抜けた髪を拾い集めて
飲み干せもしないグラスを舐めている

あんなに昔好きだったスツールも
今は
あんなに昔好きだった本の墓場

指先であばらをなぞる
骨がある
皮が包む

あん ....
眠って起きることが当たり前じゃない人に
「死にたいのよ」と微笑まれて
頷くしか出来なかった

だって、わたしは眠ることに不安も疑いも抱かない
朝の憂鬱さを思い「もっと ....
34週で生まれた子は
肺の機能がやっとできたばかりだというのに
生まれてきてしまって
小さな体で
慣れない肺呼吸して
疲れてしまって
呼吸やめちゃって
保育器に入れられて
連れられてっ ....
桜が散るような接吻に こゝろは震えない
世間体に身を剥ぎ 遠浅の路上に
猫でも 食事にありつけたなら
其処を住処にしてしまう
放浪者の臭いが染み付いた
列車の優先席でも かまわない


 ....
こんな
どこにでもあるような
ありふれた恋

こんな小さな恋でも
命をかける
覚悟無くしては
恋とは言えない

君を愛するのなら
全生命をかけた
祈りを捧げよう
君のまぼろしで ....
木曜日
四月から2.6歳になる娘の保育園がかわる手続き
ってのが理由で昨日仕事を公的に休んでいる
今はなんのわるびれもない
大体ここ(ネット上)に本音とやらがかいてあるというのを信じる宗教観的 ....
春という素性の上に
細いすじがねを
うっかり高く伸ばしてしまった
ふたりは
よりかかりあう
その寸前で
定冠詞のような
小さな花を咲かせている

あなたはわたし
わたしはあなた
 ....
4月25日金曜日 晴れ
最高気温24℃
バスの車内にてブレックファスト
愛と勇気を齧り喰われたアンパンマンの
これからについて妄想する
   砂地にのびる
   影法師
   不機嫌な男みたいに
   息苦しくて
   湿っぽい
   気圧が下がってる
   きっと
   嵐の前触れだ


           ....
あしただね
あしただよ
そうは言ったって
特別なことばも思い浮かばず
あしたはやってくる

引退寸前のでんしゃが
えっちらおっちらと朝日を運んできて
ぼくらの決意はいったんおしまい
 ....
にわかに降りだした雨を背にうけ
老人は湖の畔を歩いている

大木の梢に目をやると一礼をして枝を折り
数枚の葉を丁寧にむしった

湖に向きなおり何かを見つめている
まもなく雨は上が ....
{画像=140426112527.jpg}

都会の一角に寄り添って
おまえは小さき声を上げていた

1月の薄い陽射しを浴びて
身体には輝く黒石の毛皮をまとい
丸まり
鞠のように丸まり ....
一皮剥きたまえよと言われても
簡単にできないことだってある。
世界有数の薄グリーンの私でも
頭を抱えることだってあるのだ。
至高の薄エメラルドの私でもだ。
申し遅れたけどもキャベツです。
 ....
これも欲しい
あれもやりたい

あんな人になれたら
こんな人になれたら

ああ羨ましい
私も欲しい


私もなりたい

能力
知識
身体

欲しい
みーんな欲しい。
 ....
手指の曲がり具合

それだけを見ていた

読み取れない手話など

どうでも良くなってた

ふと

止まって

人差し指をふる

「どうしたの?」



見 ....
鳥が庭の果実をついばみに来た
鳥によって食べ方のリズムが違う

あんなに早く飛べるなら
雨粒も追いかけていける
まあるく逆さに空を映しながら落ちていく
綺麗なものを

風がさらった思い ....
ポカリ凍らせてきて溶けない アンパンマンの首から下を食べるのは なし シャア専用の車が渋滞に巻き込まれている 誰もしらない場所で
自分だけ信じて生きていたら
突然、世の中が平行線になって
あちら側へと移れないかしら

4日遅れの誕生日プレゼントですね
それとも、その日に届きましたか?


