満月に高層雲のメスが入った
よく見る光景だ
私は成り行きを見届ける
通り過ぎたメスの後
何事もなかったように
光々と輝く満月
ほっとした私は息を吐き出し
メスの行方を探したが
散り散り ....
夜がそっと嘘をつくときに
わたしは夢をみる

左手に持っていた不思議な形の
雪みたいに白い、生温かいまるは
なんだったのだろう
光にあてると
白くて細い血管のようなものが
たくさん見え ....
同じような書き出しはもう飽きた
亀の甲羅を水槽で見つけたとき
ぬっと頭が出てくるのだろうと 想像がつくように
君がペンを握ると すぐに結末が見える
一小節目のコードが鳴った途端に
八小節目の ....
 ある晴れた日のこと あかりは右手に
文庫本を持ったまま 空を見つめていた さっきから
カラスほどの大きさの白い鳥が ゆらゆらと 飛んでいるのだ
ゆらゆら ゆらゆ ら
 見たことのない鳥だった ....
だが それは
扉から入ってくるとは限らない
ノックもしない

都会にもダイバーがたくさんいる
海べのようなプラットホームに
打ち寄せる通勤電車に

開けられた窓とか
流行のスナッ ....
いつか見たあの子供に
名前を付けることはできない
記録に残せない会話を何度もして
僕はあの子を責めたりもした
正しいことを言う事が正しい
そう責められて
実際は責めてなどいなかったのだが
 ....
午後の篠懸が揺れる 川からの風に
猫のスプレーペイントがある 学校の壁
「シノワーズ?」  「ノン」
うんざりする質問と返答 川沿いの古書店

思ったほど この町が
嫌いじゃないのかも ....
傘をお持ちください
と君が言うので
受け取る

さあ差せばいいじゃないか
と君が言うので
傘を開く

君は満足そうに傘の下に納まる。
なかったことにしようたって
そうはいかない
私は現実に君を愛した
それは永遠への愛
現実の中にまぼろしを見て
私は病さえ得たのだ
愛は脳内の化学的反応ではない
永遠へのあこがれ
瞬間を ....
小学校2年生の時
大好きだったチクロ
世間の皆にチクロが後ろ指さされるまで
名前を知らなかったチクロ
十円や五円の駄菓子にも
たっぷり喜びをまぶしてくれたチクロ
今から思えば冤罪だったのだ ....
詩人は誰もに見向きしてもらえることを望んだ
私たちが時に異性を恋人として求めるように
己の詩を聞いてもらえる事だけを願って生きていた

書いて 書いて
時に声を張り上げ詩を詠って
己の周 ....
日本で来て初めて
エロ本を買いに行きますのは
とても勇気要りますことです
本屋は知ってるおばはんが
いたりしますから
なかなか難いです
従ってワタシは自動販売機で
買うことを心掛けしまし ....
永く埋もれた時の中で
色褪せた血塗れの死体がひとつ息を吐く
その吐息に色をつけるとするなら
やはり釈然としない灰色に違いない
まるで幾日も眠ってないような目をして
荒れた ....
キミニユビヲナメラレテ
キミノシタガナニカ
ハジメテ
ワカッタキガシタ
ポコチンヨリ
ユビサキノホウガ
エイビンダカラダ
カラダビンビン
ビンラディン

キミノシタハ
ナメコドウ ....
彼は詩と戯れている
彼は詩を知らないけれど
詩と深々と戯れている
だから彼は踊る
誰よりも美しく

彼は恋を知らないけれど
薔薇の愛撫も菫の接吻も
知っている
だから彼は踊る
あや ....
ノアール以外は何もない。風も吹かない。山は音という音を忘れている。
「マリンスノウみたいだね」
「そうだね、マリンスノウみたいだ」
「雪の匂いがするよ」
「そうだね、雪の匂いがするね」
 ....
荒れ果てた波
遠い雷鳴
深い雨雲

