生と死、幸と不幸を分ける境界線の
なんと曖昧なことか
一体彼らが何をしたというのだ?
彼らと私の違いなど何もないではないか

奪われた二万千五百十名もの尊い命
決して癒えきれぬ悲しみを不意 ....
拳は白く
階段をのぼる
風が風を
金と緑に分けてゆく


夜の起動音
ふるえ にじみ
したたりを覆い
したたるもの


曇に沈む指に沿い
音はかがやきを増して ....
いつ
スイッチが入るのか
分からない

それが
ONなのかOFFなのか
分からない

そもそも
何処にスイッチがあるのか
分からない

行方不明のUSBメモリを探そうと
 ....
 

小さな世界のすべてが皮膚の上を滑り落ち床に僅かな痕跡を束の間残すころ狂気を孕んだ桑の実は庭で機会を逃していた、幼子の泣き声は無くてもいいもののように思えそれでも、鬱血した母親は張った乳房を晒 ....
庭木の梢がはしゃぎまくっている
声もださずに
何がそんなに楽しいのだろう
 
それにしても
聾唖になったのか
近頃の雀は・・・・・

だまったまま裸木につかまり
首の屈伸ばかり見せて ....
十月の午後は雨だった

それは全て雨に塗りつぶされていた

空は鼠色に塗りつぶされ、そして時々

燐光のようなものが宙を舞った

・・・その時、君は「あの時」の事を思い出していた

 ....
おめでたい 性格は
得を するのだろうか

徳が 有るのならば 
最高ですけれど

特に 問題ないよ、と
言われるダケでも
別に 構わないんです

何故って 
「アイツ、おめでた ....
何事もなかったように光る海
廃線路の先には菜の花が咲く
網棚に取り残された箱を開ける勇気もなく
揺れる電車
ねむりを誘う振動
座ったままのうたたね
かしげてゆく首
透明な重力に引かれる右 ....
ゆっくりと憂鬱な心が溶けてゆく

絡み合った心がとても静かに

ほどけてゆく

雪のような

悲しみのような感情

沈殿して堆積してゆく

マリンスノーみたいに

肩ごしの ....
抱いて抱き合うほど
豊かな愛になる
寒さから守るバリアになる

真っ白な雪が見せる幻想

たくさんある冬のどの歌よりも
その場で創り歌い今の素直な想いを表す

雪を溶かす力は
 ....
拭っても拭っても血が止まらない。ただティッシュを赤黒く染めていくだけで、何かほかにやりようがないかと思い、その血で化粧することを思いつくが、部屋には鏡がなく、窓ガラスに映して見ようかと振り向くと窓 .... 何時からなのでしょうか
何年 何月 何日
決まった 日付はみつかりません
笑顔が 少しの頬笑みが 眼差しが
心を揺らす
恋の折れ線グラフ

何時からなのでしょうか
駅で 階段で 廊下で ....
夜の蜘蛛を生かして
償われた指腹のよどみに
吹き溜まる星々は研削され
なめらかな肩口を晒し合いながら
目まぐるしい渦中からの
放逐を同意してゆく

霧散する、フラグメント
融点の狭間で ....
さむらごうち&おぼかたが歌う
「真心」お聴き下さい

どうせ一度の人生を
パッと咲かせて何故悪い
あたしの嘘に癒された
知っているのよ
その心

祖母にもらった割烹着
先月ネットで ....
君に貸したチョコレートは
単なる甘いものじゃあない
君を震わすエネルギーに
わたしがなりたかったのだ

しかし気づけばここまで来て
君は自分を責めただろう
過去を悔やんだことだろう
こ ....
詩が書きたいけど良いのが書けない



常々そう思っていたら ....
不協和音の刻まれた頬
顔皮一枚外隔てた胸裏で美言を弄する君
聴診器を押し当てるよう、その薄い胸板に耳をつけて
くぐもった真意を推し量る私は
酔いの千鳥足で不慣れなステップに追いすがる為
君の ....
駆け抜ける想念とは裏腹に
書き抜けぬ言の葉裏の蝸牛
雪の積もったノートには
あと数羽カラスの行方が不明です

