いで 温もりを感じるように
心を繋げば 愛が生まれるように
....
かあいいミニパンダミニパンダ
なんでも食べる
どぶネズミのように殖える殖える
雨漏りするクルマどころじゃない
火を噴くスマホどころじゃない
1ユーロで買えるミニパンダミニパンダ
....
白い花
黄色い花
青い花
さくらの花
葉っぱになって
薫風に揺れ
あおくなって
どんどん
蒸してきて
赤い花
きつい色の花
、気がつくといつか
落ち葉と枯れ草
みあげれば裸樹 ....
街中をうなだれて歩いているとき
あなたの寂しそうな顔が目に浮かぶ
いつも、喜ばせてくれて
そんな顔で喜ばせてくれて
ありがとう
そんな顔して
わたしを喜ばせてくれて
ほんとう ....
図書館裏に魔物を飼っている
放課後にしか見えない、しなしなの影を持っている
割れた花瓶に手を伸ばした時に
宇宙はたった五分前にできたのかもしれないと
赤い点々を増やしながら思った
だって ....
1965 1966 1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005
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