第1部 じいちゃんと台風
ウロウロし出す
そっとウキウキ
ほんとはウハウハ
活性化するじいちゃん
こめかみファルスを膨らませ
『備えあれ』
コレステ憂いの血が騒ぐ
ロンサム・ジョ ....
永遠は神様がくれる
たった一つだけの奇跡
だから毎晩目を閉じる前に祈る
この幸せを永遠に留めたいと
私が掴んだ
小さな小さな幸せ
静かな寝息
温かな手
ゆっくりとした鼓 ....
若いってたぶん弁当をふたつ食べれることだと思う
いろんないやなことを無視できることだと思う
酔い方に遠い孤独がにじまないことだと思う
背中に秋の陽を受ける
地獄も天国もない街道 ....
私の道
私しか見えない道
私だけが見える道
私の中から出てきた色が
道を作り始め
一直線に伸びた日
ひたすら歩き続けて 続けて
重なる道を見た
淡い色のその道の主人は
& ....
真っ白なノートの最初のページに
下ろし立ての鉛筆の先を押しつける
一文字も書けなかったとしても
はじまる はじまるよ
べっこう飴をなめながら
濃いめのコーヒーを口に含む
砂糖を切らしたわけ ....
ただ 遠い出口の丸い光が見えていたから
「それでは また」
ポツリ一言 質量を伴わない声では背の側に当たったことに気づかない
ひたすら光の穴に向かって空回りの歩みをす ....
今日も、
飼育小屋ではうさぎたちが
みそみそしている。。
子ども達は
金網の高いところに人参をねじこんで
耳 以外の
進化を促している。
彼らはいずれ
ビルとかで働くようになる ....
茄子ならば ミートソースか ナポリタン
あら 一句 できちゃった
紅いものは 心が ぬくたまります。
ぬっくい・ぬっくい♪ と
にこちゃんまーくした 湯飲み茶わんを
連想するような。 ....
ぼくの優しい友人は
お前の考え方にはバイアスがかかっている!
と言って突然怒った
バイアスのかかってない奴なんていやしない!
と言い返してぼくも怒った
多かれ少なかれみんなそうなんだ!
....
ほどよく素っ気ない風が
袖をめくり上げたシャツを
透過していく
さらさらと粉っぽい光が
釣鐘堂の屋根を滑り
落下していく
手桶と柄杓と
線香と花と
いくばくかの懐かしさをぶ ....
ユキちゃんの指ぬきの中には
星が八つ見えた
そして黒い波のモササウルス
怖いけれどこっちにはこれない
あっちには
いい犬がひっくり返っている
潮風を背中にまわして
波の音を吸いこんだ息は ....
化学のテスト中に
恵美子がプーと屁をこいた
するとしんとしていた教室が(え?)となって
震えるお腹や真っ赤な耳にかわり
もうテストどころじゃなくて
すこし休憩することになった
本物の休み時 ....
最近の
女子選手のコマネチ度が
凄すぎると思う
体操だけに限らず
シンクロだってそう
今考えると
本家コマネチなんて子ども騙しだ
多分試合前の剃毛は大変だと思う
手伝えるものなら手 ....
指きりげんまん人間未満
トランプ博打に狂う手に蜘蛛の刺青
眠りを妨げた選挙カーに投票しない
そこだけ汚れたようなうす白い虹
びらびらと光る観覧車
遠くからかすかに水の匂い
得たものと失ったもの
欲しかったかどうかも もうわからないもの
ああふれたところから順に濁っていきます
....
呼吸をするように生きるんだ 息を吸ってはく
それを意識すると いつの間にか思ってもいないのに深呼吸をしていて
ほっと落ち着いている自分がいるよね
呼吸をするように生きるんだ 息を吸っ ....
押しつぶしに来た 現実と
押しつぶされるために有る 自分との
バランス
通り過ぎた足音に連れ去られ
この世の全てから誰かが消えた・・・・。
それは、助けを求める声さえも無視をして
「何もなかった。」という一点張りのまま
天袋だけを見つめている・・・ ....
呼吸をしていると
深く息深く呼吸をしていると
シンクロするように
君の鼓動が聞こえてくる
あたたかな
ひどくあたたかな眠りを誘う
愛くるしいメロディのよう
生きることはうたう ....
わたしはつまり、難しい言葉を使いたくなって
そうしているとですね、世界はどんどんプラスチックへと。
こじゃれた言い回しなんかしたら誰かに尊敬されるかな、なんて
そうしているとですね、わたしはどん ....
はじめまして
わたくしというものです
わたくしというものですから
わたくしというものです
はじめまして
おわりまして
サヨナラは
....
空を見上げた
目の前にはないが そこに自分が
生きていることを認識させられる木が生えていた
海の中でも 生きていける木だと 目を閉じた
出かけるときに心の中で土を思う
水に潜っても ....
あたたかいところ
つちのなかで ねむってる
どんなに 外がつめたくても
くらいひとところにまるまっていると
自然と あったかくなってしまう
....
大正生まれだった祖父が
復員してきた時 涙を流した
巻き鍵をお守りに持って 出征した
古い柱時計 曾祖母も大叔母も涙を流した
父は物持ちが良く
ガラスが黄ばんだ腕時計を
引き出 ....
真昼の空気越しに見る空は青くて
目には見えない風がひんやりして気持ちいい
空気が透明でよかった
なんてね
でも
さっき君の声が僕を呼んでいるとき
君の声は透明で何も見えなか ....
こ、こいつ
どこにそんな力が…!?
(愛だよ、これが愛のちから…) ぐぐぐ
う、そ、だ、よっ!
めきょ
取っ組み合いになると
すぐに顔を下げるので
チャランポーをくらうの ....
140921
空気が乾いた
鼻がむず痒い
花粉のせいだ
体調のせいだ
思想のせいだ
信仰のせいだ
方角のせいだ
地球温暖化が
糸を引いているのだ
賞味期限 ....
おわらない夜にする賭け事は
滅びた国のうしなわれた勝利を
追い回すようなもの
順繰りの敗北が
波形となってあらわれる
一千と二夜と永遠
うみがある
くらいうみ
死んだ人たちの
....
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