思い出すのはあの川沿いの桜たちの笑顔です。
ノイズ混じりの優しい歌。
いつかこの温もりを言葉にすることができたらなと思う。
空は透明に凍てついて
硝子を散りばめ蓋をする
僕らの眼はそれを見ている
凍てつき彩られいく様を
そうして
僕らは手を伸ばす
誰かは高い所まで行って
寒くて寒くて凍えるけど
でも誰かの大 ....
すべてを知りたいと
思うところから
なにかが終わりながら
なにかが始まる

夕陽が沈む
半袖にも
長袖にも
橙色を映して
前を歩く人の
トートバッグも
紙袋も
橙色に染めて
 ....
マンガのウンコって
とぐろを巻いているでしょう
あたしにも出来るかなって
毎日お尻でのの字を書いてみるんだけれど
ちっとも出来ないの
あたしのウンコ、ちょっと
硬めだからかな?
ストレー ....
ストーブはスチームを出し水が必要
飲み水を分け与える
まるで何かを育てているようだ

ストーブの火力に
寄りかかった布団がやられた
焼け焦げた端っこ
エネルギーが強く走っている

暖 ....
友といさかい冷えた心で乗った電車
開いたドアからはいりこんだ冬の風が
通り抜けていく

二・三歳の男の子を連れた若い女が
隣にすわり 子を膝に乗せる

子の足がずれて
座席のあかいビロ ....
普通列車

快速でもなく 特急でもない

各駅に何事もなく 線路を走る

普通に生きる

自然に 当たり前に過ぎて行く時間の経過が
何とありがたいことだろう

普通に生きている感 ....
私が生まれ育った街
あなたは知らない

距離的には離れていないけれど
全く違った雰囲気を持つ街
緑が多い街お洒落な街

あなたにも知ってもらいたい
私の好きな場所一緒に歩きたい

 ....
今宵は音のない水槽の中
静寂に沈める鼓動
四方を水で囲まれた国
100まで数えて
泡をふく

あれ
遠雷がきこえる
こんな静かな夜のはずが
地平線の向こうは昼
昼と言っても暗い ....
(この手が壊す為にしかないと言うのなら従うよ,
愛しいおまえの望みを叶える為に.


人が定義した“醜いもの”
それは悪魔だ疫病神だと
まことしやかに吹聴している
血の流れない戦争を繰り ....
1.
流星群のニュースを眺めながら、キッチンテーブルにほおづえをついている人。
窓の外は曇り空。明日は雪の予報。その涙がはやく乾きますように。

映画館のロビーで、美しい少女が
父親といっし ....
いいえおじさん心の
じゃなく
心は闇なんですおばさん
そこに光は射すでしょう
頭蓋骨の中
風さえ入って来るでしょう
明るい気分が領します
色彩がこぼれ温度がながれ
音声がはずみ意味がお ....
ありふれた優越感も
たわいもない世界征服も

全部彼の中だけで
巡っているものだとして

君が今握っている誰かの右手が
ぼくの手であってほしいと願うばかりだ

誰にだって
世界を救 ....
芽吹いたばかりの
彼女の傷を
生まれたばかりの
蛇が舐めている
いつか尾を噛み
不死となるのか
だけどこの利き腕に
円形を描く事はない
かなしき運命の反目だ
飢えつく皮膚に花ひらく
 ....
       冷血漢なしののめに
 よだれを垂らすカーテンを開ける
   おいぼれきったおひとりさま

  「時」がうつつを抜かしていた
  「空」はうつつに拡がっていた
「風」と「光」を ....
ジェイソン・ゴールドウィンの最新作
「夜のとばり」を読んだ
ジェイソン・ゴールドウィンと言えば
ビュリッツァー賞を受賞した
「魔の刻」が有名だが
本作はそれに負けず劣らず
壮大なスケールで ....
あるとき
金色の服を着た
金色の不具である
イッパシの
ヤクザきどりのあいつが言った

自己保身と
私利私欲は大切だ
大事にしろよ
ただし使い方には注意しろ
ヘタをうつと
自滅す ....
冬空のした
光と遊ぶ子供たち
ベンチには杖をついた老婆がひとり咳払い
あどけなさの残る主婦が
砂場の縁で公園デビュー

この場所はもう古い
ブランコは規則正しくきしみ
ジャングルジ ....
誇りを失った鷹は
何処に住めばいい
いや
何処にも住む所はない

だから高く
高く飛べ Fly high
誇りを取り戻せ Fly high
人智を超え
宇宙まで届け Fly high ....
壁をものともせず
しゃべり交わすひびの塹壕の中で
牢屋に閉じて
羽のありかも忘れれば
静か静かと誰の言葉もうつろう影のさんざめき

見つけた見つけたと
小人の声こそやけにでかい
壁 ....
2014.7.28.