 ....
おんなのこたちによるおんなのこたちのための

おんなのこたちのおんなこたちによる
おんなのこたちのための
言葉がくちびるをつたっておちると
僕は気絶した

おんなのこたちのおんなのこたち ....
満員電車に一人で乗る
顔も見ないし見たくない
みんなどくどく動いてる
みんなただの物なんだ
わたしにとってはね

満員になって運ばれる
知らないうちに運ばれる
知らないう ....
絡み合う蔦が入り口を隠してくれる
夜になれば安全に河口まで行けるだろう

ジャングルで
黄熱に苦しんでるときも
農民から盗むなと
彼は言ったのよ

エンデが昔話をしている

す ....
一年後に老衰する夫婦が踊る夜の公園。電灯の下。

寝る間に溶けた蝋は熱く、髪を焦がした。

壁に貼られたいかがわしい広告。消えた電話番号。

指先の振動は鍵盤を甘く動かし、ぼやけた声は耳の ....

おそらくどの国民でも
国の敵が現れたとき
一つにまとまろうとするであろう

為政者はそれを利用して
敵を作り国家存亡の危機をあおり
同じ方向を向けさせた歴史もある
 ....
朝陽が届かないんだ
僕の部屋

重い身体をひきずって
眩しい世界で君と会う
光の中では笑えていたろ
君の前ではちゃんと

星も見えないんだ
僕の部屋

この部屋で僕は
いつか消 ....
コーヒー豆を煎っている
剥けてくる薄い皮を丁寧に
吹き飛ばしながら煎っている

誰かのためでもなく、自分のためでもない
ただ美味いコーヒーになるように
細心の注意を払っている

窓から ....
昼下がり 
古いテニスコートを占領して
自転車の練習をする女の子
もうずい分上達したようで
ぎこちなくだが転びもせずに
不規則軌道を描いている
ヘルメットを被った人工衛星
昔は誰も被って ....
甘える
それは奮い立たせる刺激がない、もしくは、そんなもの、要らないから

私は、何かになろうという気持ちがないし、あなたは
病気を治し、社会へ戻ろうという気持ちがない
似たようなふたりが
 ....
鳩尾を透過していく
風のライオン
たてがみの感触に
背中が粟立つ

睫毛を蹴って逃げ出す
光のインパラ
ボンネットを飛び移る
逃げ足が眩しい

舗道に投げ出された
影のアミメ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
あやまちの国クナリ6*14/4/25 19:29
生きる中山 マキ5*14/4/25 17:12
ごめんねとありがとう小原あき6*14/4/25 16:16
屑よ 美しさに 人魚の肉を振る舞えtimole...414/4/25 14:28
無題渡辺亘314/4/25 13:10
2008年3月6日モリマサ公414/4/25 11:08
相似形そらの珊瑚1514/4/25 9:34
開封凛々椿514/4/25 8:59
【 前触れ 】[group]泡沫恋歌14*14/4/25 7:35
前夜カンノユウヤ214/4/25 5:03
老人と水鳥游月 昭114/4/25 4:25
黒猫 / 陽の当たる暗闇に消えていくものbeebee25*14/4/25 2:30
薄エメラルド宣言ブルース瀬戸...5*14/4/25 1:19
欲しい、欲しいと。無花果414/4/25 0:53
ふつうのこと。比良末潮里3*14/4/25 0:02
あたたかいスペルふるる13*14/4/24 23:58
ポカリ凍らせてきて溶けない北大路京介714/4/24 23:32
アンパンマンの首から下を食べるのは なし1414/4/24 23:32
シャア専用の車が渋滞に巻き込まれている214/4/24 23:32
AJmizuno...214/4/24 23:29
おんなのこたちによるおんなのこたちのための比良末潮里2*14/4/24 23:26
満員電車かの4*14/4/24 23:24
Carlosmizuno...314/4/24 23:21
「しまらない」宇野康平214/4/24 23:12
自己中イナエ7*14/4/24 22:40
きえる森川美咲1*14/4/24 22:37
泣いた赤鬼山部 佳914/4/24 22:33
めまぐるしくもただのみきや21*14/4/24 22:23
size:L凛々椿1214/4/24 22:03
21℃ 31% 4m/snonya19*14/4/24 21:10

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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