さよなら さよなら 今まで さよなら
モノクロの時代は終わったよ
目の前の色が混ざりに混ざって
眩しくて目 開けないや
その時 手を差し伸べて欲しい
あなたが僕の目だ
....
アツアツ の ラーメン を
ハフハフ と すすった後で
店を出た
キミが 叫ぶ
すごいよ!
何がだろうと 振り向くと
白い 波 波 波
舞い踊りながら
暗闇に 映える
....
うっ・・・
なんだ、こりゃ
「げっ」唄ヒデとビデとロザンナ
ま、まさか
マーくん、亀の子、イタチの子
んなわけねえよ、な?
だって、これ
えっ、でもさ
....
ずず、
ずずっ、
コーヒーすする
いや
ちがう
ちょっと
苦そうに
コーヒーを
いや
ちがう
苦しそうに
ははは
ずず、ずずっ、
いや
....
すなが
ひとつぶ
ひとつぶ
おちるごとに
あしたが
きょうに
きょうが
きのうになるごとに
わたしのなかの
あなたは
あいまいな
くうそうのなかのひとになって
あな ....
殺したいから
殺しちゃいました
解剖したいから
バラバラにしちゃいました
とハッキリ言われちゃったからには
これ以上の刺激は期待できないし
未成年で何かと制限も多いので
次の話題に移りま ....
美しいうたは書けません
美しいことを信じないから
優しいうたは書けません
優しい心を持ってないから
明日には一本の木になって
いつか伐り倒されるまで
風に吹かれて泣いていよう
蝉 ....
うまれた、てのぬけがら
まれにうまれたてだから
とりせつはやさしく
僕にはもう名前が無い
暗く湿ったどこかで
ただ吐いた息を吸っている
#72659
僕は罪を犯し
記号になった
ジョン・レノンが死んだと聞かされた時
ぼくは漕艇部の部室にいて
着替えをしていた
目の前に灰色のコンクリートの壁があった
目の前に灰色の無機質なコンクリートの剥き出しの壁があった
ジ ....
「愛してる」と「大好き」を使わない恋文を要求されている
首振りっぱなしの扇風機が家族旅行の留守を守る
再放送で観たから君が思う歳ではない
藤沢美容院のことを
地元の人は
FBIと呼んでいるが
院で切るなよ
との批判の声も多い
お母さまの名は 木蓮 冬の終わりをつげるのが役目
枝葉よりも先に花を咲かすような人
母は春になると つぼみのうちから 木蓮を愛おしむ
坊やの心は卵のままの まだ ねんね
坊やが 見るのは ....
私は社会の片隅で、とうの昔に
絶望しているはずなのだが
僅かにまだそこにいたいという
気持ちは残っているのであろう。
呼んでもないのに春は来て、
新芽は生まれる。
泣きはらした艶のない目も ....
例えば愛されることが
順番制だとしたら
わたしの番は
一億二七〇〇万番目
いつか必ず
いつか必ず
そう信じながら
年老いて
死んでゆくのでしょう
けれどもわたし
本当は
一番が好 ....
老眼の眼をほそめ、針に糸を通して、彼女が
器用な手つきで繕いものをしている。
ほつれた糸は無いもののように。
ただ、ひたすらに繕ってゆく。
それは家族や社会、そのいちぶとしての一本
の糸であ ....
たぶん悲しい
元気がないのは
たぶん悲しい
元気がないのが晴れるのは
嬉しい
渦中にいたら
いつになるのか分からないけれど
そうやってひとは
少しず ....
ある少年がいた
何処かに
旅に出たくても
そう簡単には
身動きのならない
身の上で
金もないし
健やかでもないし
勇気もないし
運もない
ない ....
荒城の月
孔雀の足音
真紅の着物
震える大気
滲む汗
白い目
砂埃が舞う
水分が蒸発する
黒い塊が蠢く
耳元で囁かれる希望のような嘘
蝸牛の時間帯
摩天楼の木漏れ日
....
たったの一国にて認められて
暴虐の限りを尽しています
「パレスチナ」は地名と
そこに暮らす人々を表す
ガザ地区に押し込められた
人々はいったい人では無いのか
....
誰でも
それぐらいもっている
そんなのは
犬小屋の奥にでも
押し込んでおけ
近所のポチの
許可を得て
真夜中
あたりが深海に
変わる頃
手が何本も
ぶらさがっているような
巨大 ....
そうです、メッセージは読まれないでしょう。
あなたの詩を理解するということは
別々の方向に過ぎ去って行く
計測できない距離を
測り続ける
寂しみ
世界のほとんどの事が理解できない、
....
今日の日に、まだ誰にも踏みしめられていない土が香る。
私は一人、森の小道を往く。
だんだんと緑の匂いも強くなる。
ふと私には聴こえる。あいつはもう辞めさせた方が良い、と。
ああ、忌々し ....
私はいつだって
自分が神で
この世界を創っているような気でいる
全てのものは
私の想像力から産まれた
あの美しい山脈も
宝石みたいな熱帯魚も
私は神で
あなたは人間
霧雨に吹 ....
湖心の月を両手に掬い
暗きに変わる残光を口に含む
煌煌と揺れる円を見つめ
重きを増して深きに沈む
焦がれ続けた太陽は
私には少し眩し過ぎた
もう、なんにもいらないや
もう、なんにもいらないや
楽しいも、嬉しいも、悲しいも
どうせ全部消えてしまう
寂しいな、寂しいな、寂しいな
電池の切れかけた目覚まし時計の秒針が
8と9の間で震えている
目覚まし時計はもう鳴ることも時刻を示すこともできないが
私にはどうすることもできない
目覚まし時計の側には
薬と孫の手はある ....
ルーシ
君の夢見た世界を
今僕は
半笑いで眺めているよ
ルーシ
僕は一度死んだ
俗世の食べ汚しが
脊椎に溜まったんだ
ルーシ
こうなってはいけない
ルーシ
君の歯並びはガタガタだ ....
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