モノクロの映画が、僕の方を、じっと観ていた。
僕の黒い瞳は、、薔薇色の少女の口元だけを観ていた。
こんなにも、楽しそうに、君は笑ってくれてたんだ。まだ、君の、
弾けるような笑顔がそこにあった。
....
森田のダチは、来てはみな拾ってくらしいが、どーしてもお気に入りは、それはあかん!というらしい。そんな森田や。モテんねんな。わかる女にはイチコロや。わかる気はする。俺もこーインテリで手さきコチョコチョい ....
あかん夜な、原稿かいて寝てもうたわ。今出勤中や。なんで、マジ投稿しとんのか俺、トホホやな。
ほんま、今日は暗いうちから出勤して、暗くなってご帰還やご機嫌よう森田くんよー。森田んとこ寝泊まりさいき ....
猫でした
まちがいなくねこだったと思うのですが
定かではありません
幸せだったかもしれませんし
そうじゃあなかったかもしれません
宿無しだったのはたしかです
いまでもたいして変わり ....
時の終わりの草はらに似てだだっ広い
岸にこぞうの形でかしこまっていると
食事をしていかないかと誘われる
ありがたく受けて こぞうが背を伸ばす
ここらでとれたこばんざめの
豪勢で彩り豊かな皿が ....
なんだろな
被災地つらかろに
思って見てたら
こっちも同じ
つらさがあるよ
と思いはじめていた
だから
そこにいたら
あかんよと
いつしか
おしえられる立場 ....
嫁がぬ爪が値札を剥がす
一行詩が長い
雪降る朝に一輪の春
ちょっと個性を出したくて
手紙に一工夫
娘が生まれたときに
内側に折った袋綴じで手紙を書いた
毎年ペーパーナイフでひと綴じだけ切って読んでもらうために
7歳まではお母さんに読んで ....
やまいは 至る所に
色をぱたっぱたっとつけていって
足あとのように
きれいに残っている
雨にぬれて溶けて
しまえばいいのにね
つながり つながっていく私と
切れないきずなを
ゆるしてね
8行6列に並んだひょっとこ
ステージの上に並んだ48人のひょっとこ
あなたは自分が指揮台の上に立っているのに気づく
ひょっとこ達は小さく頭を揺すりながらあなたの指示を待っている
ひょっとこ達は ....
あのね、時流に乗って
頭にワールドつけてもね
AカップはAカップなのよ
DとかEにはならないの
世界的に貧乳なの
ユーアンダースタン?
エレミアのあの嫌そうな顔といったらない
預言とか啓示とか
んもう いらないです
っつーかパス
やだっつってんのに
あ
やめれ!
んもう もう もう もう
....
もしもサムラノゴウチと
オボカタノミコトが逆だったら
サムラノゴウチが割烹着STAPで
オボカタノミコトが女ベートーベンだったら
世間の反応は
今と同じか、否か?
そんなことを考え ....
AV女優は一体何人いるのだろう?
そんなことを考えると夜も眠れない(春日三球)
風俗嬢も合わせると
国民の半数近くを占めるのではないだろうか
それに引き換え
AV男優は大体おんなじ奴がやって ....
立っていた 浅瀬のなかに
立っている 同じところに
立っているだろう 同じ顔して
流れに立つ鳥の名前は
知らない
でもそれが通常アオサギとよばれることは
知っている
彼だか 彼女 ....
ちいさい頃の憧れは、特別な雰囲気で語り合うおとなたち
おいしいご馳走に夢中なふりして盗み見た、心底楽しそうな笑顔
何が楽しいのかは、これっぽっちもわからなかったけど
あれから何度も繰り返す
....
中央線の人身事故を
今日も見て見ぬふりをしてやりすごす
誰かの血で洗われた今日という日の肌を
おざなりに撫でることでなだめすかしても
誰かの死んだレールの上ではくつろげないから
今日も夜 ....
辞書で引いた、誰も知らない昔の言葉より
たった1人の
きみの名前が世界でいちばん美しいのに
今日こそすばらしいことを発明できるような気がして
また赤い日記帳を開いてしまうから
その白い空白が ....
恐る恐るまさぐる手をそっと握る
ゆらゆらと揺れる二つの光を壊さないように
気が遠くなるような暗さを掻き分け 掻き分け
自分の歩ける範囲も超えて
疲れきった喉はもう 叫ぶことを厭っている
....
白い畏怖が目の前を遮る
近付く、のは
オレンジの暴力
僕は白夜を叫ぶ
君は孤独に犯されていく
白を切り裂けど切り裂けど止まない
赤の絶望
手を伸ばす方法なんて
と、君は笑う ....
死んだ後で
ちゃんと話しよう
ことばなんてないせかいで
わらいとばそう
きっと怒られることたくさんあるだろな。
笑い飛ばそう。
ありがとう
いてくれて ....
ほんの少しの
夜のふくらみ
匂いの粉が
ふちどるかたち
奥に向かい
手をひらく
ひとつは土に
ひとつは空に
夜のうろこ
夜をすぎ
行方はひかり
....
久しぶりだ
何の変哲もない
白い細いストローを手にするのは
では さっそく
ゆっくり引っ張ると
ストローは伸びる伸びる
うん いい感じだ
端っこの方は歯を使って満遍な ....
1
曇り空の夕暮れは
町を朱く染めることも無く
夜の闇が次第に
足元に絡みつく
足取りは重く
暗がりの多くなった街を
抜け出せることもなく
赤い提灯の灯りを頼りに
居酒屋の縄のれ ....
朝の美しい光の中へ船出しようと窓際に帆船が停まっている。
今まさに新しい航海が始まるのだ。
周りを見渡すと思いも新たに船出しようとする人達のなんと多いことか。
口惜しいのは、この朝の光が決し ....
ブラックボディのノートパソコンを開け
キーボードに伸びる手を追い越して
パネルに伸びた指が
無作為にキーを叩く
SACK DON SEX…
夜明け前の画面に触れた指先から
水が泡 ....
真実ばかりの積み木は ゆっくりと嘘になる
やさしいばかりの囁きは やがて毒になる
嘘ばかりの言葉が 思い出のすべてになる
時間をかけて選んできたわたしの体が
あなたの嘘のおかげで
....
手袋の忘られてあり
五月の駅に終列車過ぎ
暮れ果てて草の匂へる
誰かあるいらへのなくも
手袋をとりて見つむる
をみな……忘れ……
古りし駅もだせり
夜鳥ささやく新月や
....
1884 1885 1886 1887 1888 1889 1890 1891 1892 1893 1894 1895 1896 1897 1898 1899 1900 1901 1902 1903 1904 1905 1906 1907 1908 1909 1910 1911 1912 1913 1914 1915 1916 1917 1918 1919 1920 1921 1922 1923 1924
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.51sec.