大きな月の日
ベランダの貴方
影が出来て
すぅーっと消えたら
涙が止まらなかった

消えそうな手
繋いで握れなくて
切り刻んでやろうかと

でもあなたが止めたからやめたよ

 ....
彼女は強い 
守りたいものがあるからというより 
守るべきものを背負っていると 
彼女自身が強く思っているから 
それを強がらないで 
肩肘張らないでとは言えない 
そうしてしまえば彼女の ....
働かないひとがいる
働かないのをいいことに
働くひとが
働いている最中に
集団的自衛権について
ネットに批判的な
書き込みをしている
お前らに
余計な金使うくらいなら
核武装に使うわ ....
  drop90%
   雨が降るでしょう
    外出の際は傘をお忘れなく


雨、雨……ああ雨雨雨雨、雨!


ああ神よなぜこの世に雨をもたらしたか
僕は憎むよ
傘ほど邪魔な物 ....
きょう
水の針

とがった川から 流れてくる声
切りとった格好で 鳥がおぼれてしまうころ

くすんだ雨のにおいにぬれて
ころがった石が どこにも見えなくなる
とおいヤマのように眠ったま ....
怖いものは すべて去っていったよ だから 目をあけて あの キラキラ星を 取ってきてあげる 泣かないで キミのためなら ボクは 飛んでいくよ… どこまでも 地 .... 名前とこのからだを
引き受けたときから
ぼくは舞台の主役になった

科白は自分で決めているようで
多くの出演者に
気配りしながら
作りあげていく

嫌われたくなくて
意見を言わない ....
駅から五分の
アパートは格安だけど
壁の染みが怖いんだ。

真顔であの人がそう言うから
外国のタバコと
ふて腐れた横顔には
似合わないセリフだと思って
笑ってしまった。
 ....
電車通りの雨あがり
スイートピイの茶亭いで
若きびおろん弾きひとり
舗道にスウベニイルなり


少年少女手をとりて
頬紅らめてをづをづと
きき入るスウベニイルかな
びおろん弾きの夢心 ....
朝見つけた言葉は不思議
時間に追われた茶椀が手を振り歩いている
昼間探した言葉はありきたり
人から人へ見つかる事もなくすり抜ける
夜に考えた言葉は落とし穴
稀に自分以外の誰かが落ちてくる
 ....
色味の無い世界に
たった一人だけ鮮やかに舞っている君
美しくはないよ
汚れていないだけだ
眺めているだけで鮮やかになれる気がするよ
ゆっくりと砂になっていくように
僕は足元から錆びていく
 ....
流麗なスローモーション鳩の撃ちあう豆鉄砲 タ・ス・ケ・テとも動かせない口て吐くための水を飲んでいる 水着のまま白いご飯のうえに伽羅蕗 路面の亀裂に染み込んだ今朝の雨が、死せる魂のように空へ帰る頃、街角にはありふれたゴスペルが流れ、側溝には破り捨てられた誰かの診断書、飲み干されたBOSSの缶コーヒー、高いヒールで足 .... ベッドに投下された身体
嘘みたいに
悪くない気分
痙攣する筋肉を
抑えても
感覚が無いのは何故?
(焦点が定まらない、天井が歪む)
今日一日がフラッシュバック

痺れ
 ....
何かに敗れた者は
詩を書くな
何かに敗れたことの癒しに
詩を書くな
何かに敗れた者の詩は
満たされない自己愛が
行き場を失った情念が
薄く濃く輪郭を浮かべ
それはゴミ箱に投げ棄てても
 ....
三年前、秋田に帰ることを決めた日にも、父は空に現れた。
辰年生まれの、亡くなったはずの父が、夏の空に浮かぶ、龍の形をした雲になって。
それから三年後の今日も、父は空に現れた。
一度だけ、雷の音が ....
いとしいという気持ちは
どこにもたどりつかない
ただ生きてくださいと
おもうばかり

あなたはもうそれで
十分素晴らしいのだから
なにひとつあきらめることも
うしなうこともない

 ....
夕焼けが一滴
グラスのソーダ水に落ちる
オレンジ色の泡が 壊れて跳ねて
テーブルに無数の 黒い点を残した

その夜
洋燈の芯は燃え尽きた
実りのない会話は 肌に
染み付く灯油の 匂 ....
世界各地の
アニバーサリーが集まる広場には
喜怒哀楽が渦巻いている

渦巻き過ぎて
統一されたように感じるそれを
いつしか誰かが
時、と呼んだ

賛否両論のその呼び方に
関 ....
トリック トリック
どこからが まやかし?
わたしは ほんもの?

