まよなかに目覚めて
眠れなくなることがある
ピストルでも撃とうと二階へ
ぼんやり階段を昇っていくと
どうしたことかいつまでもたどり着かない
奇妙に思いながらも昇り続けると
いつのまにか階段 ....
【イラスト国】

僕は一枚の絵を大切にしています。
ある星に 木こりの居る絵です。

木こりは木を倒したいのですが、
三つの木があまりに巨木になってしまいました。
三本の木には三つの名前 ....
    

      すべてが寝静まり
      寝返りと寝言の中で
      やかんを磨く
      あしたはどんな一日に 
      なるだろう
      油で汚れ焼けた ....
今朝 部屋にふたりの警官がやってきた
警官は「おまえ、中でクマを匿ってるだろ?
隠すと為にならんぞ!」とぼくを脅した
そして警察手帳になにやらシコシコと書き込んで帰っていった

 ....
牛乳ベースのスープにレチェが入った鍋に 
菜箸でつまんだカモノハシを一切れずつ入れる

黒いショールを纏い
髪をぞんざいにまとめたデニムのパンツに皮のブーツの女が
カモノハシに続いて鍋の ....
          ――A.Y.へ

少年の肥沃な大地に限りなく降り続ける光の種は、少年の自己愛の湖に降り注ぎ、ただ吹き零れていくだけなのだが、あなたは少年たちにそれらの種を芽吹かせ、さら ....
題名で
読みたくなくなるほど
センスの欠片もない
とても恥ずかしい
大陰唇がパンツから
はみ出すぐらい恥ずかしい
でもはみ出して欲しい
題名の方じゃないからな!
大陰唇の方だからな!
 ....
子供たちが描いた表札なのだろうか
家族の顔と名前を
画用紙にお絵描きしたものが
玄関先に貼ってある

少し経つと
描いた絵が変わっていたり
ありがとう
おめでとう
嬉しい言葉を書いて ....
千代の富士という四股名が
横綱千代の山と
横綱北の富士を
合わせたものだって
知っている人は多い
千代の富士はそれぐらい
期待されていたという訳だ

そこで
話題の怪物
逸ノ城だが ....
住宅街で小気味良い音がする
中学生ぐらいの男の子
リフティングに夢中になっている

私も同じぐらいの年頃
ただボールじっと見つめ
ボールが地面につかないように
片足を少し宙にあげて
つ ....
嘘でいいなら
大丈夫だって言ってあげる
嘘じゃないほうがいいなら
そばに居て一緒に泣いてるって言うよ

壁に沢山のエンジンを
チョークで描いて
大きくて美味しそうな
ケーキを食べる ....
江ノ電の後ろに
江ノ島が見える
この坂を登ったところで
空に消えてしまった

もう一度行きたいと
思ったときには
既に目的を失っている

そんなことは嫌だと
あれほど言っていたのに ....
ずっと使っている石油ストーブの上で
やかんがかたかたなっている
この私にもそれがきこえるのは
家の中が静かだから

きっと家族みんな
この音きいてるんだろうな
みんなそれぞれをむいている ....
希望的観測でしか見えない空
その空へと手をかざして見せる
燃え盛る夢の屑が
掌から溢れていく
そのひとつひとつが
生ぬるくてもゆるくても幸せになればいいのに

誰のために涙は流れる
虚 ....
僕さ
左心房がなくて
血が流れなくて
目からダダ漏れなんだ

涙が出るほど
不完全な君は素敵さ
笑う姿より
泣いてる姿が好きだ

赤い涙を絵に描いたのは
流れる涙を飲み干 ....
星星 星 星星 星 星星星


     君僕
花花花花花花花花花花花花花
大きい耳が話を聴いていない あからさまに死んでいく人々の思いが見えたら
平和になると思うけれど、いずれにせよ、
結局は多くの犠牲が必要なんだと愕然とする

