──平均余命だけがにやにやしている──  

     瀟洒な閑静といえば聞こえはいいが
  実態は里山的過疎というほうがぴったりの
        いろつやまだらな丘の街並み
       ....
ぼんやりするひとときがすきだ
ふだんそれほど張りつめているわけでもないのだが

焦点のないゆるさがもともとすきなのだろう
いわゆる生産的ではないだろうそんな時間

とくに創造的である必用も ....
そろそろですね
そろそろです
そろそろ準備
夏館の


そろそろですね
そろそろです
そろそろ準備
夏館の


簾に打ち水
蚊取り線香
朝顔凛々しく
ついでに懐メロ

 ....
過去は消費され 
現在は散漫になり 
未来は証明する
泣かせたくなんかないよね
涙ぽろぽろ流してさ
つらそうな顔なんて
見たくはないよね

それでも
厳しく言わざるを得ないときがある
無慈悲を装うべきときがある
心を鬼にして
冷 ....
割れないように電球を回す。

 妄想 昔好きだった人 嫉妬 行き違い 冷めた晩御飯

黒板を爪で掻いたような音がして、肩が竦む。

 薄くなる財布 内緒のお金 本当は嫌いなチョコレート
 ....
お線香をひとつつまんで
おばちゃん ごめんねと
ぼくはいった
ごめんね

あら いたるちゃん よくきたね
おまえはしんでからだと
よくおいでになるね
いきているうちは 何か不都合でもあ ....
生きるということはこういうことです

そう言ってせんせいは

聴診器をはずした

わたしを見つめているのか

ずっと遠くを眺めているのか

わからなかった

眉間に深 ....
神様が参観に来ている
オーロラに乗ってやって来た
教室の後ろの方で
子供たちの様子を見守っている

神様が見ている
子供たちは、はりきって手を挙げる
良いところを見せたい、と思っている
 ....
秒針だけの静かな時計

飛び込もうとして
やっぱりやめる
仄かに光って揺らめく水面を
乱したくないと思って
つま先から
トポンと

辛くても生きる体温を
鎮めてくれる水 ....
  1 ベランダのアマガエル あるいは セミ

人工石に囲まれた中空にひらひら揺れる緑色の片鱗が
さまざまな生き物の宿る大木の小枝に見えたのか
ベランダに並んだ化学合成陶器に盛られた疑似土に
 ....
 様式美も形骸化した愛も欲しくはない。痛みの先に甘美な法悦があると信ずるきみの、石膏製のような鎖骨に空いたピアス穴に針を通すこと。その時、いつもは無口なきみの瞳が恍惚の色に染まること。それだけが私を満 .... 忌み言葉の多いスピーチに祝われている 句読点のない手紙が励まそうとしている 身を粉にして何も残らない 七夕ばたばたアブラカタブラ

笹に願いをかけました

みんな仕事ができますように

仕事ができるなら

たぶん金持ちでなくてもいい

お星さま願いを叶えて

七夕ばたばたアブラ ....
   {引用=鉄砲がつめたくなりて‥(賢治)}
銃身のつめたさ{注=作者は、銃に触ったことはありません。また、事実は、寝台は各部屋2つ備えられていました。}は 心のほてり
夏至の長い日が暮れると窓 ....
訳の分からない上司に
訳の分からない仕事を頼まれ
クソつまらない一日を過ごし
手取り15万程度のはした金を
貰うぐらいなら
自慢の巨乳が萎びる前に
一花咲かせようと思うのは
間違いどころ ....
うつくしいことばがのみこめない
ぼくらはもうほんものじゃなくなったというのに
まだわらえないでいる

とうめいなゆびがぼくにささったことをきみはしらない
ぱらぱらとふるあめ、このまま ....
戦士は傷ついていた

胸に深い傷を負っていた

傷口から溢れる透明の血には

誰ひとり気づかなかった

時が経ち

傷は癒えたかのようだった

時々傷跡の奥深くがじりじりと痛む ....
色の薄いピンクした煙が空を漂っている
この場所は、世界の屋根の下にある火葬場だ
おどろくべきことに、神さまは面倒を見ないという
薄汚れたビル群が、異邦の地を区分けしている
言い訳と嘘がごちゃま ....
心に元気がなければ
身体のバランスが悪くなる
何か上手くいかない感じがする

