枯れたクリスマスツリーに星を飾る
ある夜夢を見た 欲しい物は何でも
手に入りすべて自分の思い通りになる
夢を見た それは現実より素敵な
目が覚めれば繰り返すだけの毎日
でも今日は違うみたい
自分の見てる景色や人が
いつ ....
海底にある火力発電の炉が美しい
くらい水の奥から透過する火のゆらぎ
きみらは
新しい土地のように、町をあるく
若い者はみな都市にでてゆき
老人ばかりが残っていることを
恥ず ....
私の身分証明書を コピーし続けるバイヤーの友人は
お金半分と 見えない敵に脅されている
アパートの向かい同士に 姿のない隣人
電気のメーターの数字の物音だけ上がる
チカチカする ....
まず、お茶碗を洗いなさい。常識を覚えるのです。
つぎに、旦那のパンツを毎日 洗いなさい。愛を育むのです。
さいごに、幸せだったと言いなさい。約束を守るのです。
はい!
せんせい。せ ....
いえにかえると
やさしいいきものがいる
いやなはなしはわすれていいよ
へんなことばでころげていいよ
ひとりになってないてもいいよ
あしたのてんきをあとでみせてね
うどんとぱすたとひじきとつ ....
玄関に小人がいつまでもいて
眠りから覚めても
いっこうに帰る気配がない
そろそろ暮れたから
森に帰ったほうがいいよ
と耳元で嫁々が歌うと
舌を垂らして片目をつぶる
熱い風呂を焚い ....
街道の銀杏並木を
コートの襟を立てて歩く
風が冷たい
おまえの緊張が伝わる
何を不安に思っているんだ
俺はただ真っ白い灰に
なりたいだけなんだ
「私、ついていけそうもない」
「行くのか ....
ある土地では人が死ぬと川岸に埋めたのだという。
その場所で祀りをし骨は年ごとに沈むか時に流失する
何処に誰が埋められているのかを知る人がいる間は
祀りは続くが知る人がいなくな ....
頭をガンガン殴りながら
朦朧とした状態、
半無意識の状態で
自分の深層心理に流れる
メロディを掬い取るという
画期的な作曲方法を編みだし
その方法を用いた名曲「ASAGAYA」で
一躍時 ....
神は眠りの神はどこへ誘う夢の底の浅い夢に
神は眠りの国へ誘うどこの夢の中のひどい裏切りへ
神は眠りのゆりかごはゆりかごの夢の夢の夢の
神は眠剤の神は誘う永遠の眠り
幾つもの重い十字架を背負って
衆目の軽蔑のまなざしに怯えながら
私は丘の上へと向かいました
背負う義務などなく
ましてや犯した罪などなく
ただ善良な人たちが幸福であるために
善 ....
電池パックの裏蓋に写真を貼り付けて
心に姿を浮かべながら
身体の代わりに携帯電話を抱きしめる。。
コピー詩集を携えて
下町の路地を歩けば
スカイツリーによじ登り
ひしめく街並みの中 ....
灰色の地面に咲く花は、きっと灰色だろう。
オフ・ホワイトの空には、黒い月が昇るのか。
黒ずんだ葉の白百合の園には、黒猫の屍骸がある。
そこに佇む貴方は黒いドレスに、蒼白の顔が映 ....
「お前は死ぬことだけ考えていればいいんだ」豚の頭を撫でながらそう呟いた。いずれ僕に食べられる運命なのに、憐れな豚はすごい食欲で飼料を食っている。
どうやって殺そうか。餌をやりながらいつもそのこと ....
まぎれもなく私の時代をつくってきた人たちが、
いつの間にか道の途中、押し並べて額縁の中。
わたしは、
ガラス張りの向こうのモナ・リザを肉眼で見ようとしない人たちと一緒に、
一方向に寄せるだ ....
時々家に帰ってくる君に
野菜を食べさせなくちゃと料理する私
君は
張り切らなくていいからと言う
じゃあね、また来るからと
出て行くときには
うん、またね
あっさり見送る
君が初 ....
句に負け句に勝ち一句一句歩く
夢を続ける塩をまく
もうすこしがんばれたかもしれない傘をたたむ
鏡のうちにはあなたが映る
本当のあなたと
本当ではないあなたと
そのどちらにも当てはまるあなたと
どちらにも当てはまらないあなたが
映る
鏡のうちには時間が映る
過去と未来と現在 ....
平日午前十一時四十分発の
高速バスに乗る人は
どこか イワクつき
一番初めに声をかけてきた おじさんは
昼間から泥酔していて
小さな透明のペットポトルの中に
日本酒を入れ ....
しろい舟に
あなたの息がかかる
草の影をそっとゆらして
一日がまえにすすんでいく
わたしたちもすすんでいくのだ
かなしいことがどれだけあっても
あなたにはかならずつたえるから
....
わたしはわたしの詩の中から
書いているわたしを見つめていた
ある日それは贅肉を削ぎ落とす行為
やがて臓器を切り売りして
かつて愛したものの首を絞め
部屋中に灯油を撒いた
見限ることにしたの ....
ピース、ランドセルのぼくらは歯科医院があくまの要塞だった
痛みもかなしみもいつかぶっつぶせると思ってた
竹馬にのりたくて血豆をつぶしながら
太陽にゆびさきふれた、ふれたぼくらはピースをした
....
二夜連続の夜マックマクマクな私に召し上がるなんて言葉似合わなすぎてちゃんちゃらおかしいから何をという部分考えてみるけど食に興味ないニンゲンには何をすら思い浮かばなくて腹がふくれりゃいいと宣イマスます肥 ....
メインストリートからちょっと外れた裏通り
やや湿っぽい陰翳をおびた空気
そこに潜んで居るだろう様々なものを感じながら歩く
舗道の石畳の下に埋蔵された都市の歴史
踏みしめて行った無数 ....
冬の夜が始まる
足もとにはタペストリ
藍色に挟まれる
精神のカルテのようだ
深刻に考えても
始まらない、冬の夜だ
羨みたくなかった
傷つけたくなかった
....
きつくてとことん参ると
トマトジュースに涙を一滴
オレん血ジュースと言い張って
飲み欲して寝る
血が濃くなれば
根性も濃くなるかな
あっ、三杯は飲み過ぎかな
「二日良い日」になるかも
ハンバーグの中身が
生焼けなのが許せないから
ハンバーグ似の女(自称詩人 秋風マヤ)に
文句を言ったら
ハンバーグはタルタルステーキが元なのよ
だから、生焼けだって構わないの
と訳の分から ....
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