そろそろ四股名を
決めた方が良いんじゃないか
遠藤が定着しちゃっても良くないし
そこでこんな四股名を考えてみました
その名も
剛力殺メ衛門
(小須賀部屋)
すげえ、強そうでげしょ ....
荒ぶる夜の果てを十字架に捕まって
とても両手だけじゃ救えないアレコレを
見捨てるかどうするか「たられば」で思案中
死神の催促にどうナシをつけりゃいいんだろ
さようならハ ....
ここにはない
何も踊らない
ただ搾り出された絵具のように
眠たげな静物だけ
わたしの中か
わたしの外か
楽しげな人の姿が
ゆっくりと薄れ消えて行く
古いスナップ写真が
毎 ....
正確には
なめられ子だよね
なめ子はポツリと呟いた
こんな行為があることを
知らなければ
あたしの人生
もっと違ってたんじゃないかな
舌なしでは生きていけない
舌が必要なの
例えそれ ....
それはなかったことにして
ではなく ないことにして
これもなかったものと泣き
いや ないものと叫びたいだけで
火の粉が夜空を浮遊する
仰ぎ見るわたしの口 ....
眠れ
眠れ
いまは
亡き者よ
眠れ
遠くへ
遠くへ
行って
そこで
眠れ
もう
帰る
ことの
ない
遠くで
眠れ
眠れ
....
その日、私ははじめて人の死体
を見た。いまからおよそ十年前、三月二十六
日の金曜日のことだった。もちろんそれまで
にも祖父や祖母のそれぞれの葬儀に立ち会っ
たことがあるが、その時に ....
会いたい人がいるはずなのに
会わなくても生きていけて
なんとなく煩わしさを感じてしまって
地方から東京に出てきて
祖母とも叔父とも疎遠になっている
わたしは健 ....
藍色など
群青色などと言って
壊れないで下さい
星が点滅する
或は惑星、
と言うか
全ては夜の表に光っている
私は私の肌色を光らせて
草原の上
月の下、
或は上
....
はるののでツクシをつんでいるとき
かんぼくのあいだを とおりすぎるかげ
そいつはイタチだ
かんぼくのなかをのぞくと
なくしたスーパーボールや
ミニカーがみつかるにちがいない
イタチのこ ....
新幹線の窓から見る夢
これはわたしの通い婚
秋と冬と新しい春
心の軌跡とすり減った踵
愛することのうちに
二人だけの秘密を孕もう
散り散りになる言葉よりも
肌に残る温もりだけを
抱 ....
湿度を感じ 曇り空を此処に降らし
その灰色に害されない豊かな今の心を嬉しく思う
なんとものんびりとした時間を過ごすのだろうか
感謝は想うだけでは罪 そのようにも感じる
世の中に何が出来 ....
目が覚めて
隣に寝ていたはずの
ひとがいないと
私はひとりではないと知る
しなければならないことがあって
私が私に着陸したことに
感謝する
魂がからだに
少し今朝は
自分を気 ....
目的の連鎖を辿っていくと 最終的に幸せに辿り着く 本当にそうですか 人間の行為の目的は幸せばかりじゃない 人間の行為は 大きな悲しみのためにある 大きな喪失のためにある 大きな怒りのためにある 掛け違 ....
原題:愛し方 愛され方(2012-07-20)
互いの思う根 轍の下手から
幾度目の出会いに また幾度目の別れか
何を見つけ 何を得たか
「愛している」と貴方に 貴方だけに 言えた
....
開け放った窓からカーテンがあふれだしたからオルガンを弾いてともだちと身体を絡ませておどる/まだ子供なのになつかしくなるような錯覚/点滴があと少しでおわるから看護師さんを呼んで/丸い体の看護師さ ....
サービス問題がサービスじゃなかった
ネクタイはずして君色に戻る
通夜を終えたタバコの煙が月まで昇っている
妻に物をプレゼントしたことがない
物より思い出ばかりプレゼントしたからだ
それでも妻は物がほしかったようで
時々古ぼけた腕時計を指差すこともあった
あの世でね
と私は言った
私 ....
私の顔は古い写真のようだ
いや
私の顔は古い
このアパートに来たときにトイレの棚に置いた手鏡は
ほこりまみれで
何の役目があったのやら
ほこりまみれであること以外
何も特徴の ....
見知らぬ男たちに追われる夢
叫んでも叫んでも届かない夢
歯が何本もぼろぼろ抜ける夢
昔の友が今を共にしている夢
夢だと気づいて目が覚める夢
覚めても覚めてもまだ夢な夢
夢にうんざりして起床 ....
もう峠は越えているのだよ
風は無言で運び去る
過去の方角にむかって
風にひとりごと
母の子宮で着床した時から
聞こえていたのは
私の棺に釘を打つ音
身の丈にあったやすらぎをく ....
おいで、
すべてを捨てる必要なんてないから
一時しのぎでいいから
おいで、
聴いてほしいことだけを
一緒に忘れてあげるよ
おいで、
誰だって孤独なんだって ....
きょうは海の日でした
食べた夏の数は数えきれません
でもそれでいいんです
僕らは宇宙だから
おなかは孤独だから
原をかけるたびにおもいだすんだ
鬱な歌、壊れた曜 ....
窓の外で詠う小鳥たちの可憐な魂の囀りに付き添われて夕陽が、いま、音と光といっせいに、開け放った窓から目を細めたくなるほど染み込んでくる。西欧風の苦い焦茶で統一されたこの書斎の奥のほうまで、燃え潤んだ ....
小さいころ、春になると
ばあちゃんと手をつないで
つくしを摘みにいった
いつも風が強くて
河川敷にはいっぱい
つくしが伸びていた
シャツにてんとう虫をつけて
ビニール袋につくしとタンポポ ....
文字盤がまるでばらばらになったように
簡単な言葉ひとつで指先が迷う
さっきからBackspaceだけが思い通り
ほんとうのこと
隠したいこと
知ってほしいこと
言えないこと
自由 ....
そして
げんこつが口から出なくなっている
そして
窓もない玄関もない俺の部屋
そして
掃除してエアコンつけて誰もこない
そして
スロー再生しておっぱい見えない
そして
口裂け女の胸を ....
おじいちゃん
おじいちゃんって
いいにおい
仏壇仏具のにおいでしょ
蓮の花のにおいでしょ
元歌はよく分からないが
ほのぼのとした雰囲気は
伝わったと思う
1913 1914 1915 1916 1917 1918 1919 1920 1921 1922 1923 1924 1925 1926 1927 1928 1929 1930 1931 1932 1933 1934 1935 1936 1937 1938 1939 1940 1941 1942 1943 1944 1945 1946 1947 1948 1949 1950 1951 1952 1953
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