30歳
そんな自分が結構好きだったりする
それは本音かい?
それともただの思い込み?
あのメジャーリーガーは 25歳にして
161億円の 価値を与えられたんだ
その ....
水族館に釣り針を垂らす
動かない車の税を納めにいく
愛してると言いたくなる女と夕方まで寝ている
黄昏の土手道の 足に触れる草の香り
手を引かれて ゆっくりと帰り道
新月の宵 目をこらして 気がつくと
お地蔵さまの前掛けに 灯り始める
祖母の乾いた 日なたの匂いが
「淋しかあ ....
Aカップだから
ダメだとか
Eカップ以上が望ましいとか
究極Wカップだったら
もう何も言うことはないとか
そんなことは
重要ではなくて
要は形と色です
乳輪の
弱いと見れば苛め抜くのが私の信念です
本音を漏らすことも厭わないから
500円寄越しなさい
言いたい放題を聞かされて
ぶちきれそうになったが
辛うじて堪えた
みんなが見ているところでは弾け ....
若い娘がいい、いいと口では言ってる癖に何故か熟女に傾く気の弱さ 。
※注釈
これは本人を中傷するものでもなんでもありません。寧ろ敬愛から出た言葉です。
滞ることなく継続していく時間
の中に縒り込まれ生命
いつかは剥がされ
抜け落ちるとしても
まだ先のはずであった
だが
左足小指の
先に出来た米粒ほどの腫瘍は
細胞を溶かして ....
幼児虐待(育児放棄)のニュースを見て7歳の息子が怒った
「なんでご飯食わせねえんだよっ!」と言ってテーブルをダンッと叩いた
顔は少し震えていて下を向いていた
俺はびびった
わお、そういう感性も ....
買い物袋の中身も溶解をはじめ、
、辛味の効いた食べ物は食欲をそそるけど、
漬物なんて欲しいと思ったことはなかったね。
美味しいピクルスを口にした甘酸っぱさは、
吐き捨てた女の遠い記 ....
政策について
テレビのニュース番組でも
新聞でも
政府が言っていることは
金太郎飴のように
目や耳に入ってくるけれど
批判されないように
政府の優秀な人たちによって
作り上げられた ....
あるはずのことがない
ないはずはない
さがす しゃべる わらう
でもない そんな夜は
かみくだいて のみこむしかない
ないはずのあるがない
あるはずのないもない
あいも ちかいも ....
夕闇の霧雨で
金木犀の気だるさは土に染み込む
僕の落とし物は
人々の雑踏一粒
光を反映させてはみたが
苦しくなって
とうとう
ぽたり
ひと日は過ぐ
黒髪の妻と働き
今日もまた
庭の植木の花は萎え
バラの花しおれ枯れ
枝も葉っぱも取り払い
さっぱりとした庭になり
夜は集会へ行き
聖書学びて帰りきぬ
夜十時五分
....
人から愛されたいと思うと
愛される為に演技をする事になる
そして、この演技に疲れて、仮面を取り外してしまうと
この人間はすぐに世界から嫌われ、孤独になってしまう
… ....
〈組織を流れていく明かり〉
ドアを開くとどこも同じ風景。
だが新しいドアであるのは間違いなく同じ風景でも全く違った内側の構造を宿している。
人の動きはどこも同じ。
だが同じ動きでも全く違った言 ....
Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:
音のしない目覚まし時計に
文字の世界の住人は驚いている
何より
その存在を確認できなかった
人生の目的、主 ....
掴みそこなった言葉の端っこを追いかけて
キーボードを滑る指の滑稽な動き
生まれたばかりの赤ん坊を
どう扱っていいのかわからずに
空中にひらひらとさせているのに似ている
あるいは未来を見つける ....
水に映る夜はきっと
誰が見ても美しいものなのに、と
君は諦めたように溜息を吐いた
そうだね、と僕は顔を上げて
もうすぐ生まれ変わる街を
薄らぎの色に塗り替える
雨に濡れた街は絵具の様
....
感謝とは
痛切に感じる何者かへの意志だ
感謝は心が開いていないとできない
感じて謝する
君は何者かの
大いなる意志を感じたことはあるか
夏至が過ぎた、と思うと
こころが細る
なにも
急激に夜が押し寄せるわけではないし
夏本番を迎えてさえいないのに
こころは焦る
やりたいことと
やらねばならぬことと
両方 ....
君にサヨナラを言った
僕の哀しみとは裏腹に
太陽がただギラついていた
夏
服を脱いだら 頭だけになりなさい
そのあとは 感覚だけで
頭と身体を 切断される痛みを知りなさい
君の目に見えるモノの 向こう側をえぐり取り
頭で覚えた文字を身体に刻め
君の唇 ....
私達は皆疲れている
日本人のサトウが言った
何故疲れているのか
訊ねたら
疲れていないと
生きた心地がしないからと答えた
そんなことでは
生きた心地がする前に
死んでしまいますよ、 ....
句にならぬ言葉抱えて起きている
大きな声でスリジャヤワルダナプラコッテと答えて不正解
縄で撲殺
みたらし団子を食う
団子を食うとき
食えよ、食えと
淡白な魚がギュウギュウ吠えているのに
櫛に噛り付いたまま横も向かない
海辺を睨むように正面を向き
もぐもぐ口を動かしている
歪んだ音符のかたちの窓に
陽も浪も午後も打ち寄せる
果物の恐竜が
燃え上がる
坂を下りる人
灰色の人
宴には決して
近づかない人
楽器を出入りしていたけ ....
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