夜と朝が交差する一瞬
藍色の空めがけて解かれる
淡い黄金(こがね)の帯
その真中を引き裂いて
真っ直ぐに飛んで行く 
お前は名も無き一羽の鳥

霊妙なる森の奥深く
未だまどろみから醒め ....
最新のポスター
むせかえる部屋で
ぼくの理想論
くだらない宇宙で

先々のない部屋
いたらない思考で
あるはずがない
いくはずのない後悔

そうあらないはずのない
痛みのない麻酔 ....
垂れ下がるこうべ五十数個、
効きの悪い空調がため息と空咳を掻き回すのを不可動式の椅子に座って眺めた、
ノートと感度は真っ白け

夜光心理学概説b/後期金3
蛹谷 空二郎


隣のヨシザ ....
にじがみえると
さみしくなるね
そこにあるのに
そこにないから


にじがみえると
ふあんになるね
きみにもみえるか
たしかめたくなる


どこにもないのに
どこかに ....
空は雲
空は色
空は窓から切り取った光

 そこに混ぜてと鳥に言う
鳥はだんまり毛づくろい

 そこに混ぜてとみんなに言う
みんなは顔をあわせてクスクス笑い

 そこに混ぜて
  ....
長距離ランナーの
100%の全力って
98%出し切る力と
2%の余力を
温存するってことかな。

人を信じることって
98%本気で信じて
2%は騙されてもいいと
覚 ....
テーブルクロスが
一瞬にして失せたけれど
食卓の上に置かれた
皿やグラスは
微動だにしなかったので
私たちは
それについて話すこともせず
もちろん
見つめ合うこともせず
そのまま
 ....
朝に炊いた玄米メシ
冷たくなった握り飯を
私は食らっていた

父親だった男が死んだと
疎遠過ぎる妹からの電話

皮肉なものだ
あまりに薄い縁を
思い知らされた

玄米は
よく噛 ....
家族は血のつながりであり、歴史のつながりであり、土地のつながりであり、愛情のつながりである。家族を泉として、そこからつながりが徐々に遠くへと流れ着いていく。血のつながりは遠い祖先の瑞々しい表情にまで脈 .... ブログを書くという行為は白紙を黒いしみで汚していく行為であり、無垢な幼児に有害な社会教育を施す行為である。何も存在しなかったはずの透き通ったウェブ空間に、自らの存在の汚れをなすりつけていく。人間は存在 .... (善いものも悪いものも美しいものも醜いものも高いものも低いものも、平に成りますように、祈りを込めた反証)

8-octo Pulse
紙に記された文字を読み上げる
それは神示、
拍動を失 ....
わしも生きたいヒメツルソバ 歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬 大声で笑う鶴を蝶々結び 猫の寝息は
眠りの根
夜もよろめく四つ脚お化け
可愛い蛙は冠おろし
月をまるめてまたあした
雨樋は 壊れているので
わたしたちは
きちんと運ばれることができません

愛してさえいれば
正しくなくても
許されると思っていた
傲慢でも

思っていた
ひとつも本当でなく ....
あるものと
ないものを
お風呂に並べて反省会

ありすぎて
おぼれそう
よくみてカガミうぬぼれる

今日を流して
眠るしかない今夜も

やさしいを考える
むずかしいからすぐ眠れ ....
ダージリンティーに
浮かんでる小指の面影を
タンバリンを割るみたいに
掴んでおきたい
二階堂って名字が
妙にイカすから
ツーバスを踏むみたいに
連呼してやりたい
きびだんご作ってよと
 ....
ある男は言った

俺は不幸だ!
美味いホットサンドが食える喫茶店の場所を忘れてしまい狂いそうだ!

