偽りに指差し また偽りで暈す
心は鳴く 笑顔でいた景色のまま
大事なものだから 亡くせずに
零れた 憂いの雲

真白になっていく 消えていく
触れていた熱 遮り 冷やす風
呟く ほんのひ ....
私の死を
誰かが殺してしまったので
私は生きることしかできない

私の生も
死と一緒に死んでしまったので
私は生きることもできない

返しておくれ
返しておくれ
私の大切な死を
 ....
ねぇ どうしよう
あなたのかけてくれた魔法が
とけちゃった

それはユウカイ

誘拐かい?
ううん 違うの。

誰も 「わたくし」 の中から
魔法を 捥ぎ ....
今日は悲しい

失敗は誰もが怖い

高い理想をもつからこそ
プレッシャーに押しつぶされたり

完璧な自分を想像するからこそ
同時に崩れてしまう恐怖に襲われる


空想の中の世界は ....
おまえは先物買いで












俺から魂や


ロックンロールを金で買おうとするが









 ....
都合の悪いことや
不快なことは
予め伏字にするという
配慮が
いつからかこの国では
行きとどいているので
よほど気をつけていなければ
事実は見えない
まして
事実を都合よく見誤ろうと ....
ムシャクシャしたら
迷わず
その時一番側にいる人間を
銃殺しろ
(ヨシフ・スータリン)

あんな悪そうな顔の奴
よく大統領に選んだな
と思ってたんですよ
だってザ・悪人面ですもん!
 ....
【人間】
初めてのアルバイトは中学1年の冬休みだった。
親戚の雑貨店でのレジ打ちの仕事だった。
年末のある日、事件は起きた。
その日の昼食後、レジに戻ろうとしたら、おばあさんが
お茶碗を買い ....
もしも
今朝飲んだのが
カフェオレじゃなくて
ミルクティーだったら
今 あたしはどうなってたかな

気が遠くなるほど
たくさんの分かれ道で
そのたびに立ち止まって
迷いながら選んでき ....
雨、雪、雨、雨、

雨、雨、雨、



雪解けに混じって流れ出て

大きく緩やかに結ばれる「区切り」

蕾がゆっくりと綻んでいく



少しずつ高くなっていく太陽

 ....
月の半分が雪を履く
霧の下で遊ぶ水
声を呑み
紋を放つ


はじまりへ還る波を
夜が照らす
浜辺の森から
風が吹いている


波は波の上
ゆるやかに変わり ....
吸えないタバコ 吸うフリして
煙に隠れて 涙する
いつも一人で 泣いていた
路地の裏の 小さな空き地
マンホールの蓋には ぺんぺん草が
天を仰いで 風にそよぐ
いつでも 一人僕が
見上げ ....
音のない窓辺で
ねこは多摩川の景色を見ている
遊びたいなと思って
幾人かの子供達を見ている

外に雪が降り積っても
ねこは多摩川の景色を見ている

外に出たいなと思って

同じ時刻 ....
いのちの素描 
躍動の結晶を背景に
白い天啓の不規則性
欺くように舞って

――つめたい耳たぶに腰をかける
   そとには沈黙が降り積み
   うちには言の葉降り積む

  
   ....
通ってたカフェのマスターが
産直の宅配してるって

輸入雑貨店のオーナーは
いま中古レコードのお店をやってる

わたしが詩を書いてることを
知ってるひとが少しいて

わたしのお父さん ....
ボールが転がる音がして
振り向いたら
それは冬が去っていく音なんでした

冬は寒いものを転がして
古くなったものを巻き取って
辺りをふかふかの風景にしていきます

それが春なんでした
 ....
風が吹き抜けてもう命がない 奈落のプリズナーもつれている 乙姫をアンプにつなぎ流水爆音 元シカゴ・カブスの
サミー・ゴーチ選手は
広島シンフォニーズに移籍した昨年
年間60回代打を出され
その60回ともがすべてホームランという
前人未到の大記録を打ち立てた
代打はすべてガッキ ....
道化者
僕はただの小心者
小心だから
嘘をつく
ばれるに決まっている嘘を

