敷布に押しこまれた
  あなたのからだは私が
  思ったよりはるかに固かった
  きたない床をつま先でやりすごす
  垢のういた日々が私たちの居場所だから
  言葉のなかにかくさ ....
静謐だった森が ざわめき始める
築いている壁の 空だけで繋がった向こうで
錬金術師が 花火を打ち上げる
賑わいが 壁を越えて 壁を通り抜けてくる


あたしの心を鎮めてください
立ち ....
軽トラックの荷台に仰向けになって
青空を見るのが好きだった
実家から水田転化した林檎畑までは少し遠く
父の運転する軽トラックの荷台に乗り込み
寝転がって空を仰ぎながら道々を行った
時折助手席 ....
夏の真ん中ぬるい朝
今日から俺を養ってくれ
彼女へ平然と懇願した

散歩して昼寝して
本だけ読んでりゃ
月日の感覚なんて
ふんわりきえる
ニートがタバコ吸ってんじゃねぇよ
怒鳴られた ....
鉄塔がみえる
ランプがみえる
看板がみえる
夜がみえる
明滅がみえる
街の端
夢を食べればいいじゃない
これが何か
わからないなら

泣きながら眠っている
わたしの夢たち ....
水色の島で
アラベスクの響きを聞きながら
ジョニー=ウォーカーの
ブルーラベルを飲む

プールでアンナ・カリーナが
泳いでいて
時々止まっては
こちらに視線を送る

語りかけはしな ....
ヘシオドス、砂洗い、体が八つ裂けたときのために、臨界点を超越する、コマ送りの前に、隕石、焦土より先に、
常識的ヘシモバッタの自家発電、地下に撒いたガスが原因で爆発した、

雨、八つ裂けた雨、 ....
「台風が来たぞ!」
ブタの3兄弟ボーフーウーは
そう嘘をついて
村人があわてふためくのを
楽しんでいました
村人はボーフーウーが言うことは
嘘ばかりだと気づき
ボーフーウーが何を言っても ....
海に行けないから
カラオケボックスで大声で叫ぶ
それが日常

毎朝5時に起きて
最寄駅へ向かうと
いつも作業着のおじさん
水曜日以外は毎朝いて
黙ってタバコを吸っている

おじさん ....
あしもとで

春の風が巻く

潰れた缶が

音立てて去る


猫背になって

それを無視する

鼻さきを冷やして

会社までの道を

猫背は急いだ


あしもと ....
かきけされたものを
かきけしていく
はぎとられた爪が
残した影は
えぐりとられた
月の皮膚
窓にうつるその
 ....
灰の中を駆けるくらい、どうということは無いと思った
どんなに汚れたって、体の中まで汚れるわけではないと信じた
汚れた服を脱ぎ捨てれば、また同じように愛されるはずだと信じた

駆け抜けているうち ....
ひとたび彼が其の場所にあらわれたなら
ひとことも言葉を発さずとも
彼の身体が その動きが生きた詩と化す
時に抒情であり 時に抒事であり
時にそれらを超えた何かである

彼の背後の書き割りは ....
細い髪の毛は実にからまりやすく
しじゅう梳かしてあげないと
やけっぱちになった団子になる

しこりになったそれ
まるで永遠に解くことのできない
知恵の輪みたいで
まるで
宇宙だねと
 ....
意味は逆立ちしても同じ意味をしている
つまり本を逆さから読めばただ読みにくく
もしくは読めないそういう意味で
わたしがたとえ後ろを向いても

その後ろにも世界がある
季節の後ろ姿は淋しみで ....
友人が子猫を二匹拾ってきた
寂しそうにしている僕を見兼ねたのかどっちか一匹もらってくれと言う
…どっちにしても雑種の野良猫だから美しくはないが、と前置きをして…

訪ねてみれば、確かに顔は ....
 夢は常に遥か遠くに横たわっている。
 僕らはあらゆる手段を用いて少しでもそれに近づこうとする。
 幾つになってもそれは大事で光り輝く真夏の太陽のようだ。
 空には気さくな雲が流れている。
 ....
正しく脈うつ

