ふとした瞬間
目があって
すれ違った指が
ほんの少し触れて
特に意味もなく思い出し
ふふ、と頬を緩ませて
ちょっとだけ
お話して
微笑みあう

それだけでいい
短くていい
ずっ ....
小人なんていないさ
にいさん
ほんとにみたんだ
そうか
そうだ
そうなぁ
ちゃんとはなしきいてよ
きいてるよ
またそういって
ひとのはなしなんてどうでもいいものなんだほんらい
 ....
小人


――なんにもないのか、なんかあるのか

そんなことをめぐる、小さなお話。


幼少期の話だ。いや幼かったころの話だ。僕は蜜柑が嫌いだった。いや、ある日突然嫌いに
なった。そ ....
一人反逆推奨
塊を交わす貿易
一人三千冒頭
だまりの疼く変幻自在

熊の目を避け
夜の停止を砕き
つま先に従って
届いた、臭くて、鋭くて、負い目で埋もれた過去の可能!

事故の温存 ....
いつもなにか足りないまま
また生まれた日をむかえる

どんな意思でうまれたかも
もうどうでもいい気がする

とにかく生きると決めてから
ただしんでいないだけという瞬間も含めて
やっぱり ....
{引用=あの赤い大きなやつを昔は支那では{ルビ火=くゎ}と云ったんですよ。
      ──────宮沢賢治『土神と狐』}
{引用=寒蝉敗柳に鳴き大火西に向かひて流るる秋のはじめになりければ
  ....
“おかたい本は本店へお願いします”

学生アルバイトらしき若い男が
わざわざ立ち上がりそう言って
ナイロンの大型ボストンバックへ
ゆうに二十近くはあっただろう
書籍を詰め込みなおしてく ....
ありがとう。

皆本当に優しい人達だ

こんなにどす黒い腐りかけの私にさえ
笑顔でいてくれるなんて

私は自分の奥の汚い危険な思想が
うっかりどこかから漏れ出さないか
そればかり心配 ....
August

雨が降り始める瞬間の音が 四角い部屋に飛び込んできて
隠された嘘を暴こうと 徐々に音を強めていく

僕はどこへも行けずに 頑なに窓を閉ざしたら
白紙を埋める作業に没頭する  ....
酔いから醒めて笑うのが下手なおでん屋の前 待ち人来たるのおみくじが神棚の前 ワイン3本空けて新緑と残雪の境 非常口の緑の看板
たとえ火事になろうと
地震が起きようと
この歪んだ世界からは逃げられない
非常口なんて無い
あるのはただ
幻想のEXIT
女の子たちが夏休みをしている
いろんな陰のなかで
いろんな汗をかいたり
夕焼けが日ごとに赤くなるのに
あせったりして
わたしもかつて女の子だったけど
いつの間にかそれらは失われてしまっ ....
今日僕はおじさんに囲まれていた
今日僕はこわれもののように優しく扱われた
今日僕の幸せはおじさんに囲まれていた
とうとう女の子はやってこないのだ



僕は彼の幸せについて考えた

 ....
嘘をつくのなら
貝殻がごとく



言葉にしても
言葉にしなくても
おなじ結果なら

貝殻がごとく



傷つくことには、もう慣れた

冷たいことにも、もう慣れた
 ....
斑入りの朝顔の葉
白い斑
子供の頃は病気の葉だと思っていた
今では朝顔の個性であると想っている
今では斑のアクセントに自然の美を感じる様になった

斑入りの朝顔の葉
不効率な自然の葉 ....
骨にくっついた価値を涙に乗せて
夢に突き刺したなら
溢れたその想いは
いずれ泡のように消滅するだろう

大事だから誰かに奪われると恐れ
生命の求める夢を
誰かに見せつけられた才能に
自 ....
『平行線』     


とおくで
銃声が泣く
この手と
隣り合った君の手は
こんなに近くにあるのに
ものすごく遠い
銃声が響きわたる
この街の片隅の
四角い空は ....
私がまだ21か22だった頃
燃やすゴミ用の袋を入れている袋は
果たして燃やすゴミなのだろうか?
なんてことはどうでもよかった
(なのに、ナーゼ
歯をくいし、バーリー、
バリーマニロウ・・・ ....
金髪のあの子
耳朶にはたくさんのピアス
煙草をふかす