どこの わたし?
何処から ワタシ?

扉を開けて
次の世界へと ジャンプ

華麗にスルー可能ならば
 ....
12時間ぶっ続けで
無修正エロ動画を見ていて
やはり人間、顔ではないなと思った
オッパイは勿論
アソコにだって
美人不美人がある
しかもよくよく考えると
セックスの最中見るのは
顔より ....
細い細い銀の糸
空で誰かが泣いている
密やかに
嗚咽ももらさず

しとしと
しんしん
時には激しく

何が哀しいのか
何が切ないのか

言葉にできぬ哀しみで  ....
忘れ去られるものに
名をなんと名づけよう
しかし名づけた事さえも忘れて
私は不能となってしまう

事象の地平へと消えて行くものが
惜しくて言葉に追いかけさせる
しかし言葉さえ事象の地平に ....
サマ〜
皆サマ〜
お母サマ〜
お父サマ〜
息子サマ〜
娘サマ〜
お客サマ〜
神サマ〜
よろしくサマ〜


扇風機サマ〜
かき氷サマ〜
夏休みサマ〜
サマータイムサマ ....
カラダを重ねあうことで
きみの悲しみが深くなるのなら
消えてしまおう
と深夜くるま走らせた夜
きっと互いが会いたい
という気持ちを
持ち続けれないのならこの恋は終わりね
 ....
宙に浮かぶゼラチンでできた風船の中で
身体を大の字にして踏ん張っているボクがいる
人から見れば自由に空を飛んでいる
でも風だけが知っている行き先
降りてみたい土地が視界に入って ....
            祖父は腕に蚊が止まると
            自分の血を暫く吸わせ
            ふっと息を吹き掛けて逃がす ....
明日で世界が終わるから
学校や職場には
もう行かなくていいよ

明日で世界が終わるから
貯金や節約なんかは
もうしなくてもいいよ

明日やろうと思っていたことは
今日やったほうがいい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
きっと煌めく瑞海2*14/7/15 21:37
月を眺めていたら ふと感傷的になった文字綴り屋 ...014/7/15 20:26
サチコ・ボトックス「働かないひと」花形新次214/7/15 20:23
drop90%凛々椿514/7/15 19:20
帰ってくる人春日線香3*14/7/15 18:17
ヒロイン岩館ようこ014/7/15 13:42
嫌われてもいい殿岡秀秋514/7/15 3:53
壁の染み永乃ゆち214/7/15 3:16
街角織部桐二郎1*14/7/15 3:12
繰り返す中で繰り返したいことmarux2214/7/15 2:29
君のダンスは鮮やかだから智鶴314/7/15 0:23
流麗なスローモーション鳩の撃ちあう豆鉄砲北大路京介114/7/15 0:18
タ・ス・ケ・テとも動かせない口て吐くための水を飲んでいる214/7/15 0:18
水着のまま白いご飯のうえに伽羅蕗414/7/15 0:18
マジックの種は天国の片隅にホロウ・シカ...2*14/7/15 0:12
痺れ凍月2*14/7/14 23:56
詩敗者花形新次3+14/7/14 23:45
メッセージ小川 葉514/7/14 23:27
「ねがう」小夜514/7/14 23:14
Peace藤原絵理子514/7/14 22:09
アニバーサリー広場千波 一也214/7/14 20:56
まやかしのうた藤鈴呼1*14/7/14 20:38
アソコ美人花形新次214/7/14 19:47
あめ椎名214/7/14 18:48
事象の地平渡辺亘314/7/14 18:29
さまざまサマ〜komase...2*14/7/14 16:53
ピエロ七尾きよし014/7/14 15:27
お盆前 風に吹かれてボク014/7/14 15:26
蚊の悩みイナエ9*14/7/14 15:18
あしたはしごだか114/7/14 15:09

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