事件を漁ってみると 食い散らかしてる自分が見えた
救いたいのは君の命なんかじゃなくて
救われたいのはきっとこんな僕の心さ

もしも孤独の先には死刑台というものがある ....
遠くまで行く途中
だから気にしないで
時に狐の目をすることや
雲の形につまずくことを
大事なことは誰にも聞かない
大事なことは口では言えない
あといくつ黄色い蝶がいれば
韃靼海峡を渡れる ....
すべてのものを等しくするために
雪は降り積もった
道路も畑も建物も樹も
すべて等しく白の諧調に集束する
想像もつかないほど遠くにある白さが
具体化した永遠のようにすべてを覆い
 ....
珈琲の匂いを逃がすように
少しだけ窓を開けた

庭の木立から
ザクザクと音がする

雪を掘って
ドングリを食べてるのよ

起きてきた姉が言う

私たちが戻らなくなったら
ここも ....
今年は喪中の葉書が多いねと
年賀状を印刷しながら姉が言う

時々色を滲ませながら
古いプリンターがウィーンと動いてる

すこし早めのクリスマスケーキを切り分けて
マシュー・マコノヒーの映 ....
凍って開かない窓を
ぬるま湯で拭く

掃除機が編み針を吸い込んだ
冬眠を急ぐ熊のように

予定通りにしないと気の済まない姉たちが
雪の中で車を洗い
居間にツリーを飾りつけてる

 ....
鳶色の花が部屋に
投げ込まれた朝

夜から立ちこめていた
幾層もの霧が晴れ

テーブルに置かれた
皿やコップの上に
日の光が溢れて流れた

音楽はコップに溢れる水の音か
それとも ....
すっかり冷たくなった手に息をふきかける

霜の降りた道路をあるいてゆく

昼間だというのにとても日は低くて

息は白く 凪いだ空へとたち昇る

凍て空を見上げてみる

ひこうき雲を ....
子供の時に母に愛されなかった僕は
赤ちゃんプレイのAVを見る

学生時代に青春を謳歌できなかった僕は
JKモノのAVを借りる

ホワイトカラーの職業に就けない僕は
OLモノのAVを借りる ....
種を蒔け
たくさんの葉や花や
実をつける種を

種を蒔け
君の愛した人に
君を忘れさせないように

種を蒔け
君の生きた証を
残す旅に出た時に

種を蒔け
いつか ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
桜たち水宮うみ1*14/12/20 16:01
碧鈍色の絵空北井戸 あや...114/12/20 14:28
すべてカワグチタケ...3*14/12/20 12:11
期待のJK詩人 道玄坂まゆ「ウンコの形」花形新次014/12/20 10:57
植物的ストーブ這 いずる3*14/12/20 10:15
母の胸イナエ13*14/12/20 10:10
普通佐白光1*14/12/20 9:05
あなたが知らない街夏川ゆう114/12/20 7:27
潜水keigo214/12/20 6:18
ある男に捧げる簡単なピリオド衣 ミコ2*14/12/20 6:05
チョコレートにとって基本的なことカワグチタケ...214/12/20 1:10
アノミーちゃんsalco1114/12/19 23:45
パラディンは箱庭にて、ときたまこ114/12/19 23:40
蛇は夜を伝う北井戸 あや...114/12/19 21:26
しわぶきとなみだ⑧信天翁214/12/19 20:44
ジェイソン・ゴールドウィン「夜のとばり」を読んで花形新次014/12/19 20:32
金言浩一3*14/12/19 13:08
タイムカプセルkeigo1*14/12/19 12:36
Fly high渡辺亘214/12/19 12:33
おしくなればおしいものよ竜門勇気2*14/12/19 11:30
救われたい余韻2*14/12/19 9:21
世界旅行やまうちあつ...114/12/19 7:42
葉leaf314/12/19 7:18
鹿mizuno...314/12/19 5:42
20年前みたいに414/12/19 5:04
_314/12/19 4:31
聖誕祭の朝Loch L...314/12/19 2:10
銀麗高原漣1*14/12/19 1:45
性行為一 二414/12/19 1:42
種を蒔け瑞海13*14/12/19 1:17

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