瑞々しい心で過ごせたら
光を帯びた日常が広がっていく

乾燥しきった心では
潤った創造が出来なくなる
 ....
誰でもない者たちへ
焼け落ちたこの町で
青ざめた面もちで
永遠の夜を知れ


ガラクタのような知恵
散りばめたこの町で
溜め込んだ悪い血で
眠れない夜を知れ


──その命 ....
今 私の中心に私はいない
好きだった男に 中心を持っていかれて
棄てられたから

私は スーパーのゴミ箱や
彼とはぐれた バス停に
私の真ん中が 落ちていないか探し歩いた
寂 ....
駅に向かう坂の途中に咲いている朝顔に人形の首がぶらさがっている。天気は訪れる時期を間違え続け、今日も橙に人々の肉を染め上げている。鉛なのか鋼なのか定かではないが、いつでも重い金属が鼻孔の奥 .... 〈幸せそれとも不幸せ〉
辺りが闇に包まれるとそこに尊い神具があったとしても何も見えなくなる。
僕の眼の前には幸福が大きく広がっているが残念ながら僕の時間はいつでも夜。
星明りひとつない真の闇だか ....
去る日──
 虚空は躁病となって
  ルビーの文月が真夏日となった

風と光と雨と土は
 ぺんぺん草だけを増長させた
  趣きの貧相なおらが裏庭一面に

あゝ 網戸をすりぬけて匂ってく ....
太れ!
太れ!
太れ!
太れ!
太れ!
この病は皆痩せてから死ぬ
ダイエットなんか糞食らえだ
病院食なんか糞食らえだ
だから太れ!
太れ!
太れ!
太れ!
太ってくれ!
ヒィ.ヒィ・ヒィ
と短い喘ぎ声をあげると
まだ僅かに動く前足を震わせながら
今はもう土塊と化した後肢を引き摺り
必死に転げるように小屋から這い出て来る
排せつ物を小屋でしないという
犬本来 ....
波打ち際で花束のような人

野にある姿は幻だったの

手の内を隠して

笑いかけるだけ

振り向いたら負けと言いながら

波に呑まれて魚と愛し合った

夕立の前に
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
丘の街で(四)信天翁314/7/6 9:14
ぼんやり梅昆布茶2014/7/6 5:06
風流夏館もっぷ914/7/6 2:31
無題文字綴り屋 ...014/7/6 2:00
覚悟千波 一也314/7/5 23:49
雑用DAICHI214/7/5 23:36
おばちゃんごめんねとぼくは言ったオイタル5*14/7/5 23:20
診察かかり414/7/5 23:19
参観日のオーロラクローバー3*14/7/5 22:26
プール凍月4*14/7/5 22:02
アマガエルイナエ8*14/7/5 21:55
マディソン雨伽シオン114/7/5 21:49
忌み言葉の多いスピーチに祝われている北大路京介114/7/5 21:37
句読点のない手紙が励まそうとしている514/7/5 21:37
身を粉にして何も残らない314/7/5 21:37
七夕とワンピース吉岡ペペロ414/7/5 20:03
深更Giton1*14/7/5 18:11
剛力彩香「正直ベース」花形新次014/7/5 16:40
プラスチック・プリズムゆうと3*14/7/5 16:39
さようなら、戦士ちと114/7/5 16:21
わたしはどこで生きればいいの黒髪7+*14/7/5 16:16
瑞々しい心夏川ゆう214/7/5 13:56
オーブのテーマ(プロパガンダ)はしごだか214/7/5 12:39
私の中心為平 澪314/7/5 12:07
幸福不信葉leaf114/7/5 11:04
人へ114/7/5 8:41
残された時空信天翁414/7/5 8:35
太ってくれ![group]……とある蛙11*14/7/5 6:15
死ぬまでアンドリュウ214/7/5 4:38
ある日魚になった彼女永乃ゆち6*14/7/5 3:54

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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