ふーっ

そのまま
キスする
舌を絡ませる
体液が滲む

真っ暗な部屋
月の灯りに
ピアスが反射する

きらきら
 ....
夜の空をずっと眺めて居ると
独り言だけで済んで仕舞う時に全てが満たされて行くのが感じられる
細い糸の様な雨が、分かりづらい雨が止まない
夜の空を細い糸が、分かりづらい雨が降って居る

柱時計 ....
優しい言葉ばかりを 紡ぎ出す事は 容易い
思っても居ない心を 並べ立てて 
笑顔で お喋り
そういうモノでは 無いでしょう

一つ 一つの 糸を 絡め合えば
喧嘩にも なる

 ....
さそりはいい虫じゃないよ
少年が立ち上がり主張する
だけれど姉さんは落ち着き払って
さそりが星になったときのお話をする

だからさそりはいい虫

空焦がす大花火
さそりは年中燃えている ....
あなたは 年老いた家の姿を見たことがあるか

台所からは 骨と皮だけになった皮膚の隙間から
食器と血が 毎日滑り落ちて死ぬ音

骸骨のような運転手になった父が
赤信号のまま 車を通 ....
2014年、30歳の夏に
彼女は
こころの半分を、お空にもっていかれてしまった

未婚のまま
卵巣がんと子宮体がんのため、子宮と
卵巣全摘出手術をうけたのだ

生きることに必死だった
 ....
今日も同じ場所で立ち止まれば
聞こえて来る 母の明るい声

「あんたはヤクルトが大好きでね、
 お風呂上がりに必ず一本飲まないと寝てくれなかった。
 ある時買い置きがなくなっちゃった時があっ ....

君の体を触る
まさぐっているうちに
ぐにゃぐにゃの体は
人のかたちを取り戻す
これでまた
明日も会社に
行けそうな感じだ
朝が来るまで起きていて
布団から這い出す
君はまだ眠っ ....
盂蘭盆会



大きな篝火 お寺の境内照らします
小さな迎え火 辻のうらうら灯します
あれは送り火、 花火が散ります。遊ぶ子らの指の先

真昼の流し踊りの賑わいに子供たちはお囃 ....
笑わせたつもりはないが

君は満面の笑み

つられて 僕も わけわからずに笑う

僕はなんだか照れくさくて 冷蔵庫に麦茶を取りにいく

コップに麦茶を注いていると 君のすすり泣く声
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夏休みが終わるまで無花果114/8/20 18:13
小人2赤青黄1*14/8/20 11:50
小人1*14/8/20 11:43
負い目で埋もれた過去の竜門勇気114/8/20 11:10
生まれなおす日朧月814/8/20 10:23
さそりの星(ゴルコンダ未投稿)Giton2*14/8/20 9:33
かたい本天地無用2*14/8/20 4:22
優しい人達へmac333014/8/20 3:12
Augustitukam...2*14/8/20 0:58
酔いから醒めて笑うのが下手なおでん屋の前北大路京介614/8/20 0:19
待ち人来たるのおみくじが神棚の前314/8/20 0:19
ワイン3本空けて新緑と残雪の境514/8/20 0:19
EXIT凍月2*14/8/19 23:58
はるな514/8/19 23:06
彼の幸せnemaru3*14/8/19 22:47
貝殻が嘘千波 一也514/8/19 22:36
斑入りの朝顔の葉ichiro...16*14/8/19 22:20
無人島建設費は心陽向2*14/8/19 22:04
『平行線』  あおい満月514/8/19 21:41
燃やすゴミ花形新次014/8/19 21:14
A chipmunkopus114/8/19 21:11
夜の雨から柱時計へ間村長414/8/19 20:35
やさしいことば藤鈴呼2*14/8/19 19:07
さそりの星/即興ゴルコンダ(仮)投稿こうだたけみ4*14/8/19 16:38
喋るテレビ為平 澪26*14/8/19 14:52
彼女について知っている2・3の事柄浩一6*14/8/19 14:28
ヤクルト夏美かをる48*14/8/19 14:17
眠り姫やまうちあつ...2*14/8/19 13:11
盂蘭盆会月形半分子514/8/19 12:35
満面の笑み陽向2*14/8/19 9:39

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