机の下に
犬が身を隠す
大丈夫だよと手を差し出すと
舌を出し
丸い瞳で
こちらを見つめる

静かな予感が
ふわふわと漂い
私を糾弾する
 ....
悲しみが憎しみへと変わるのなら 
愛へと変わるものは何だろう 

寂しさが憤りへと変わるのなら 
癒しへと変わるものは何だろう
頑張ってと
言うつもりないし
ただ何か気になって
見ちゃってるだけだけど

のびのびやってほしいなぁ
ここで負けたら…
とか考えないで

プレッシャー満載な状態で
楽しめって言うの ....
頭の痛い部分押さえながら優先座席の前で立っている 愛の言葉が未送信ボックスにいっぱい フィクションの多い結婚式に造花ではないブーケ 白粉の香り

バター飴の香り

緑に埋もれた

クチナシの花の香り


闇が深くなる

落とし物は宇宙の彼方に

機械仕掛けを歩くようだ

闇が濃くなる

落とし物は ....
好きなAV女優がいる
だが名前は忘れた
真実の女は俺にとっていつもたった1人だ
だから名前のことを忘れてしまう
誰も宇宙全体に名前をつけたりしないだろう?
今までに二度、セックスの最中に女の ....
精子を出さなければ苦しい
その苦しみに耐えながら日曜の家族の団らんを過ごした
雨が止んだのでパンクした自転車を自転車屋に持っていった
側面に穴が開いていていたずらの可能性があるらしい
世界には ....
ちゅんとしか
啼けないでなく
ちゅんとしか
啼かない

くちばしの
下にある
君の発音器官が
そう決めたから

多くの言葉を持つ人は
たくさんの選択肢を持つけれど
ほんとうに伝 ....
雨が降っている
雨が降ると私はいそがしい
家の中が子どもでいっぱいになる
まるで空から降ってくるように
子どもがどこからか現れる
つぎからつぎから
家のすきまから入ってくる
窓もドア ....
鉄塔を仰ぎ見る

CO2を排出せず、地球に負担をかけない発電方法で有り

並んだ
鉄塔に
回らない
羽が
錆びた
音を立てて
軋んでいる
誰も居ない
海岸沿いの
道路には
 ....
卵色の嘘で塗られた部屋に住む
少年のつむじは左巻きらしい

枯れない生け花の蜜を食べ
彼の呼吸を生け花は欲した

外からの音が
クルミ割りだろうが
目覚まし時計だろうが
水爆だろうが ....
紙飛行機がララララ
ファルセットを響かせて
離陸していくその数は
およそ無量大数を越えて

どんなカメラなら
星の小さな輝きを写せるのだろう
消えそうな白いシャツの向こうに
見えない体 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
青白い光のもとで小川麻由美4*14/6/24 6:11
おはよう栗山透114/6/24 4:29
口下手太郎014/6/24 4:28
ぱくぱくぱく014/6/24 4:26
ノックはるな614/6/24 0:07
幻影のバラードクローバー3*14/6/23 22:51
グノシエンヌ藤原絵理子1*14/6/23 22:44
I love youクローバー3*14/6/23 22:22
あこがれー愛渡辺亘114/6/23 22:02
ごめんねチクロichiro...7*14/6/23 22:00
光と闇の詩人Neutra...714/6/23 21:55
カルロス・ドス・メデス「自動ポルノ」花形新次114/6/23 21:47
押し黙る床に吹く風はホロウ・シカ...1*14/6/23 21:43
ユビヲナメラレル花形新次014/6/23 21:26
彼は知らない塔野夏子6*14/6/23 20:25
草野大悟2014/6/23 20:15
キルレシオopus214/6/23 18:11
変容文字綴り屋 ...014/6/23 18:09
応援てわけじゃないけれど眠り羊014/6/23 14:04
頭の痛い部分押さえながら優先座席の前で立っている北大路京介414/6/23 13:52
愛の言葉が未送信ボックスにいっぱい314/6/23 13:52
フィクションの多い結婚式に造花ではないブーケ514/6/23 13:51
6月の闇吉岡ペペロ414/6/23 11:16
下品と低俗を愛する馬野ミキ314/6/23 9:44
日曜の夜と月曜の朝214/6/23 9:43
はずれくじひいたみたいなすかすかのオレンジを憎んでみたりする ...そらの珊瑚21+14/6/23 9:39
雨の子どもyo-yo6+*14/6/23 7:39
代替えれじいねなぎ214/6/23 2:10
生け花たまのす2*14/6/23 1:33
空卵木屋 亞万3*14/6/23 0:40

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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