陰毛に混じる白いものを
互いに抜くようにしている
どちらかがパイパンになるのは
いつの日か
夜中
叫ぶ蝉
かなしい程
我を嘆かない
例えばサイレン
そうして来る災禍
気付いていないのか
誰に聞かせたい?
誰を救いたい?
七年の歳月に
何を知った
痛むのは
何処だ
....
TiAmo風が吹いた
静寂が横たわり球体の葬列
老いた人魚が打ち上がって紫の港
進撃の巨人を寝転がって読んでいたら
遠くで巨人が歩いたように
揺れた
漫画をわきに置き、
テレビをつけると
速報の揺れは
50m級だった
カーテンを開けると、もうすぐ朝で
....
タマキンは
女性にとって
直接関係ないものなので
あってもなくても
良いのかと思い
貴女の意見を聞かず
取っちゃいました
まさかそんなに怒るとは
あの日の
君の叫びを忘れない
忘れないよと
話しかけるうみのいろは
たしかにうみだ
いつか
うまれかわるね
うまれかわろうね
今日の肉体は
昨日の肉体より
確実に
死へ近づいているのに
今日の傷は
昨日の傷よりも
命をうたっている
ふしぎな
からくり
はがれていった
皮の下から
赤く湿った
細胞が ....
わたしの辿った
春を数えていただけの、
それだけで、よかったはずの
とおい春
わたしには
あとどれくらいの春がめぐるのだろう、と
なにげなく指を折り、数え始めた
そう ....
遠い昔の冬景色
吹雪いた白い彼方から
蒸気機関の汽笛音
ポッポーと遠く聞こます。
白い息を吐きながら
走行する機関車の車輪の音(ね)
今、眼の前の雪景色
儚く消え去る場違いな
音無 ....
サムリー&ガウーチの偽ブランド品が
御徒町界隈で出回っているとの
情報を入手したブランドGメンが
本格的調査に乗り出したところ
サムリー&ガウーチそのものが
ユニクロの商品に
ひらがなで
....
東京を車で出発して4時間、常磐道が福島第一原発の手前で封鎖されていたので、その手前の常磐富岡というところで高速をおりました。
高速をおりるとそこは、重機でさらわれた茶色い土肌と、累々(るいるい) ....
きょうも やっぱり だいすきです
たんじょうびおめでとう の
めえるの へんじがなくても
きょうがやすみなのに
もう いっかげつも あえてなくても
やっぱり なんども おもい ....
泣き腫らした目に 映る線香花火
海に行こうって約束したのに ごめんね
時刻は午前四時 空はうっすらと白み始めていた
もうしょうがないね といって君は
ちょっぴり泣き出しそうに
枯れてしまった ....
冬の間はずっと裸なので誰の目にも留まらない
俺が覚えているのは今日よりも明日のことだ
可能性が萌え
可能性が生い茂る
明日のことだ
今は裸でいる
冬だから
はだか
冬は ....
友とふざけながら歩いた道に
地雷をたくさん仕掛けたら
爆発して死人が出てしまった
なんてひどいことをするんだ
なんてひどいことを君は
君があの冷水のポットに
レモン色の尿をしぼって
27回かきまぜた朝に
えづきながらすするよ
脂味噌にまみれためしを
床とセックスするのは
床に悪いからやめよう
階下の人もあれでいて案外
迷惑しているものだから
床とセックスするのはやめて
オリーブオイルで自慰しよう
◇御用学者
原子力発電所は火
原子力発電所は火暴
原子力発電所は爆発
原子力発電所は爆発し
原子力発電所は爆発しま
タダチニ影響はありません
タダチニ原子力発電所は火
タダチニ原子 ....
似合わない髪型に気付いて欲しいのか
しきりに鏡を覗いては
気にしてる僕の反応
幸せは
夜に向かう舗道の脇に転がっていたり
一緒に迎えた朝の窓辺に咲いたりする
それは
....
今日がどんなに楽しいことがあっても
明日になれば今日がおわってしまう
ずっとこのまま今日が続けばいいのになと思った
明日は必ずやって来るのだから
今は今日を楽しく遊んでいよう
明日は ....
140310
絶対である!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対に最強である
寄らば切るぞとコテツがニラム
睨むという行為には
勝つ ....
防波堤に待雪草が咲いていた
みぞれまじりの波風の下
錆びた自転車をとめて
老人が釣り糸を垂れている
釣れなければいい
そんな素振りでリールを巻き
また投げる
そして海に沈んで ....
飛べ
たとえ行き先が分からなくとも
着地地点が見えなくても
いまここに求めるものがないのなら
飛べ
逃げるんじゃない
避けるんじゃない
新たに挑戦するために
飛べ
....
今後二度と
性的なことは口にしない
と誓ったのは
2014年1月1日
誓いを破ったのは
2014年1月2日未明
その短い時間
私は確かに
性人クンニ
いや、ちがう
聖人君子の様だっ ....
おばあちゃんとおかあさんって
仲が悪いのかな
一緒にいるとピリピリする
すれ違うとひりひりする
おなじ部屋なのに
場所によって温度が違っている
おとこのひとには
わからないの ....
「近くに、後ろに、横に、縁に、脇に、足元に、中にいるよ」
あなたのことわたしはいつでも
思っているわ
あなたの瞳に見つめられるのはいつでも
わたしでありたいわ
あなたの言葉がわたしを甘く ....
俺O型、子どもAB型
涙の香り苦しくて浴槽に沈む
1925 1926 1927 1928 1929 1930 1931 1932 1933 1934 1935 1936 1937 1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1945 1946 1947 1948 1949 1950 1951 1952 1953 1954 1955 1956 1957 1958 1959 1960 1961 1962 1963 1964 1965
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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