愚かしい馬鹿げた話に聞こえるがこれは真実である

ある女は言った

私は幸福よ!
 ....
 冬
誰もが道行く姿に目をみはった
くすんだ家並の下町
それは何よりも奇異に映えた

女は山の手の私立病院に通う
病人ではない、看護師で
給料とボーナスを貯めて八年
恋人のひとりも作ら ....
エロについての
何かを言うと
知らない間に誰かを傷付けて、流血させていたのかも知れない
巷には
ストロングスタイルのプロレスの嵐
対抗する側には
身近な場所でプロレスをしようと志す「俺達」 ....
誰も彼も
生まれてきたからには
なにはともあれ
生きねばならない

お腹が空いたら
なにかを食べよう
眠気がさしたら
どこかで眠ろう

死ぬまで生きよう
なにがあっても


 ....
偉い人よ
子供の頃僕の人生は
普通に学校行って
普通に仕事して
普通に結婚して
普通に子供が生まれて
普通に年をとって
普通に死ぬ

派手さはないけれどそれなりに
幸せな人生を送る ....
イヤミのシェーと
ゲゲゲのゲーと
じぇじぇじぇを
組み合わせた
こんな素晴らしいギャグが
危険ドラッグのお陰で
生み出せたのだとしたら
やはり危険ドラッグは侮れない

惜しむらくは
 ....
君と歩いた坂道を 
僕は今歩いている 
初めて手を繋いだ夕焼けの坂道 
自転車の後ろに君を乗せて汗だくになった漕いだ坂道 
ケンカして黙って歩いた坂道 
泣きながら手を振りほどいた君の後を歩 ....
春になったら握り飯をもって山に行こう
ほつほつと出狂う山菜たちの
メロディーを聴きに
ポケットの中には手帳と鉛筆をねじ込んで
いただきに立てば、ほら
風が眠りから覚めて
息吹を開始する
 ....
おもい
おもい
だして

ゆび
くち
いと

くびに
ほねに
にしび
ささやく

ずっと
とおい
うみで

きえていった
みどり

さがして
さがしても

 ....
丸ごとの白菜は
野菜というよりは
赤子のような
生きている重量があって
大切な預かり物のように
抱きかかえれば
ここは冬の入り口

ひと皮むくごとに葉は
正しく小さくなる
まるで
 ....
平日、休暇を取っていると、人々の鳴らす機械音が遠くから聞こえてくるようだ。みんなが労働という祭りをにぎやかに執り行っている、その祭りの囃子が風の具合で届くのを遠くで聞いているような気がする。友 .... 砂埃にけぶる視界の片隅
蜃気楼に揺れるあの故郷
滅びても尚地を支配する
星々の暦は古い約束
果たされない理由を求めて
地図に無い砂の道を遡る
馬の鬣を撫でる渇いた夜風
砂にくぐも ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
鳥よ—夏美かをる21*14/12/5 16:04
地雷のないはずの部屋から這 いずる2*14/12/5 14:38
さるのがらんどう吐水とり7*14/12/5 13:10
にじ青井414/12/5 12:38
空に言う這 いずる014/12/5 10:24
100%chihar...10*14/12/5 10:07
魔法使いになりたかったそらの珊瑚1514/12/5 9:01
そのときドクダミ五十...4*14/12/5 4:05
葉leaf114/12/5 3:06
0+14/12/5 3:05
8-10衣 ミコ214/12/5 2:33
わしも生きたいヒメツルソバ北大路京介014/12/5 2:11
歯の抜けたとこから舌が出たまま美女にしか懐かない犬514/12/5 2:11
大声で笑う鶴を蝶々結び214/12/5 2:11
可愛い蛙のうたはるな314/12/5 0:35
雨樋214/12/5 0:30
ふたつのこと朧月114/12/5 0:11
カップにチョップ![或いは]喫茶室Demaゴースト(無...4*14/12/5 0:06
人として問うボロレシート1*14/12/4 23:38
スプーンsalco1514/12/4 23:38
ああ禅問答プロレスゴースト(無...0*14/12/4 23:31
いのち青井214/12/4 21:56
ふつうリィ014/12/4 21:40
シェシェシェのシェ花形新次014/12/4 21:00
坂道文字綴り屋 ...014/12/4 20:36
詩人四態山人5+*14/12/4 17:50
そら、からミゼット1*14/12/4 11:50
白菜白書そらの珊瑚20*14/12/4 9:47
葉leaf114/12/4 5:12
つきのさばく衣 ミコ3*14/12/4 4:12

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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