はじめはうまくいっていた
あまりにも
うまくいきすぎて
引き返す道を失った

ばれるのが
怖くて
 ....
‘日本の凶悪犯の95%以上が
犯行直前の24時間以内に口にした食べ物がある’
これは統計上ほぼ真である

主婦A   : そんな恐ろしい食べ物は禁止すべきでしょ。
会社員A  : ほほう ....
最初の人間がこの列島に入ったように
この川に入った亀は何匹だったろう

ミドリガメと呼ばれていた子亀のころ
生まれ故郷から 人間に連れ出され
あげくに捨てられたのか 
それとも
遙かな故 ....
いつもは耳を傾ける
街のざわめきに
今日はあえて
イヤフォンで耳を塞ぐ

こうなりたいという想い通りに
世界が動いてくれたらな
そんな幻想を抱き
一人の主人公になる

瞳にうつる世 ....
電車はまもなく暴動地区に入る
ここからでも赤色灯が多く点滅しているのがわかる
忘れていた携帯端末が最後の爆弾になるんだ

誰かにそう話した後
本当に旅客機が空中爆発した時には驚いた
ケーブ ....
おでんの具は 何が好きですか
はんぺん ちくわ 
やっぱり でーこん たまごかな

炒め物なら 塩ぱっぱ
胡椒を忘れちゃ いけません

世の中にゃ 
楽な道具も あふれてる ....
じぶんがね
さみしいとか
こどくだとか
かっこわるいとか

そーいうのにこだわるのをね
もうやめたんだ

だいぶ、やめられるようになったんだ

わたし、なんかかるくなったよ
かる ....
光のどかな
朝の軒下に
あいさつ日和が訪ねくる

つがいの雀のたわむれも
いたずら烏のお散歩も

汽笛も煙も
風花も氷柱も

みな
やわらかな一見さん

ごきげんよう
 ....
 許してほしい  白すぎることを

 闇を美しく舞いたかっただけ


 許してほしい 寂かすぎることを

 ただ降り積もる思いばかりだっただけ


 許してほしい 冷たすぎることも ....
  米メリーランド州フォートミードの米国家安全保障局(NSA)が、インターネット未接続のコンピューターでも遠隔監視できる秘密無線技術を開発し、実際に情報収集していた事が報じられた。
  見てはいけな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
風花の散るを黒ヱ114/2/26 1:56
無題三上あず5*14/2/26 1:31
魔法が解けた藤鈴呼1*14/2/26 1:11
悲しいのは今日のこと葉月桜子414/2/26 0:41
お前は先物買いでTAT2*14/2/26 0:21
配慮Lucy24+*14/2/25 23:19
名言集花形新次014/2/25 23:12
アルバイトの備忘録ichiro...19*14/2/25 23:05
Ifs藤原絵理子4*14/2/25 22:47
雪解けa-litt...014/2/25 22:45
傾滴路 Ⅲ木立 悟214/2/25 22:43
泣きたい日の味武富諒太414/2/25 22:35
多摩川とねこと雪2012314/2/25 22:30
二月・北国ではただのみきや16*14/2/25 21:37
ニュースたちもっぷ814/2/25 21:36
春待ち小原あき11*14/2/25 20:38
風が吹き抜けてもう命がない北大路京介114/2/25 20:10
奈落のプリズナーもつれている014/2/25 20:10
乙姫をアンプにつなぎ流水爆音1114/2/25 20:10
代打ホームラン王花形新次114/2/25 20:01
ピノッキオLucy11*14/2/25 19:15
統計山部 佳114/2/25 19:14
要注意外来生物イナエ12*14/2/25 17:38
Making up storyわや014/2/25 16:22
追撃中森将継114/2/25 15:09
おでん藤鈴呼6*14/2/25 14:12
天使弓夜0*14/2/25 12:03
あいさつ日和千波 一也214/2/25 7:53
  雪ハァモニィベ...1*14/2/25 4:09
揺れる動的2*14/2/25 4:07

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