手を付けないでおこう
 自分という作品に

 決めつけないでおけば
 何にでもなれるだけの、柔らかさが
 人の内側には、まだ残っている

 手を付けないでおこう
 描きかけた自画像に ....
季節をいいあらわそうと思っているうちに
それは過ぎてしまう

足跡と想いはいつのまにか
季節をすり替えて行く

君と金と銀の
スニーカーを交換して
なんか安っぽいねって笑った

僕 ....
黙っていることがすきだ
だれかといても
なにも言わずにいられることが
そのひとをすきだということに比例する

なにか話さなくてはならない
そう考えるとき私は急に無能になる
言わなくてもい ....
華がなければ
覚えてもらえない

名前がなければ
呼んでもらえない

色がなければ
背景にもなれない

嫌ってもらわなければ
記憶にもなれない

でも
生きている

 ....
あなたの「詩」はたいてい
心療内科かなんかの 清潔な壁に
清潔に飾られている

そして心の弱った人達がやって来ると
そのもったいぶった毛筆で書かれた言葉で
かれらの弱った心を慰撫する

 ....
かつて恋した人に会える
年に一度の特別な日
もう二度と
ふれあうことはなくても
恋しい恋しい人

許されない恋だったから
別れはすぐに訪れた
終わらないままに
引き裂かれた恋だった
 ....
駅前に黄色のキャロルを路上駐車するとクマは
ポンっとドアを叩きつけ 身軽に外へ出た

わたしは険しくなってる顔を 上げないよう
キュロットの裾を握りしめた
1時間もよ!

「 ....
砂糖黍畑の間を
女と歩いた思い出がある

二車線の道路に
茶や緑の葉っぱがせり出し
そよいでいる


陽光に放たれたその道は
とても荒れていた


一時間歩いても
 ....
おどろいた
あなたのそばを
時間が通り過ぎてゆく

たじろいだ
ぼくのそばを
群集が通り過ぎてゆく

頭上にひろがる
無限の青空

足元にひろがる
永遠の地面よ

(ちろり ....
埃まみれの10年ものの扇風機は部屋の片隅でいつ発火してやろうかと考えているよ

  毎日毎日遅刻ギリギリで飛び出すあの娘
  今日だってきっと、足の指で止ボタンを押すんだ
  どうしたって10 ....
打ち上げ花火の
音だけが微かに聞こえる
幻聴ではないはず

僕は行けなかった
内心、君が行くなら行きたかった
けれど行けなかった花火大会

音だけが聞こえ
花火も君も何一つ見 ....
それぞれの花火で
照らされる君の顔は
表情がコロコロ変わる

笑ったり少し哀しそうだったり
一生懸命写真撮ったり

一瞬を切り取ろうとしてるね
でも少し遅いよ
そんなものより ....
どうも先天性らしいのです
人の心に穴があるのは

入り口は巨大な洞穴のようであったり
縫い針がやっと通るほどのものであったり

 それぞれ異なる 奥深さ
 それゆえ根付く 闇のまた闇
 ....
砕かれたもの
    傷つけるもの

時代の浪間に
    弄ばれて

俄に湧き上る想い
    だが全ては白い泡のよう

摩耗して往く
    意思 手足

蒼淡く ひと欠片 ....
繋いだココロへ甘い酸素 そよ風に負けている 甘えんぼのシャツに着られている 女子校生が
二人で歩いているのを見ると
どっちかが
どっちかを
密かに
狙っているんじゃないかと
思ってしまう今日この頃

万が一それがどっちもだったりすると
お互いに背後を取られな ....
子供が泣いている
蝙蝠はやっと 暗い棲家から出て
超音波にのって 藍色の虚空を回る
バネ仕掛けの翼で 熱を切って

抱き上げてあげないと
キッチンの窓から するりと
アメーバみたいに ....
ひぐれ ゆるやかなひかり 
花火のか遠き子音 
あおぐ空で煙りとかくれんぼする月に ああ
そこにおるんね と あいそ笑う  
懐かしいね ともに見たあの日の火花は ほんの少しだけ本当だった 
何で今更
なんて言うんじゃねえよ!
俺はいつだって
クリスタル(原文ママ)のことを
考えているんだよ!
お・も・て・な・し
でも
裏がある
そんな女優がいたって
いいだろ
無くなった事に気が付いたのは、花火大会の日だった。