うつ伏せる

四角い教室
フェイスブックで
懐かしい名前をたどっていくと
変わり果てたひとに行き着いた

整形し尽くしても
残る面影に

そうなりたかったんだ
って笑う

ドバイの富豪のしっぽ
すっぽぬけ ....
すまーとふおん
たれながされるぐれつちえんぱーらと
きみはいない
しんじえこうのよふけ
そうぞうするよ
きみがことばにする
あやいやうやえやお
そしていけないこと
ああぼくよりえれふあ ....
 
恋して 弱くなりました

愛して 強くなりました

向き合って 真実を得ました



 
顔ヨガしながら散歩しているのか 本屋で万引きしたレモンが硬い あなたが深いところに落ちないように
手を差し伸べて 支えていきますから

私が寂しくならないように
どうか お隣にいてください

でも笑ってばかりだと変だし
二人で泣いたりすると ....
母親らしき人が秋を告げた ずぶ濡れのアパートを 飛び出して
たよりない街の たよりない自分から
駆け出して行く

「お前を産んだ途端に、
お母さんの人生は終わってしまったんだ」と、
罵る泣き声のようなもの ....
傷だらけの身体 
見ただけで涙がでる 
泣いちゃいけないのに 
それでも腫れ上がった顔で 
笑ったあなた 
寄りかかっちゃいけないのに 
ただあなたの胸で泣きたいと思った 
抱きしめてあ ....
「いつか、会わせてください。」と

12歳の女の子は呟いた。

ランドセルを背負い

スクールバスを待つ公民館の前で。

土曜日の夜

すれた匂いの飲み屋前

酔っぱらいを背に ....
  秋の町は、
  くれないのさざなみ
  思い出はずっと乾いていた
  ポケットのなかの木の葉



  あのひとからはもらい損ねた
  微笑みの匂いがする
  きみと帰る ....
なにか
あたらしい生命を宿したように
ある種の覚悟を
はらんだようにもみえる
鮮やかな紅の群れ

陽をあびて
風にながれて
堅くも軟らかな血脈として
秋を運んでいる


そ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雑巾[group]草野春心514/10/13 21:07
鎮魂の歌藤原絵理子6*14/10/13 20:38
走る青空砂木18*14/10/13 20:03
ほんとうの選択ボロレシート3*14/10/13 18:46
街の端はるな114/10/13 18:36
endless summeropus114/10/13 17:57
and so onkaz.2*14/10/13 16:40
ボーフーウー花形新次114/10/13 16:22
海にいけないイモコ5*14/10/13 16:15
春の風吉岡ペペロ114/10/13 15:54
蜘蛛 あおい満月814/10/13 15:22
灰の中の野ばらクナリ314/10/13 10:31
故に其の場所で彼は踊る塔野夏子2*14/10/13 10:24
台風を待つ朝にそらの珊瑚16*14/10/13 9:27
昭和六四年の桜花の頃にもっぷ214/10/13 5:18
この美しくない猫たちアラガイs10*14/10/13 4:38
夢語りヒヤシンス10*14/10/13 3:43
Kunisa...014/10/13 2:09
座礁nemaru0*14/10/13 0:57
新街口の夜更けエスエル12...114/10/13 0:22
あなたとわたし殿上 童22*14/10/12 23:58
顔ヨガしながら散歩しているのか北大路京介314/10/12 23:29
本屋で万引きしたレモンが硬い214/10/12 23:29
二人瑞海14*14/10/12 23:29
母親らしき人が秋を告げた北大路京介214/10/12 23:29
刺さる雨為平 澪614/10/12 23:02
無題文字綴り屋 ...1*14/10/12 22:58
ふたり。梓ゆい0*14/10/12 22:35
さざなみ草野春心414/10/12 22:28
紅葉群千波 一也614/10/12 22:10

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