失う日を想い泣く
誰より長く隣にいる
それでもいつか別れはくる
君が嫌う
君が他を好く
君が死ぬ
私が死ぬ
愛情の情に傾く頃
君の白髪を笑いたい
今を覚えて狂いたい
君の面影に ....
存在という湖面に感情の漣がたつ
嫉妬や猜疑や後悔
期待と不安の入り交じった舟を浮かべて生きて行く
執着というホームに立ち
何処かへとむかう列車を待つ
想いを伝えきれない哀しみ
限り ....
虫とはなんぞやという定義からはじめたら
いくら秋の夜が長くても朝が来てしまう
かといって
わたしもあなたも虫のようなものである
地球からみたらダニがたかっているようなもんだ
と知ったふうなこ ....
黙ったまま思春期の迷路
裏切って裏切って表切り
雨がやんでしまうまで恋人
思う心の先にある
すべてを見通そうとする心
見通そうとする心の先に
見たくない 知りたくない と思う心
知りたくないと 思う心の先に
すべてを見たい 欲望がうずまく
....
飛び降りてみるのもいいかもしれない
きみの昔話は、ちょうど開けた土地を過ぎ
ひどく思い切りのいい 崖に着いたところだった
足もとで禿鷹が喰っているのはなんの屍肉か
....
所変われば旨さも変わる
しかも賞味期限つきときたもんだ
あんたとあたいの正しさも、そんなもんだろ
夜の砂漠に
小型機が墜落した
焔が吹き出す
黄金の砂が焦げて
一陣の風が吹く
機体は分解され
眩い粒子となり消える
砂と部品を赤く塗る血液
操縦士は
幸せそうに死んでいた
....
夏の終わり
夢の終わり
花火が散るのを見届けたら
一人誰かいなくなった
誰かわからないことで
傷ついて 穴が空く
今私に降りかかる
呪縛とか 幸せとか
全部 全部
....
回転する時間軸
一年を周期にして
終わらない伝統と
どこか懐かしく
帰りたくなる場所で流れる
特殊な時間
僕らはもはやデジタルだから
たまに還りたくなる
暖かい土に
回転する ....
恰もみずからが
一つのテーゼであるかのような
岩の静けさ……けれども
誰にも触ることのできない
あおい歌が、あおい、うたが
きみのなかでふるえているのをしって ....
チョコレートかな クッキーかなと
わくわくしながら進む お花畑
小さな園庭に咲く 白い花
雪の季節だから 溶けてしまうかな
今にも 頬から とろけそうな
板チョコが
桃 ....
木に止まる一羽の鳥 蝉の鳴き声にうんざりしている
巣では子供達が餌を待っている {ルビ蜥蜴=トカゲ}を狙ってるの
{ルビ叢=くさむら}には{ルビ飛蝗=バッタ}や蜥蜴が沢山いる
子供達の大好物 ....
純白の雲から
いつか夏の終わり
銀色に耀く雨粒となって
熟れた小さな果実のように
堕ちていったBluesky
なくしていた蒼い傘が
見つかりました
遠く霞む
紅にたたずむ山脈の
....
空一杯にアゲハ蝶が飛んで
アゲアゲだった夕暮れ
川沿いで働く貴女に会いに行く
僕の心もアゲアゲだった
僕の分身達が
貴女のアゲハ蝶によって
2時間後
この世界へと導き出され
排水口 ....
ひかりや風に浮かんでいる
夏と秋とがまじったような雲
空が黄色い
力が入ってしまう
明日のことが忙しない
脳の膜みたいだ
デジタル、デジタル、繰り返す
遠い昔 ....
コトコト
電車
コトンコトン
電車
コットンコットン
電車
どこかで見たことのある
ごちゃまぜの車体
帰ってきたなあ
F C Am
寝言の多い男が一人
F C Am
街の暗がりを歩く
F C Am Dm
冷たい風はまだ
F C ....
誰かより幸せであることを
生きる糧にしていることを告げる
夜に月の出ない街に住むと
きっと何の手応えもなくて
夜は夜ですらなくなるだろうし
世界の何処かに
オーロラが揺らめくこ ....
電気の流れないコイルが
頭の中にあるとして
こころのない人間が
この街を歩いてるとして
夢のない眠りが
世界で少しづつ増えてるとして
僕の間違いは
毎日を照らしている
僕の間違 ....
詩とは何かと。テーマが大きすぎて、わざわざコンビニで飲めないお酒を買ってきて、飲みながら書かなければならない。仕事はたまっていて、こういう時に限ってこういう事を書こうとする。書いたらたぶん寝る。
....
サウナ
場所取り
禁止なのに
おばちゃん
場所取り
あしたSMAP
ローラーコロコロ
ラップ
ルパン三世
あやのごう
小栗旬
みん ....
大学院を出て一般企業に就職したとき、世界の構成が全く変わってしまったかのようで、新しい世界はとても新鮮に私を打ちのめし、また楽しませた。何よりも、アカデミックな世界が間接性の世界であるとす ....
覚悟は、出来ていた。
凍りつく雪山の登山のように
赤が青に変わる現実も
永遠と言い聞かされた。。。
ぶっとい首輪をはめられて
(行かせまい・決して行かせまい。)と
....
落胆する声を聞き
見え隠れする感情に
「会いたい。。」の一言を飲み込んだ・・・・。
不確かな勘違いでこみ上げる羞恥心は
臆病者の烙印を押して
時折私を追う両目を見つめなが ....
駐車場の水溜りを見つけるたびに
床に広がるパークロの刺激臭を思い出す。
声と言葉と友を残し
ライフラインとも言うべき居場所を失った・・・・。
「私は、今でもテラスに座りカプチー ....
赤錆びた内なる世界から
私の退屈な半身が生命の扉を開けた。
今度は長旅になるらしい。
私は我が生命の光が再び灯るよう、半身に祈りを捧げ、見送った。
意気揚々と旅立つ若者に、私の心は鋭く反応 ....
女性が髪をアップにすると
うなじに赤い発疹が2つ3つあって
ひょっとしてこれは
あせもなのではないかなあ
髪は命だけに
人知れず苦労しているんだなあ
と思うと
何だかいじらしくなって
....
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