形を無くそう
手に手を取ったなら
千切ってしまえ
ところで
今日のおまえはやけに笑うね
窓越しに光を含んで
飴色にぼやけだすんだ
そこにいるのか
不安になって
唇をなぞれば
相変わ ....
帰りたい
家にいるのに帰りたい
どこかに早く帰りたいと
いつかからか、思ってた
いつの日からか、思ってた
長く長くかかった疑問
ずっとくすぶってた感情
その答えに
僕は
さっき
....
僕が一晩中ついていれば
サイドギャザーなんか要らない
僕がいれば、多い日だって安心さ!
いや、だからさ、こういう感じで、両手で
受け止めてさ
出来るわけない?
何でだよ、おりものシート ....
エンディング月
シェリー酒にどっぷり浸かった午後3時
頭の中でひしゃげた低気圧なカレ
にょろん
耳から抜き出し
42℃の風呂にいっしょに入る
ぷちん
弾け
「おはよう」
大きく延 ....
うまれた
ねむった
たべた
わらった
うずくまった
ないた
しゃぶった
さわった
つかんだ
なげた
こわした
ゆびさした
おどろいた
どもった
ならした
あゆんだ ....
病魔というやつは
いつも不意打ちで
宿す者の人生を蹂躙する
誰も悪くない
だからこそやり場のない怒りを生み
理不尽さに苦しめられ
それは時に病気自体の苦しみを凌駕する
180度変 ....
罪を背負ったまま台車で運ばれている
涙ふかないままフルスロットル
振り返ると
無数の屍が
横たわる道
眼を凝らすと
紛れもない
それは自分だ
爆弾低気圧がもたらしたものは
天気が悪いと何故か上がる
爆弾高血圧
低気圧と高血圧の
無意味なせ ....
鳥が飛んでいる
だれに教わったわけでもないのに
魚が泳いでいる
だれに頼まれたわけでもないのに
花が咲いている
だれに急かされたわけでもないのに
....
柵から いろんな花が 顔を出すから
錆びた 柵でも 大丈夫
咲いた花びらが あなたの夢を 裂くことなど
決して無いと 信じて いてね
生成りの色合いは 安心感
白いペンキに 蒼い ....
とんとんとんとん
すり鉢で
ぐるぐるぐるぐる
潰して
がしがしがしがし
裏ごしまでする
上手にごっくん出来るように
私はこの愛情を楽しんでいる
食事と愛情
....
胸に巣食った小さな影が
あなたの時を刻み続ける
砂時計のオリフィスを
いつの間にか歪めていたのかもしれないと
あなた自身が気づいてから
あなたはきっと違う風景を見ている
そう、残酷な告 ....
わたしに
ひとひらの
あかいろをにぎらせて
とおくなっていく
ちいさなはね
ぼんやりと
薄青い影色をみていた
ときたまうねり
わたしはちょっと
こわくなって
拠り所を探す
あ ....
立ち尽くす交差点
違う、ここはどこだろう
詰めこんだばかりの新しい考えで
詰めの甘い、詰め甘い世界に失望する
手の届くはずだったのに
どこだろう、いったいどこにあるのだろう
#あいうえ ....
しゅんしゅんと音を出すヤカン
熱のこもった部屋
薬瓶をシャカシャカ振る
飲もうか飲まないか
この症状を誰に伝えよう
熱をあげている
証明できるせっかくの機会。
教えようか教えまいか
....
待っているうちに、
背筋がちりちりしてきた。
正面の壁には食屍鬼の絵。
出されたコーヒーはいやに薄くて、
いつもは入れない角砂糖をひとつ落としたが、
ぜんぜん味がしない。
窓のむこう風がフ ....
綺麗かねぇ
見てみてん
ドヨンとした曇り空の隙間から
チョコっと朝陽が見えよるよ
ほら
見てみてん
綺麗かろぉ
灯台の光がようやく
私を見つける
こんばんはなんて言わない
くるくると回転するのに
忙しそうだ
道を失った巡視船達が
遥か沖の水平線に吸い込まれてゆく
まるで落ちて行くように
....
ダイオウイカもクジラも
大きなものが傷付き
浜に打ち上げられている
私たちの乗る小さな船はどうだ
豪華な客室はすべて金持ちのもの
貧しいものはみな
薄暗い船底の食料庫で空な目をして ....
ガラスの葉っぱに滴る雨水が甘い匂いを放っている。
この街の横顔が、夜明け前の薄青い静寂に包まれている。
店を閉めたジャズバーの管理人が、暗い色のコートを着込み、
メインストリートの奥へと消えてゆ ....
石が
雪に沈む
生命が付着する
月明るい夜に
世界から脱走してみる
夜の追い風が吹いて
海までひとっ飛びする
懐かしいこと忘れないように
海の底に眠るあなたは
いつ起きるのでしょうか
さっぱりわからなくて
....
夜の寂寞に
つめたくなった血管を
気紛れに溶かす、ぬるい血流
xxxxxx
押し付けられた
拡声器の声に
日常を遺棄し耽溺する男
羊小屋の傍らに伏す
三つの弾丸で飾られた女
絶え間な ....
堆く積まれた 書物は昔のままに
午後の斜光に 照らされた埃の層は
舞い上がることもない 部屋は死んでいる
窓ガラスは乾いた風に ことこと揺れる
紙魚が食べた詩集には 空洞になった ....
見よ 夕焼けを照り返すほの暗い進化の井戸に化石した都市はうずくまり
たわわな花火をしげらせ枝はしなだれて
反転する視界に渦巻く積乱雲のふもとの石の階段
奈落の淵にさえずる木の実の色のように君の思 ....
以前雪おんなは物悲しいのに
雪男は直立猿人なのが
どうしても解せないという文章を
書いたところ
多くの読者から共感のメールを頂きました
そこで今回私の方で新たな企画を考えました
題して、物 ....
そうして物語の行間
壊れた時計から逃げ出せない二人は
互いの体臭を帯びた愛の上澄みのやるせなさが
ゆっくりと肺を満たし魚に変わるまでの昼と夜を
ナイフのような耳で削りながら冷たく灯していた
....
ひとこと ふたことで
かたづいてしまいそうで怖い
そんなつもりも
はずもなかったけど
あー どうだろう
スカトロりんのクライマックスが
脱糞だとすると
それは、やはりウンチクライマックスと
言って良いと思います
しかし、限界まで我慢しないと
やはりクライマックスは盛り上がりに欠ける訳です
そ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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