あなたは誰にも守れているわけではないのに
平然と外に出 ....
千年先まで眠らせて

化石になったら好きになれるよ
プラスチックとインターネット
雪のむこうにある街の
電信柱とファミリーマート

化石だったら大事にできる
古めかしければ信じていられ ....
イコライザいじりすぎて低音キツイね
って
思いながら気温ひとけたの中をよろよろと

何もないところでころびそうになって
何かほんとうはあったんじゃないかって
何かのせいにしたくなるのやめた ....
黒い羽が
夕刻をはたいた
振り向くことなく
飛び去った


傷は付かなかった
あたたかさは奪われなかった
家に至る
二本の径


選ぶまでもない戸惑いのなか ....
あなたが帰ってくることを
知っていた人がいる
   
昔の言葉で話しかけると
昔の言葉で応えてくれた
   
言葉が変わらないということは
思いが変わらないということだ
なぜなら言葉は ....
雨を迎えると豊かになる

けれど まだ足りないんだ 晴れには導かれやすい単純さは

ただの人間

 私は腹を立てていた些細漣連なる鉛の莫迦波
 深呼吸を施せば澄む問題にもならない
 
 ....
ねむくてだめだ
ほんとにだめだ
めがくっついて
ひらかない

でもたぶん
ねてもだめだ
ねむくてねても
きっとまだねむい
きがするから
おきてるけど
めがくっついて
ひらか ....
ああ、今宵は
下弦の月の舟に乗り
黒い夜空に漕ぎ出そう
眼下に見えるは
{ルビ玩具=おもちゃ}のよう
昼の{ルビ日中=ひなか}の
よしなしごとは
ちっぽけな屋根の下に
まるめて
仕舞 ....
たとえば今日を定休日とする
たとえば雨と雪のあわいで
だれにもならない日と決める

それを
許せる自分になってみる

易しそうで
なぜかとても難しい

イワアノキユトメア

な ....
駅の改札前を
群衆たちは
怖じ気もつかず
黙して
ただひたすら
何者かの奴隷になるために
血道をあげているかのようだった

人々は
それで幸せだった
ぼくも
衝動的に
奴隷にな ....
笑顔が見たいと言われても
上手になんか笑えない

ほらどうだ!
と、手品みたい。

ゆりかごのようなサプライズに
にっこり身を委ねた

ありがとね
 
お布団の中、あと一分、、三分、、、

起きた後の喧騒と引き替えにしたってかまいやしない

冬のまどろみは 快楽だ



 
シャツ一枚を
買ったレジで 今日
包み紙で包んでくれた
静かな 手のことを
思い出している
机の上の 折りたたまれた
シャツの前で私は
その薄手の紙にそっと触れてみた

オークシ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
はしごやまうちあつ...3*15/1/27 14:12
イラスト国るるりら5*15/1/27 9:39
やかんと夜と石田とわ17*15/1/27 2:56
Tシャツオダ カズヒ...3*15/1/27 1:36
マリエロの海5*15/1/27 1:32
卒業葉leaf015/1/27 1:14
題名からしてダサい花形新次015/1/27 0:57
表札灰泥軽茶615/1/27 0:32
大横綱 朝青鵬花形新次015/1/26 23:51
リフティング灰泥軽茶615/1/26 23:35
ぼくはやさしい竜門勇気115/1/26 23:27
下品な表現はいけないザマス花形新次015/1/26 23:24
やかんの中の家朧月315/1/26 22:29
夢屑小日向 ココ0*15/1/26 22:26
欠陥瑞海7*15/1/26 21:15
人に愛北大路京介615/1/26 18:39
大きい耳が話を聴いていない515/1/26 18:35
平和前提な不幸せ中山 マキ515/1/26 17:32
千年おやすみユッカ515/1/26 16:47
崩壊まであとSeia215/1/26 15:04
うた わかれ うた木立 悟315/1/26 15:03
帰郷やまうちあつ...215/1/26 12:31
雨の日の透明な墨汁朝焼彩茜色18*15/1/26 12:18
ねぼけゆうと215/1/26 12:08
下弦の月花咲風太郎615/1/26 10:44
アメトユキノアワイそらの珊瑚14*15/1/26 9:09
弧愁鵜戸口利明015/1/26 8:09
ハンモック鵜飼千代子13*15/1/26 2:01
まどろみ殿上 童21*15/1/26 0:51
ラッピングの日番田 315/1/26 0:48

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