いつも財布に入れていた指輪。


付き合って初めて買ったペアリング。



金属アレルギーだから、特別な日以外しなかった ....
孤独の夢が来た日のために、
集合場所を決めておこう。
俺はいつもの公園で、
昼寝でもして待っているから、
覚えていたら来るといい。
もしいなかったら?
遅刻だろうな。
寝坊か飯が美味かっ ....
古いものは
新しいものと入れ替わる
自然の流れに逆らえない

気持ちも感じ方も変わり始まる

新しい年が始まって動き出す
何の邪魔もなく順調に動き出す

自分が創造すれば
いつでも ....
窓を開けると
知らない動物がいる
手を伸ばして触れてみると
案外やわっこい
あんなところにまで
毛が生えていて
意外ときれいな瞳をしている
どんな声で鳴くのだろうか
孔雀の羽根で撫でて ....
あれは炎だ
理由も道徳も求めない炎だ
まごうかたなき赤い炎だ

怖れを知らぬ
黒い鳥が炎を目指す

命とはそういうものだ

せめて美しい君を覚えていよう
たった一日でしぼんだ朝顔
 ....
君の声が水色の海をわたっていく
さえぎるものない視界に
エコーをひびかせて溶けるように

指先でもてあそぶ砂
帰り道をしらない石ころ
路上で太陽ばかりが勇躍していた

振り向くたびにそ ....
八月。

私たちの街は。少し空気が、変わる。
街宣車が増える。黒塗りの車。
スピーカーから、流れるテープ。

ツーリストが増える。
大型バイクが空気を、揺らして。

外国人が、増える ....
床に寝そべって
抱きしめてたあなたは
朝になったらゆっくり消えるのね

世界に見つかっちゃいけないから
死んだつもりにしなきゃ
明るい中では生きられないから
夜明けまでの命
 ....
青い陶器瓦の下に埋もれた
記憶を掘り出してどうなるというのだ

焼け落ちた家の跡の
現実と幻想の交叉した風景の中に
私が立っていたあの日
陽光に照らし出された井戸の
湧き出る水に沈んでい ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
風の彫刻まーつん8*14/8/3 11:31
金と銀のスニーカー梅昆布茶1914/8/3 10:20
黙っているひと朧月214/8/3 10:07
かたおもいnonya26*14/8/3 9:52
ある詩人浩一414/8/3 9:02
恋人森川美咲2*14/8/3 5:31
黄色いキャロルのクマオダ カズヒ...3*14/8/3 1:04
島の女1*14/8/3 0:56
街角の邂逅浩一314/8/2 23:54
扇風機の口癖/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ12*14/8/2 23:12
音だけが聞こえる凍月6*14/8/2 23:10
花火の花びら瑞海5*14/8/2 22:52
あな9*14/8/2 22:25
海硝子ただのみきや19*14/8/2 22:08
繋いだココロへ甘い酸素北大路京介214/8/2 21:24
そよ風に負けている514/8/2 21:23
甘えんぼのシャツに着られている114/8/2 21:23
女子校生インザバトル花形新次014/8/2 20:51
夕暮れの魔女藤原絵理子414/8/2 20:42
【五行詩】ひばな凛々椿714/8/2 20:02
滝川クリト〇ス花形新次114/8/2 19:00
花火の夜に。時子114/8/2 18:54
ヒーロー イズDAICHI014/8/2 17:22
新しい動き夏川ゆう114/8/2 14:18
知らない動物やまうちあつ...314/8/2 10:31
夕火の温度を僕は知らないそらの珊瑚2614/8/2 10:19
振り向くたび瀬崎 虎彦214/8/2 10:11
八月のそらの夢uminek...15*14/8/2 9:42
夜明瑞海5*14/8/2 9:04
八月の記憶イナエ18*14/8/2 8:54

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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