百貨店の前で
手相を見ているおばちゃんがいる
人の手の皺の数に
虫眼鏡を当てて
その人の人生まで
当ててしまうのだそうだ

いっぺんだけ
占いの店に行ったことがある
女とだ
 ....
タクシーは
熱帯植物園の前で止まって
僕らを降ろす

片方の手で
美香の腰を抱き
もう片方の手で
傘を差す

小走りに肩をすくめ
ロビーへ飛び込むと
横殴りの雨は
彼女 ....
どういう訳かぼくは無人島にいた。目を覚ますと海が目の前に広がっており、蒼空を仰向けに見ていた。体が動かない。足がすっぽりと地面の奥に深く突き刺さり。両腕の先に葉っぱが生い茂り、赤い実もなってい ....

羊が1匹 最初の一匹が囲いの中へと
羊が2匹 友達増えたねよかったね
羊が3匹 仲良く走り回っている
羊が4匹 むしゃむしゃ草を食べている



羊が10匹 風が草原を駆け抜け ....
ドラえもん

おまえにスモールライト借りて

あいつらに照射したい

めっちゃくちゃちいさくしてやって

どんだけ死ぬほど歩いたって30センチの刑

そうしてやりたい


風 ....
僕らはみんな
夜を歩く

昼よりもっと夜を歩く

昼は明るすぎて
みんな無くなってしまう
夜 月明かりがちょうど良い
みんなもよく見える
君の顔はよく見えない
でもそれはそれで良い ....
親父は
50を越えて平サラリーマンで
一回りも若いあんちゃんに
日々ダメ出しされる鬱積を
家族に向けたが
10代引きこもり長男と
20代風俗嬢長女と
金と韓流が生き甲斐のババアに
逆に ....
色んなモノを
溜めている
小瓶にちょっとずつ
溜めている
今日は
朝出したモノを
小匙一杯溜めた
昨日は人差し指に
付いたモノを
溜めた
明日はティッシュに
付いたモノを溜めるつ ....
(言葉の意味を失っても僕たちは生きられるだろうか。)

フォアグラの味を覚えて
肥満鴨の生涯を忘れるみたいに
受け止められない感情を前に
そっと目蓋を閉じる

高級な言葉を奥歯で噛み締め ....
別に

アイデアが湧かなくたって
どうって事無いと思ってた

別に

空っぽになったって
大差ないって思ってた

別に詩を書かないでも生きていけるし書いた所で生きていけるし ....
炊飯ジャーのアラームが鳴る
私は手を洗う
冷蔵庫から卵を取り出し
賞味期限を確認
茶碗のふちとかちあわせ
割れない程度にヒビを入れる
握りつぶしてしまわぬように
卵を割り茶碗の中へ
菜 ....
冬の雨に思い出す

紺とグレーの暗い空

渋滞とテールランプの赤

坂道がストリートを串刺ししている

フィッシュ&チップス食べきれない

島みたいな森みたいなところにある友人宅に ....
風が廻り溜まっていく
この憂の温度を さらいはせずに撫でて

今は 歌えているよ
どこまでも広いこの海が 覆いかぶさる様
風に乗り 奏でる あなたにも聞こえそうな気がして

手を振ってい ....
開かれた扉と
銀の台に置かれた白い破片。

崩れながらも形を残すそれは
熱い熱いと焼かれていった
愛する父の姿であります。

「お父ちゃん、お帰り・・・・。熱かったねえ・・・・。」

 ....
哭き 伝えたい声の 遠く 儚い熱よ
埋める 共に指さした先に君はいなく
絶えず 向かい合い 音もなく燃やす

あの日 対峙した思い出の
触れた この重き傷
流れ 固まり 広がっていく
待 ....
 洋子は旅立った
 蛍光グリーン一色ビシギメ
 聖子ちゃんカット逆風になびかせ
 ラメの瞼で睨みをきかせば
 誰もが慄き道を開ける
 (くそ親父のラジカセくそ重いし)

 ハラジュクにた ....
まつげは濡れたのに眼球は乾いた、ような気がした

何も猫舌だからじゃない
即座に満たしたい、でも満たせない
そういうのって
放課後のグラウンドだとか
ひざの抜けかけたジーンズとか
何 ....
春になれば咲く
桜の花弁はちょうど五枚
最初の言葉で
占う結果は
決まってしまうから
だから
色とりどりの紙を並べて
千になるまで鶴を折って
祈る時は
涙をこぼしながら
私ひと ....
ぽとん・ぽたりと落ち雫