時の刃の上をゆっくりと滑る私たち
やがて「私」「あなた」という二つの断面へ
 ....
畳の下の
床下の
深い土に掘る穴の底
沈めた箱に
堅く蓋をして
重しを載せる

あの人の上に
土をかけ

床板を
畳を
元通りに載せて
二度と
覗いたりしない

その上 ....
スピリタスをスピリタスで割って出されている テディベア抱いて奈落の底 ふたりの名を入れたジョッキに生ぬるいビール注がれている 22世紀には猫型ロボットできるかなあ、って
そんなありふれた会話でしか思い出せない
きみのことは
一生ものの記憶にしようと思っていたのに
思いだそうとすると、どら焼きのこととか考えちゃうので
 ....
揺れる心地よさに
居眠りしていたわけではないが
通過してしまった駅があったという
ぼくを待っていた人に気付かず
遠ざかった町

乗車駅の ....
きみが霜の降りた髪に
はらりと留まる薄紅の色に酔う

積もった時間は
古い層から固まりゆく
春を迎える度に
漆のように重ねてきた

嵐が吹き荒れた季節
その黒髪の一本まで
この手の ....
一番、一番って
言ってるから
無茶してでも
やってやるみたいな
こんなヤカラが出て来んのよ
どう、あの時の
あたしの発言の真意が
分かったかしら
だてに昔
乳首に泡付けた
写真集出 ....
少しだけこのままで
明日になれば
明後日になれば
その次の日になれば
なくなっちゃうかも
知れないから
今は
今だけはこのまま
ぬくもりを感じていよう
君の言葉が泳ぐのは
淀みのない海流

北上しながら溺れるのは
空と
水平線とのあり得ない接点

君が脱ぎ捨てたいのは
どこまでも纏いつく
垢じみた毛皮
切り捨てたいのは
画布に滲 ....
初めてのことを たくさん教えてくれたね
飽きっぽいのかなと思ったら 好きなものが多いだけだった
あんなに高いアンテナを 初めて見た

手に余るものを 大切にしようとして
ぽろぽろ指の隙間から ....
<怖い人>
急によそよそしくしてごめんなさい
とても不安になってのではありませんか
何かしたっけと悲しそうな顔をさせて
とてもひどい人だと思われてはいませんか

私はあなたが怖い
あなた ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
二千十四年三月十一日に夏美かをる24*14/3/15 12:14
冬とむらさき木立 悟214/3/15 11:50
スイッチnonya16*14/3/15 11:38
楽園の鳥たちホロウ・シカ...2*14/3/15 11:32
白いサウンド(九)信天翁2*14/3/15 10:36
『午前』へと続く午後yamada...014/3/15 9:56
わらうんだ藤鈴呼1+*14/3/15 9:40
そらの珊瑚17+*14/3/15 9:08
冬の終わりにたかよし02014/3/15 8:59
雪を溶かすほど夏川ゆう114/3/15 8:59
飛び立とうとしていたrabbit...7*14/3/15 3:48
恋の折れ線グラフ佐白光014/3/15 1:42
害虫sample414/3/15 1:23
さむらごうち&おぼかた花形新次1+14/3/15 1:17
君に捧ぐ応援歌ノブ子014/3/15 0:44
詩が書きたいけど良いのが書けないTAT1*14/3/15 0:20
夜鳴り由木名緒美3*14/3/14 23:59
失念れすとらんただのみきや17*14/3/14 23:34
カナリア ー私が殺したあのひとーLucy11*14/3/14 22:42
スピリタスをスピリタスで割って出されている北大路京介114/3/14 22:41
テディベア抱いて奈落の底414/3/14 22:41
ふたりの名を入れたジョッキに生ぬるいビール注がれている914/3/14 22:41
21世紀の恋人ユッカ414/3/14 22:17
通過駅イナエ18*14/3/14 21:51
糟糠の妻山部 佳514/3/14 21:39
レ、レ、レのレンホー花形新次114/3/14 20:53
二人こいち114/3/14 20:37
もぐら叩きLucy12*14/3/14 20:06
道端の風クナリ7*14/3/14 19:14
最高の人 など四編7*14/3/14 19:04

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