もし一生に一度のお願いを必ず
叶えてくれるとしたら何をお願いしよう
たった一度だけだしどうせなら
誰も思い付かないようなお願いをしよう
お金持ちになることや自由になりたいと言うのはもったいない ....
平均年齢が70を越えた国は
周りから見れば攻め放題です
特に攻めたくてしょうがない国にとっては
これ程嬉しい国はありません
じいさんだから
死ぬ気で戦うかと言えば
そんなことはなく
自分 ....
雨が降れば耳をすまし
雨音に合わせ口笛を吹く
水たまりの波紋を見ては
詩のようなものを探し
小さな花を育てながら
雨が上がれば虹をつかまえ
優しく風に乗せる
花が枯れたら
静かに土に返 ....
わたくしは
わたくしに命令する
みろ
あからさまに
すべての理知的なリズムが
生き死にちかづく様を
眩しさの
言葉の
世界の
それぞれの海に
よせてはかえす波に
わたくしはなすす ....
寡黙から 泣き止まないS
誰かに救ってもらいたいS
オムライスを掬うスプーンを 手渡すように
救いを手渡して 掬って食べることができる
Sの始まりから終わりへの 繋がり
救われない ....
今宵 都市の片隅で 人知れず行われる 儀式 口封じ
甘いだろうか 苦いだろうか いずれにせよ 言葉は四角い 箱に入れられ 心の海の 奥底へ 沈められる 秘密は 知られないほど 強い 光を放つ
....
街はずれの空き地
うち捨てられた木箱に
天使が一人腰掛けている
その双つの翼は
いろいろなものの欠片で出来ている
ガラス片 陶片 金属片 石片 木片……
すべてかつては何かの一部だった ....
いつからか
自分は空虚だと感じはじめていた
いろんな大切なものから離叛していく自分が
悲しくも 嬉しくも いじらしくも 多様にとれ
しかし どれも誇張していた
いつも物憂くて そ ....
行き先は決めずに乗ってしまったから運転席の上に表示
されている地名の読み方もわからない、しまったカバン
を停留所に忘れた、気がしただけで手にはしっかりとヒ
モが握られていて、忘れた、気がしたのは ....
ねえみんな
ピロリ菌って知ってる
ドリルみたいな頭でグリグリ
胃粘膜を突き刺して犯す
イカみたいな形の病原菌なんだ
昭和ガメラシリーズの
「バイラス」
イメージしてもらえばいいか ....
繋がる 増える 深まる
業と
体が
繋がる 出来る 衰える
心は
幾らも
変わっていない
人という字に
王冠を描き足して
「えへん」
と
咳払いさせてみても人はただの人です
と
偉ぶってみたところで
ぼくはただの文字です
※
ぼくの好きな人はとても偉い人です
....
ぼくの首に人知れずかかっている見えない時計の針は壊れていて
気づけば 四六時中
あなたのいる方角ばかりを示している
昼間の12時の時報でもないのに
延々とあなたの名前を呼び続ける
たぶん だ ....
ソフレって言葉を
初めて知ったの
セフレじゃないよ
配偶者や恋人ではないけど
添い寝するフレンドだって
誰もが温もりを求めている
私たちも
セックスレスだというよりも
ソフ ....
ともに闘う仲間が欲しいから
辛そうな顔を見せてはいけない
煩雑な苦労を知られてはいけない
そうして隠すの
やめてください
本質がわからないことには
誰も手を出さない
当たり前です
わざ ....
乳房をなぞった手のひらが
首にしばらくとどまっていることには気付いている
思想も愛も何も無い
自尊心に勝つ為の殺人予告?
迷惑なんですけれど。
キモいから触らないで。 ....
誰もいない風が隔てるものとは何だろう
僕がそれを感じるとき
道で立ち止まるとき 夢を見た気がする だけど
それは 日曜日の終わりを見せてくる いつも
部屋でテレビをつけると いつも
....
まぶたにうつるその姿だけで
今日も穏やかに夢に帰る
長い時間を費やした仕事を
さきほど終えて
おおこれが燃え尽き症候群かと
ひとり悦に入っている
失ったものが多い
損なったものも多い
こんな面倒なことにかかわらなければ
もっと楽しい十 ....
ワンルームマンションの一室で
カーテンを締め切って
電気も消して
簡易プラネタリウムつけながら
大音量で
エレクトロニック聴いてる
目がしぱしぱして
赤 青 緑に
部屋が点滅し出す ....
使えないネジにされた
友だちの友だちが首相と握手しただけの話聞かされている
強い風に次の交差点まで連れて行かれた三角コーンに安全第一の文字
パチ、パチ、パチ
誰かに 褒められる事も無く
育った
パチ、パチ、パチ
数珠に似ているアレを
弾く
拍手喝采の 夢を描きながら
計算を 重ねた
数字には 強く 成っ ....
ありふれた愛を語ろう
ありふれるべきではない
失意のかわりに
残忍のかわりに
暴虐のかわりに
たとえ無慈悲に笑われようと
ありふれた愛を語ろう
夕日のことや
....
君に肯定してもらって
ふふっと笑って
振り返ったら
そこは闇
君の光はすでに霧散し、
もう見えない
そして、
また肯定を求める
繰り返される肯定は
段々と嘘を孕み
(認識と ....
歓びはなかった
とはいえ哀しみもなかった
わたしたちはベンチを分け合って座り
冬の始まり、辺りに人影はなかった
言葉はさっきまで……あった
今は沈黙さえ、ない ....
荒んだ気分に吹かれているのも
快速電車の乗り心地です
時に青白い猫が追い越して行くのも新鮮
手放しで夜道を直進するも悪くない
見通しは甘くありません
集会に行くのだとばかり思っていたら
対 ....
溺れた人が見ているのは
ゆら揺れる海藻
ずっとそこにいたから
何も物などいらないと
背伸びした心が冷たく
突き放す愛人
永遠が欲しいのはどうしたことか
流れ流れる時はコンクリート ....
まがままを言うわけじゃないが
裕福に暮らしたいわけでも
貧しい暮らしをしたいわけでもなく
自分の都合のいいような
暮らしをしたい
まがままだろうか?
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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