ぽとんと落ちる哀しさに
ぽたりと落つる 涙を思う

思うばかりならば
もう これ以上
流さずとも 済むと言うもの

そう 願いながら

★,。・:: ....
あなたの表情やしぐさがたくさん降り積もりました
あなたの中にも僕の表情やしぐさが
戸惑いや熱や嫌悪などの色を帯び積もっているでしょう
二人にとって互いはいつのまにか人間の重みを超え
楽 ....
       かくしてください
       さみしさが襲います
       昼と夜との狭間から
       からだと毛布のすき間から
       飲み終えたコーヒーカッ ....
またたくまのすれちがいざま

運転席に乗るドライバーよりも
車の助手席に乗せられた
大きなクマのぬいぐるみは
何も話したくない
少し怒っているようで
私は立ち止まって振り返り
走り去る ....
不思議な街に来た

こんにちは と言うと
こんにちは と言う

道を尋ねると
教えてくれる

横断歩道を渡る子供
それを追う母親
車両から覗く舌を出した犬
コンクリートの隙間から ....
しっかし、分からんちんの前では
平和主義なんて、クソの役にも立たねえな
大体さ、アイツら誰から武器買ってんだ?
売って儲けてる奴がいるんだぜ
爆撃するなら先ずそこからだ
武器製造工場に原爆一 ....
今日は少し寒くて
鼻の奥がツーンとした
マフラー大好き
鼻頭まで埋もれるのが好き

夜中に人生初の金縛りにあった
ひどい耳鳴りの後
身体の右半分に
子供みたいなの四つん這いで
 ....
気が付いた頃から、神社や寺で金を投げ捨てる行為をしている

よく意味も解らずに
その行為が一体なんの足しになるのかと
頭の片隅に追いやられた疑問符だけは理解している

その腹をはち切れそう ....
何時からか、大人のご褒美に色白き私の首に、堕ちる視線のやるせなさ

釣れ無き人で無しに、連れなゐと

夜の間に間に、嘆き鶴かな。
天が地を柔和に踏みつけると
アラユル路が神経回路としての機能を失った
メケ 限りない劣情に踊る旗
標識たちは無言で主張するそれは真っ当なことだろう
生きている人にとって生きていると言うことぐら ....
見たか?

見た見た!

聞いたか?

聞いた聞いた!

それで どう思う?

ま ここは
見なっかったこと 
聞かなかったことにして…
雪の瞳に映るのは
軽やかな窓
音もなく降る白い彼方の光


   ひとつの塔に夜明けが訪れた
   沈黙はただ安らぎであるかのように
   いつか鳴る(それは予感めいた)鐘の響きを待って ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
占い師オダ カズヒ...6*15/1/23 2:30
美香抄22*15/1/23 2:13
無人島015/1/23 2:11
itukam...4*15/1/23 1:13
ドラえもん吉岡ペペロ715/1/23 0:19
手のひらをお月様に瑞海4*15/1/23 0:16
血みどろの家族花形新次215/1/22 23:19
少しずつ溜める115/1/22 21:42
行儀のよい命衣 ミコ515/1/22 21:41
苦し紛れ凍月2*15/1/22 21:05
永遠やまうちあつ...4*15/1/22 20:56
シアトルで待っている吉岡ペペロ315/1/22 18:57
黒ヱ115/1/22 18:19
白い破片。梓ゆい215/1/22 17:51
地殻の轍黒ヱ115/1/22 17:27
恵女羅流怒・洋子[group]平瀬たかのり8*15/1/22 14:37
hot oolong teaあ。215/1/22 14:32
明日のことなど衣 ミコ4*15/1/22 11:56
落ち雫藤鈴呼1*15/1/22 10:54
疑問葉leaf115/1/22 5:37
眠りのなかへ石田とわ11*15/1/22 1:27
ぬいぐるみ灰泥軽茶1015/1/22 1:17
不思議な街のあるみあるみ3+*15/1/22 0:21
分からんちん花形新次015/1/21 21:29
きょうのこと瑞海2*15/1/21 21:03
大層な砂利銭北井戸 あや...1*15/1/21 20:52
_ウィメンズデ...015/1/21 20:46
メケただのみきや12*15/1/21 20:27
日光三猿イナエ10*15/1/21 18:50
雪の瞳に映るのは石瀬琳々9*15/1/21 13:42

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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